数珠の素材集め4
当作品を書き始めてから100日が経ちました。
コレからも短くても毎日投稿をする予定なので当作品をよろしくお願いします。
天気雨の祠に辿り着いて私とクロちゃんが養蜂熊の背中から降りると熊は既に召喚石に戻っていた。
『逃げ足早いっスね・・・。ご主人、あっちっス。』
クロちゃんが指を差した方に移動すると、先程、私を倒した狐の骨のモンスターが居た。
狐の骨のモンスターは口から炎を吐き出した。
『そういう器官が無いのに何で火を吹いてくるんっスか!?』
え?ゲームだからそういうものじゃ無いの?
『普通は、設定とかあるっスよ?』
骨だけの存在が炎を吐き出した事に関してクロちゃんはツッコミを入れながら様々な属性の魔法を駆使して防いでくれた。
『ドラゴン系の火を吹く為の臓器とか、メカ系の火炎放射器とかっスよ。偶に関係ないのがどちらかを持ってる場合もあるっスけどね。ご主人、今っス!魔法を撃ち込むっス!』
「ステータス・アルティ・フルバースト」
『スキル:輪詠唱発動!ステータス・アルティ・フルバースト』
魔法を放った私に続いてクロちゃんがスキルを使用して同じ魔法を狐の骨に撃ち込んだ。
警告:10秒間全てのステータスが1になります。
流石にクロちゃんのステータス・アルティ・フルバーストなら一撃で倒せてるよね?
『ご主人!逃げるっス!』
クロちゃんが地面に突っ伏しながら叫んだ。
狐の骨は蒼い炎を纏いながら私に向かってきていた。