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神様たちの冒険  作者: くずす
6章 Cランク冒険者、来訪者の偽装彼氏になる
101/155

おまけ(6章終了時のキャラクターデータ他)

6章終了時のデータです。

表示形式を少し変えました。それに伴い、主要キャラは全員を掲載しました。

サブキャラは今回重要な役処のキャラのみです。それ以外のキャラは次回以降に紹介します。

【共有資産】はあまり表記することがないので、今回から廃止です。かわりに【トレジャー】という項目を追加しています。

ルドナたちが冒険中に手に入れた珍しいアイテムなどを紹介していきます。




◆◆◆




【主要キャラ】


『ルドナ=エンタヤ』

種族:人間(ヒューマン)→神人

因子:エルフ

クラス:ファイター/エレメンタラー

加護:世界樹の加護/試練の加護

主なスキル:武器熟練(剣)/闘気法/精霊魔法/魔法剣/一時神化/系統神召喚

主な武装:ロングソード(ミスリル製)/ライトアーマー

系統神:サリア/ノア


本作の主人公。年齢は15歳。冒険者ランクはC。

男性としては小柄で女のコに間違われるくらい顔立ちも整っている。

ハーレム物の主人公らしくスケベであるが、分別はあるタイプ。最近は多くなり過ぎた彼女の扱いに密かに悩んでいる模様。

(ヒロインたちの方がハーレムを拡大させる方向にシフトしたのだが、その事に気づいていない)

自身がマナを分け与えた系統神ではないが、精霊魔法でリサやリサが『一時神化』させた精霊たちは普通に召喚できる。



『リサ=ユグルド』

種族:世界樹(ユグドラシル)()樹精霊(ドライアド)

因子:なし

クラス:なし

加護:なし

主なスキル:精霊魔法/一時神化/系統神召喚

主な武装:なし

系統神:サーマ/ネイン/リフス/ヌーモ/ルシウス/エド


ヒロインその1。年齢は15歳という事になっている。

外見は特に特徴がないスタンダードな美少女。

いつもニコニコ笑っている天真爛漫な女のコ。人の世の常識に疎く、天然気味。



『サクヤ=ベロス』

種族:人間(ヒューマン)→神人

因子:サキュバス(覚醒)

クラス:メイジ/アルケミスト

加護:世界樹の加護/試練の加護

主なスキル:元素魔法/サキュバス化/精神干渉(夢)/錬金術/一時神化/系統神召喚

主な武装:マジックワンド/マジックローブ

系統神:マキナ


ヒロインその2。年齢は15歳。冒険者ランクはC。パーティーの参謀役。

モデル体型の美少女(美女)で、何事にも積極的。グイグイと自分から迫っていくタイプ。



『ミント=セウオス』

種族:人間(ヒューマン)→神人

因子:エンジェル(覚醒)

クラス:プリースト/ファイター

加護:世界樹の加護/試練の加護

主なスキル:神聖魔法/天使化/精神干渉(妄想)/武器熟練(棒・杖)/妄想の果て/退魔/一時神化/系統神召喚

主な武装:ホーリーロッド/ホーリーローブ

系統神:ウラハッカ/ミカ/グエル/ウル/ファウ


ヒロインその3。年齢は15歳。冒険者ランクはC。

小柄な美少女。3人のヒロインの中では控えめな方で、真面目な常識人。

その分ストレスをためる事が多く、時折はっちゃける。夢見る乙女で妄想癖がある。



『ノア=オ=デイツ』

種族:人間(ヒューマン)→神人

因子:なし

クラス:ナイト(ファイター)

加護:守護星の加護

主なスキル:武器熟練(槍)/武器熟練(盾)/闘気法/カバーリング/星の盾

主な武装:ショートスピア/フルアーマー/銀の七星盾(魔法の大盾)/魔法のカバン

系統神:なし


ヒロインその4。年齢は19歳。冒険者ランクはC。銀の七星盾のクランマスター。

合法ロリ。明るく爽やかな性格だが、恋愛などの苦手な分野ではとことん弱気。幼児体型にコンプレックスをもっている。

一時神化した際に、盾の神となっており、神としての力は防御が主体。

『星の盾』は愛用する『銀の七星盾』をそのまま自身の力として投影したもの。モードチェンジで運用方法を変化できる。



『サヨ=クリュウ』

種族:人間(ヒューマン)

因子:魔神

クラス:なし(元勇者//ファイター/エレメンタラー)

加護:勇者の加護/魔神の加護

主なスキル:武器熟練(全般)/闘気法/元素魔法/精霊魔法/神聖魔法/魔法剣/魔神化

主な武装:神器フェネクス

系統神:なし


この章のヒロインその1。年齢は17歳。『チキュウ』生まれの来訪者で、元勇者の転生体。『チキュウ』での名前は『久隆小夜』。

金髪碧眼のスタンダードな美少女。ただし、髪や瞳の色は世界を超えた時に変化したもので、元々はもっと日本人らしいものだった。これは言葉や文字と同じで、サヨの中に眠る元勇者の魂がこちらの世界に反応した結果。

本来の性格は、真面目で正義感が強く、頑固で融通が利かない。ただ、作中では精神的にかなり追い詰められている状態だったので、本来の性格はそこまで表に出ていない。加えて、長年ボッチ状態だったため、対人面では少し臆病なところがある。あと、多少夢見がちな面もある。実は男のコっぽいモノが好きで、ロボット物のアニメやゲームは特に好き。変身ヒーロー物も好き。

この章の終了時点ではまだ一時神化を受けていません。勇者の力と魔神の力を持つが、冒険者にはならず、『銀のゆりかご亭』で仕事を続けています。

※今回の最後にちょっとした【余談】があります。



『イエリス』

種族:ハイエンシェント・エレメンタルスライム

因子:なし

クラス:なし

加護:なし

主なスキル:武器熟練(剣)/闘気法/精霊魔法/分裂/高速再生/物理ダメージ軽減/武器作成

主な武装:グレートソード/カタナ


この章のヒロインその2。年齢は1万歳以上。虹色のスライム。

人化時の姿はやや小柄な銀髪の美少女。感情が顔に出ない。

基本がスライムなので、感性が独特。平時は頭を使わないというスタイルが身についているだけで、知能が低いわけではない。

結果として、のんびりした不思議ちゃんに見える。

サヨと同じくこの章の終了時点ではまだ一時神化を受けていない。実は冒険者としての資格も持っていないので、ルドナたちのパーティーにも加わりません。サヨと一緒に『銀のゆりかご亭』で働きながら、『神層世界』でルドナたちを鍛えるという感じに落ち着きます。



【サブヒロイン・ハーレムメンバー】


『サリア』

種族:剣の付喪神→神人

主なスキル:神剣化/能力付与

ルドナの剣に宿った心(付喪神)が『一時神化』で神人となり、剣の神としての力を得た存在。

顔は童顔だがわりとモデル体型。ルドナを頻繁に誘惑するが、からかって楽しんでいる部分も大きい。

剣に関わる能力に特化しており、ルドナの戦闘能力を大幅に引き上げることができる。


『サーマ』

種族:火の中位精霊(サラマンダー)→神人

主なスキル:精霊魔法(火)/属性干渉(火)

ルドナに付き従う精霊の1人。

人化した姿は赤髪ポニテの元気娘。喧嘩っ早いところがある。

『一時神化』し、人の姿を得たことで、恥じらいが生まれたらしく、照れ屋な面を時々見せるようになった。


『ネイン』

種族:水の中位精霊(ウンディーネ)→神人

主なスキル:精霊魔法(水)/属性干渉(水)

ルドナに付き従う精霊の1人。

人化した姿は青髪ロングのロリっ子。大人しい性格で面倒見がよい。ニーズと仲がいい。


『リフス』

種族:風の中位精霊(シルフ)→神人

主なスキル:精霊魔法(風)/属性干渉(風)

ルドナに付き従う精霊の1人。

人化した姿はツーサイドアップの美少女。実は胸は控えめ。明るい自由人。ルドナをからかうのが好きで、サリアと気が合う。


『ヌーモ』

種族:土の中位精霊(ノーム)→神人

主なスキル:精霊魔法(土)/属性干渉(土)

ルドナに付き従う精霊の1人。

人化した姿はサイドテールの巨乳ロリ。控えめな性格だがむっつり。ノアと相性が良い。


『ルシウス』

種族:光の中位精霊(ウィル・オ・ウィスプ)→神人

主なスキル:精霊魔法(光)/属性干渉(光)

ルドナに付き従う精霊の1人。

人化した姿は金髪の美少女。生真面目な軍人気質だが、『一時神化』したことで、陽気さが増し、平時は気を緩めることが多くなった。


『エド』

種族:闇の中位精霊(シェイド)→神人

主なスキル:精霊魔法(闇)/属性干渉(闇)

ルドナに付き従う精霊の1人。

人化した姿はツインテールの美少女。『一時神化』したことで、ヤンデレに覚醒する。ただし、独占を強く望むタイプではない。


『ニーズ』

種族:邪竜→半竜半人(ドラゴニュート)

主なスキル:竜化/ブレス(闇)/空間干渉/邪な夢

リサのマナから生まれた邪竜が転生した姿。半竜半人(ドラゴニュート)とあるが、厳密にはそれに似た存在。

ロリっ子。精神的には多少成長しているが、子供の部分の方がまだまだ勝っている。

料理に目覚め、『銀のゆりかご亭』で見習いコックとして働き始める。

邪な夢はリサのサポートが必要。


『ララ』/『ルル』/『ルナ』/『ルネ』

種族:魔妖花(アルラウネ)

主なスキル:幻覚

『ナイト・ガーデン』に住む魔妖花(アルラウネ)の四姉妹。

ルドナと子供をつくる約束をしている。


『マキナ』

種族:ゴーレム→神人

主なスキル:『アームズパーツ』/『人化システム』

サクヤが作成したゴーレム。中核ユニットである『デビルコア』と複数の『アームズパーツ』で構成されており、パーツを換装することで、目的に合わせた運用が可能。『デビルコア』はサクヤの手で『一時神化』しており、神の力も引き出せる。

『人化システム』と専用の『アームズパーツ』で人の姿をとることも可能。

人化した姿は巨乳の女のコであるが、下地となるボディーしだいで外見を自由に変えられる(予定)。

ちなみに『デビルコア』の中に込められた魂はサクヤが生み出した下級淫魔(レッサー・サキュバス)である。

普段は従順な性格だが、そっち方面ではまた違った顔を見せます。


『ミカ』

種族:天使→神人

主なスキル:武器熟練(剣)/神聖魔法/属性ダメージ無効(火)

ミントが生み出した四大天使の1人。火を司る。赤髪の美少女(美女)。勝気な性格でサーマをライバル視している。

普段は『妄想の果て』の中で暮らしている。


『グエル』

種族:天使→神人

主なスキル:武器熟練(槍)/神聖魔法/属性ダメージ無効(水)

ミントが生み出した四大天使の1人。水を司る。青髪の美女。自由人。見た目が子供なネインを(一方的に)可愛がっている。

普段は『妄想の果て』の中で暮らしている。


『ファウ』

種族:天使→神人

主なスキル:武器熟練(棒・杖)/神聖魔法/属性ダメージ無効(風)

ミントが生み出した四大天使の1人。風を司る。緑髪の美少女(美女)。母性溢れる性格。

普段は『妄想の果て』の中で暮らしている。


『ウル』

種族:天使→神人

主なスキル:武器熟練(盾)/神聖魔法/属性ダメージ無効(土)

ミントが生み出した四大天使の1人。土を司る。黄髪の美少女(美女)。堅実。

普段は『妄想の果て』の中で暮らしている。


『ウラハッカ』

種族:神人(堕天使)

主なスキル:神聖魔法/精神干渉(妄想)/妄想の果て/天使召喚

ミントの妄想から生まれた『夢幻の神』(現在は『妄想の神』と名乗っている)で、ミントの影のような存在。外見はミントとそっくり。

真面目な性格もミントと同じだが、根幹部分で自分の欲望に忠実なので、二面性があるように見える。

『妄想の果て』の管理をミントから任されている。

ミントの生み出した四大天使の『誕生』にも大きく関わっており、ミントと同様に四人を自由に呼び出せる。



【サブキャラ】


『トリーシャ=イウス』

邪神を裏切った邪神。極度のトラブルメーカー。ルドナたちに興味を抱いている。


『カズキ=ユウノ』

『銀の七星盾』のクランメンバー。勇者に選ばれた男のコ。13歳。現在は別パーティーで活動中。リーヴァと交際中。


『リーヴァ=シアン』

『銀の七星盾』のクランメンバー。プレデコークの魔王。13歳。現在は別パーティーで活動中。カズキと交際中。


『メビンス』

『銀の七星盾』のクランメンバー。34歳。現在は別パーティーで活動中。ソーンとコンビで活動する事が多い。

クラン内では最年長で、頼れる兄貴的なポジションになりつつある。ただし、頼ってくる相手の方が実力が上という状況なので、陰でプレッシャーを感じていたりもする。とはいえ、ある程度は割り切っているので、そこまで悩んだりはしていない。


『ソーン』

『銀の七星盾』のクランメンバー。33歳。現在は別パーティーで活動中。メビンスとコンビで活動する事が多い。

メビンスと同じく頼れる兄貴的なポジションになりつつあるが、メビンスのような繊細な気配りとかができないタイプなので、次兄的な立ち位置になる事が多い。



【保有マナ/最大瞬間出力(戦闘時)/主な消費】


ルドナ:234000/250/マナ譲渡で8000ほど消費

リサ:190000/10000(1000)/ネイン(5章)・エド・サーマ・ルシウスの一時神化で40000ほど消費

サクヤ:232000/200/マキナの作成・一時神化で18000ほど消費

ミント:220000/220/四大天使の誕生・一時神化で20000ほど、妄想の果てとウラハッカの再調整に5000ほど消費

ノア:4700/600/ルドナからのマナ譲渡で3200ほど増加

サリア:4600/650/ルドナからのマナ譲渡で3200ほど増加

精霊組:10000/600(300)/消費分はルドナとリサが補填(数値は1人あたりのもの)

マキナ:12000/750/消費分はサクヤが補填

天使組:4500/520/消費分はミントが補填(数値は1人あたりのもの)

ウラハッカ:7000/1200(400)/消費分はミントが補填

サヨ(魔神状態+神器フェネクス補正):1600+800/350+150★/作中で戦っていた時のもの(★神器解放後は×2~)

イエリス:6000/550/作中で戦っていた時のもの


数字はあくまで目安です。


保有マナはそのキャラの持つ全てのマナの量です。

生物がひとつの肉体で保持できるマナの量には限りがあり、それを超えたマナは精神的なエネルギー(魔力なども含む)に変換され、ストックされます。大量のマナを保有する存在の大半が精神生命体であるのはこのためです。

ルドナたちは大量のマナをもっていますが、大半はリサの本体であるユグドラシルの中に保管されています。

(マナはいつでも取り出せるので分けて考える意味は薄いのですが、通常は5千ももっていれば十分となります。数字の根拠はとくにありません。今のルドナがひとつの肉体で保持できるマナの量が250程度なので、とりあえずのストックは20倍もあれば十分かなと……単純にきりが良かったというのもあります)


最大瞬間出力は『どれくらいのマナを一瞬で引き出せるか?』というもので、高ければ高いほどより強力な力を使えます。ただし、単純なエネルギーの量を示したものなので、有効な使い方を出来るかどうかで実際の威力は変化します。あと、時間をかけてマナを引き出した場合などはより強い力を発揮できます。ルドナたちは神としては未熟なので、無駄な消費もまだまだ多いです。

(イエリスがマナを100消費して100の威力を生み出すとすると、ルドナたちは同じ消費で50程度の威力にしかなりません)

ルドナ・サクヤ・ミントに関しては、マリサたちのかけたリミッターもあるので、最大瞬間出力自体が(神としては)そこまで高くありません。

リサは最大瞬間出力が1万と高いですが、これは世界を創造するために大きな力を扱えるというだけで、戦闘などには適しません。戦闘時のMAXは1000がいいところですし、MAXパワーで攻撃すると制御できずに暴走する可能性が高いです。故に、他人に譲渡して戦ってもらうという運用が基本になります。精霊組もそんなリサの特性を受け継いでいる為、戦闘時の最大瞬間出力は低めです。

ウラハッカは『妄想の果て』の制御に常時力を割いている為、戦闘時の最大瞬間出力が低下しています。


ちなみに―――

一般人の保有マナは100前後。Cランクの冒険者で150~200。英雄クラスで500~1000。神クラスは1500が一応のボーダー。ただ、このあたりだと、神の中ではひよっことか下っ端とか言われるレベル。人々から広く信仰されるようなメジャーな神だと1万を超えるのが普通。

最大瞬間出力に関してはバラツキが大きいので一概にはいえないが、一般人が1~5、Cランク冒険者で10~20、英雄クラスで50~100程度。保有するマナの10分の1もあれば優れている方である。

(保有マナが尽きるという事は肉体も精神も完全に消滅するという事なので、10分の1の消費でも確実に命を削っているレベル。ただ、世の中には命を代償にする自爆技や自爆魔法もあるので、そういう場合は数字が跳ね上がる事があります)



【トレジャー】


『神器フェネクス』

所有者:サヨ

かつての勇者が使用していた武器。炎の神獣フェネクスが宿っており、様々な形態に変化する。

ガトリングガンやドリルランスはサヨが『チキュウ』で見ていたロボットアニメを元に作り出した新しい形態である。

だが、この神器の真価は消費マナのリサイクルと自動蘇生による継戦能力の高さにある。


『なりきり魔法少女セット』

所有者:ニーズ

5章で『すまほ』と交換したアイテムのひとつ。ピカピカ光る玩具の杖とヒラヒラの魔法少女のコスプレ衣装のセット。

これはルドナたちの世界で量産されたものなので、オリジナル(異世界の漂流物)ではありません。


『異世界レシピ:チキュウ編』

所有者:ニーズ

5章で『すまほ』と交換したアイテムのひとつ。『チキュウ』の料理をルドナたちの世界の材料で再現したレシピ本。

これもルドナたちの世界で量産されたものなので、オリジナル(異世界の漂流物)ではありません。



【余談】サヨの両親について


 作中では両親から全く愛されていなかったとされる小夜ですが、これは『世界の拒絶』がもたらした悲劇の結果にすぎません。

 両親も最初は生まれてきた小夜を愛そうとしていました。特に母親の方は……。しかし、それでも『愛する事ができない我が子』に苦悩し、半ばノイローゼに近い状態で事故にあい、亡くなっています。

(本文中では邪魔な存在としか見られなかったと書かれていますが、この時の小夜は4歳です。母親が陰で苦しんでいた姿を知らなかったというだけです)

 そして、そんな妻を見てきた父親も、小夜にどう接していいかわからなくなって、距離を置くことになります。仕事や新しい家庭に『逃げた』というのは間違いではないですが、それでも小夜を『自分の子供』として育てることを放棄しなかったのは、父親としての矜持と小夜や亡くなった妻に対する様々な想いがあるからです。

 故に、小夜がいなくなった世界で、父親は後悔を募らせ、罪悪感に苦しむことになります。

(小夜の魂にある異世界の『力』がそもそもの原因なので、それがなくなった以上『世界の拒絶』もなくなります)

 ……で、これをこのままにしておくというのはあまり気分がよろしくない……

 作者的には一応、このあたりの救済エピソードも考えていました。

 だけど、このエピソードは少なくともルドナたちの『世界渡り』後の話になると思うし、正直、それを書く機会があるのか怪しい……という事で、今回の余談となりました。

時間軸を無視して本編に入れても良かったのですが、未来の話なので整合性が取れなくなるのが怖いんですよね。あと、湿っぽい話になりそうだし。それなら番外編みたいな感じで、気が向いたらお話としてあげるって事にしておこうかなと……

 ちなみに、その救済エピソードはというと―――

 数十年後、異母弟の元にサヨから手紙が届く→父親と共に手紙を読む→手紙には急にいなくなった事への謝罪と育ててくれた感謝の言葉、自分が今幸せであるという報告が書かれている→父親が涙して、亡くなった母親の墓に手紙を供える……みたいな流れです。

まあ、実際に番外編としてあげるなら、もう少し肉付けして、湿っぽいだけの話にはならないようにすると思いますが……それもあくまで未定。まずは本編優先で行きたいと思います。―――以上、作者でした。





おまけも終了。


7章投稿は少しお時間を頂きます。

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