あとがき
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
この作品は完成するまでに、三度も書き直しをしました。一回目の物語は恩田 元の事件を解決するだけものものでした。二回目は、キャラクターの個性を引き立たせようと、実在する人物をモデルに起用しました。ですが、完結には至りませんでした。
半年ほど放ったらかしにしておいたのですが、プライベートで心境の変化があり、キャラクター数を増やして挑戦し、三度目でやっと完成しました。途中お休みをいただいた時もありましたが、無事に終わらせることができました。
読者様と視聴者様のお陰で、各部門で一位を取ることができました。
週間アニメランキング。
週間ギャグ部門ランキング。
次回作を望むアニメ作品ランキング。
打てば響く――という言葉がありますが、まさしくその通りで、たくさんの人が楽しみにしておられるという現実が、私の執筆活動の燃料となったのは過言でもありません。
身近な方からいただく疑問で、こんなものをよくされました。
次回予告がない――です。
これはアニメ化される時の特殊なスタイルが影響していました。大まかなあらすじは決まっていますが、原稿は当日の昼十二時が締め切りで、その後、アニメの制作会社へデータを送り、声優さんたちにアテレコをしていただき、二十一時に放映という形でした。そのため、前日に放送していても次回予告が作れない状況でした。
崇剛 ラハイアットのモデルは、ピアニストのHikariさんです。彼のCDのジャケットやコンサートツアーのポスターでは、崇剛をイメージした写真が作られ、タイアップしていただけたことが、さらなる人気の秘訣になりました。関係者、彼のファンの方々、感謝したします。
karmaの映画製作がクランクイン間近となっています。実写化される時の配役が今から楽しみで仕方がありません。どのような仕上がりになるのか、期待に胸を膨らませています。
次回作についてですが、ここで密かに発表いたします。
決定しました!
まだ案を練っている最中ですので、いつ、皆さんの前にお目見えするかは未定です。ですが、期待されている方々のためにも、完成を目指して日々邁進してまいります。
それから、私の身の上話になってしまい、恐縮ですが、私は今、地球で生きています。つまり、人間をしております。二つの世界を見ることができる霊感を与えてくださった神様に感謝いたします。
最後となりましたが、読者様、視聴者様、アニメ制作会社の方々へ、ひとつの作品を世に送り出し、このような成功を収められたことを、大変感謝しています。
それでは、皆さんにまたお会いできる日を楽しみにして、執筆活動に勤しみたいと思います。ありがとうございました。
2020年6月4日、木曜日
明智 颯茄