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ヒトとの契約

王鬼鮭と戯れながら数日間平和に過ごしていた。

レベルも上がりステータスも上昇した。

ここでは面白いようにキングデーモンサーモンが連れてしまうからだ。


ステータス

輪霧燐

レベル25

スキル『契約』『○〆¥$→・*』『空歩』

体力270(20)

力300(50)

防御260(10)

素早さ250

知力250

魔力250

運250


空歩…泳ぐじゃなくて歩くか。

恐る恐る空を歩いてみる。

使い方はそこに足場があるって感じでできた。

階段のときよく足元見ずに落ちかけるみたいなことがなくなるな…なんてことを思った。

よし、今日も釣りするかな。

そう思って木から出るとイケメンがいた。


白く透き通るような肌に短髪の黒髪、赤い瞳。

身長は高く爽やかな好青年って感じだ。

「はじめまして。輪霧燐様ですね?」

「…誰ですか。」

「私は8大魔王が一人、光の魔王ルシファーです。」

「…は?」

「どうか、貴方様の奴隷にしてくださいませんか?」

「は!?」

8大魔王だぞ!?

何で…!?

『光の魔王ルシファーが奴隷になりました あだ名をつけますか?』

『はい/いいえ』

は?

本当に心から奴隷になりたいなんて…

なんでこんな僕に…?

困惑しながら聞いてみる。

「何で…僕なんかに…?」

「ふふ…貴方様のお力になりたいのです。どうか、私をどんな扱いでもよろしいので貴方様のものにしてください。」

「意味が、わからないよ…。」

「あだ名、つけてはくれないのですか?」

「へ?」

目をうるうるとさせて今にでも泣きそうだ…

「ちょ、泣かないで!?え?え、あだ名あだ名…『ルシー』でいいかな?」

「ルシー!良いあだ名です!ありがとうございます」

『光の魔王ルシファーはルシーにあだ名が付きました 特殊進化します』

え、また!?

「おや?」


するとルシーが光に包まれたと思うと…

「これは…!?流石燐様でございます。進化しない種族の魔王を進化させるとは…大変感激でございますぅ!」

光が晴れて見えたルシーは6対の黒いふわふわな羽があり、(前は3対だったそうだ)龍人化していて所々に鱗があり、牙が生えていて、イケメンに拍車がかかり僕なんかが比べ物にならないくらいで、光がほわほわとルシーの周囲を飛んでいる。

名前…というか魔王の名が変わっているらしい。

『光龍の魔王ルシファー』となっている。

「うわ…カッコいい…。」

「お褒めいただき、感謝申し上げます。」

「え、いや、あわわ…。」

そして自分のステータスを確認してみた。


ステータス

輪霧燐

レベル25

スキル『契約』『○〆¥$→・*』『空歩』『光魔法』『空間魔法』『破滅魔法』『念話』

体力500270(500020)

力500300(500050)

防御500260(500010)

素早さ500250 (50000)

知力500250 (500000)

魔力500250 (500000)

運500250 (500000)


全てに500000補正!?

つ、強い…

何でこんな強さの人が僕の奴隷になりたがってんだよ!?

本当に何で…?


「さぁ、ここから移動しましょう。貴方様に相応しい城を用意しておりますゆえ。」

「城!?」

そう言って跪くルシーはとても絵になってて一瞬見惚れてしまった。

その瞬間に景色が変わりオリヴァルト城よりも大きく豪華な城の前にいた。

「へぁ?」

「さぁ、こちらです。この城の名前はアガヴィール城です。」

中はやっぱり豪華で、汚い靴でこんな豪華な絨毯の上を歩いていいのか…と恐る恐る歩いていく。

「今日はお疲れですね。先に今日はお部屋へとご案内させていただきます。明日、他の燐様の奴隷をご紹介させていただきます。」

「ルシー以外の奴隷…?」

「はい。全員8大魔王でございます。」

な、何で!!??

「何で!!??」

「我等は燐様のお力になりたいのです。…ここで御座います。どうぞ、ごゆっくり。なにか必要でしたら念話でお知らせくださいませ。暫くしたら朝食をお持ちいたします。」

「あ、うん。」


部屋に入ると…

「ひ、広……。」

こんな広い部屋なんて見たことがない。

というかこれが一部屋?

大広間とかじゃなくて?

体育館以上に広い部屋何だけど…

キングサイズっていうのかな?大きくてふかふかなベッドに大きく豪華な木のテーブルに豪華でふかふかなクッション付きの椅子が9個。

大きな外がまんべんなく見える窓。

というか窓の隣に扉が2つあり右の方に露天風呂が見える。

左の方はバルコニーだった。

というか庭だった。

沢山の花々が咲き乱れ蝶や鳥が飛び交っていた。

大きなクローゼットや大きな机。

花の形や鳥の形等のランプ。

奥の扉はトイレだった。

床には熊の毛皮みたいなものや絨毯が敷かれ、植木鉢などで飾られていた。


「ここ、本当に僕の部屋なの…?というか…魔王の城なの?」

ベッドに腰掛けながら呆然とした。

コンコン

「ルシーでございます。朝食をお持ちいたしました。」

「あ、うん!」

「失礼します。」

運ばれてきた朝食は豪華な洋風の食事だった。

ドン!と料理が多く並んでいる。

「お、大くない!?」

え、一人分?

ルシーも食べる?

「そうですか?私達はこれくらいは普通に食べますが…。」

しょぼんと哀愁漂い始めた!

「い、えと、食べる!食べるから落ち込まないで!ルシー!」

「そうですか!」

ぱぁーと謎の光が出てくるくらいの喜びよう…

うん。

全部食べなくちゃ!


ナンのような物をつけダレをつけて食べてみる。

「!美味しい!」

なんだコレ!

ちょっとピリッとして甘い!

甘いのはナンだ!

タレがいい感じに辛く甘すぎず辛すぎず美味しい!

野菜サラダだと思うものを食べて見る。

おお!シャキシャキしていてドレッシングが甘いのに酸味がして美味しい!

長いきゅうりみたいな形のオレンジの野菜?がシャキシャキしていて緑のトゲトゲした葉物は柔らかく、赤いナスみたいな柔らかい野菜が旨味が出ていて美味しい!

汁物はシチューみたいな味で甘さと旨味を凝縮した感じ。

魚かな?

ホロホロと舌と思うと口の中で溶けるかのように崩れ旨味にが飛び出す。

ゴロゴロとした具材が美味しい!


あ、ルシーが幸せそうに食べている僕を見てニコニコと笑っている。

くそ、イケメンめぇ!

かっこよすぎだよ!

そして異世界のご飯美味しい!


…ここにはすべての魔王が、いる。

闇の魔王、アウンジャベール。

火の魔王、インファルド。

水の魔王、レヴァイアン。

風の魔王、イブキボルグ。

土の魔王、アーズラー。

雷の魔王、ニングライドズ。

獣の魔王、ヴィズール。

そして、光の魔王、ルシファー…

…なんでこうなっているんだろうな…僕。

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