原因判明
「悪いんだが、2人とも、他のも再現を頼む。」
『全回復したからお願いね。』
「ギルマス、人使いが荒いですわよ!行きますわよ、ヒナツ。」
ヒナツと呼ばれたネームドさんが、若干イラついていた。
「その名前で呼ばないでもらえる?」
「ジュピ・・・!」
「PKするけど良い?」
ネームドさん、笑顔だけど殺気が物凄い。
「ダメだ。やるにしても終わってからにしてくれ。シュミレーター起動、次は複数体出すから、頼んだぞ。転送!」
いや、ダメでしょ!?
2人は魔法陣で何処かへと消えた。
「アイツもアホだね。ネームドは名前を弄られる事が大っ嫌いなのに。」
「ミライ、お前が言うな。」
ミライ、会う度にネームドさんをいじり倒してるよね?
「・・・。」
この後、2人の様子を巨大なガラス玉を通して見ていたが、危なげなくモンスターを討伐していた。
その後、私もクロちゃんとポラリスちゃんと共に検証をしていった。
『どうやら、名前が未設定の召喚獣の攻撃で倒した際に召喚石がドロップされると呪われた召喚石になるみたいですね。直ぐに修正かけなきゃ。』
「3人とも協力感謝する。今度、会社として謝礼を支払いたい。」
「召喚石で手を打ちますわよ。」
「私はアバターデーターがほしい。ロクゴウグループのTANBAブランドの着物。」
「解った。ネームド、話は通しておくから、後で店の方へ行ってくれ。レイカ、欲しい召喚石のモンスター名を女神様に伝えてくれ。それで、ナラは何が良い?」
私はイルドさんと女神様にあるお願いした。
「本当にそれで良いのか?」
『え!?現金や現物じゃなくて良いの?』
はい。
「それはシステムに触れて貰う観点からは良いかもな。ただ、会議通さないといけないから保留でいいか?」
ええ。時間かかっても良いです。
『やっと2回分のイベントの調整終わったのに・・・私、また徹夜かな・・・。』
女神様からはため息が漏れていた。




