表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
110/832

契約成立

「何ですのこれは!?」

狐の骨(呪物)と鷹の爪(唐辛子)です。

「呪物と唐辛子じゃ無いですか!?」


鷹のキマイラから貰ったのは唐辛子の方の鷹の爪だったのだ。

クロちゃん曰く『これも鷹の爪っス。』。


そうだ、クロちゃんを呼ばなきゃ。

『もう、時間っスか?イブキさんに通話を繋げるっス。』

「あら?目の前にいるのに通話?」

すみません、オンにして下さい。


『イブキさん、それも鷹の爪っスよ。魔除けには使えるっスよね?』

クロちゃんの声を聞いたイブキさんはキョトンとした。

「ここ、ギルド内ですわよね?召喚はできない筈・・・あー、そう来ましたか。」

どう言う事?

『ご主人とイブキサンの通話に入り込んでる形っス。』

「よく、そんな事、考えつきましたわね。」

『まぁ、ギルド内でもチャットが出来るのは有名っスからね。ご主人を中継にすれば可能かなって。』

「アナタ、何でもありですわね。ええ、このランクの素材なら問題無く魔除けのものとして使えますわよ。呪物は祓えば神聖な物になりますし。ただ、呪物の祓い料は別途貰いますわよ?」

『想定済っスよ。』

「あら、てっきりアナタが祓うと思ってましたけど?」

クロちゃん出来るの?

『出来るっスけど、そこはアタシよりプロの方が確実っスからね。』

「祓い料は初回でオマケで安くしますわ。他にも呪物があれば、ついでに祓いますわよ?」


呪われた召喚石を出そうとしたらクロちゃんが語りかけてきた。

『ご主人、あの召喚石は出さなくていいっス。当初の予定通り象に見せるっス。』

そう。わかった。


「話は纏まりましたわね。」

ギルドの職員さんを呼び契約書を作って貰った。

『契約書はトラブルをうまない為にも大切っス。』

「これで成立ですわね。私のギルドカードの上にギルドカードを出していただけますか?」

こうですか?

イブキさんのギルドカードに自分のギルドカードをかざした。


『カードを合わせるとお金が動くっス。勿論、同意がないと動かないっスよ。残高確認してみるっス。』

イブキさんに支払った分が減っていた。

「出来上がったらメッセージ入れておきますわね。」

そう言ってイブキさんは去っていった。




呪われた召喚石を見せたいんだけど・・・ミライは何処にいるんだろう?

『今は、オフラインっスね。ログインだけした形跡はあるっス。』

ミライがゲームしないなんてお店が忙しいのかな?


ログアウトしてミライの様子を見に行く事にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ