表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/832

プレイヤー:ネームド

セントの塔


この世界の中心にある塔型のダンジョン。

私は友人の勧めでココにやって来た。


「初めて見る顔だね。」

騎士風の女の子に話しかけられた。

「他のプレイヤーからはネームドと呼ばれている。見た所、初心者のようだけど、どうしてこの塔に?」

友達にこのダンジョンに行ってみなと言われたので。


「もしかして、その友人、象の・・・」

被り物してますね。

「初期設定頼んだりしてない?」

自分で設定しました。

(たいら)土匀(なら)って本名でしょ?」

本名入れるものだと思って・・・。

「それはない。他の人にも言われたと思うけど、本名入れちゃダメだよ?このゲーム名前大切だし。・・・ここで会ったのも何かの縁だし塔の10階層までのマップ情報をあげよう。」

え!良いんですか?ありがとうございます。


マップ情報を受け取り塔の扉を開いて中へ入っていく。







「そこに居るんでしょ?ミライ。」

近くの木の影からミライが出てきた。

「ジュピターにはお見通しか。」

「ジュピター言うな。何で初心者に高難易度ダンジョンに挑ませた?」

「ヒントは30階層のボスドロップアイテム。」

「あれか。私は使えなかったから、あげてもいいんだけど・・・」

「自分で得てこそじゃ無い?」

「それもそうだね。それよりも、初期設定頼んだ私も悪いけど、名前の件、許してないからね?」

ネームドは物凄く怒気を含んだ笑顔でいる。

「いいじゃん、面白いスキルとアイテム貰えたんだから。あ、婆様!また店混んできたの?ヒナツちゃん、また明日学校で。」

「名前違う!」

ミライはログアウトした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ