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願ったり叶ったり【性転換】  作者: アカイハナ
6/6

学校

「綾瀬くん!今日の放課後さ」

「潤く〜ん!今日もかっこいいね♡」

「綾瀬先輩!これ受け取って貰えませんか…!!」



な、なんだ…この、女子の群れは…!!



――――――――



「学校一のモテ男」と言われた次の日。

まさかここまで…女子に囲まれるとは。。



だが、こんなことがあっていいのだろうか?


男になれたことだけでも嬉しいというのに、

ルックスの良さや、周りからの好意まで手に入れてしまって…。



「潤!」


この声は…?

まさか、僕は彼奴とも(ここ)では仲がいいのか?



「おはよう」


「「「きゃあぁぁ〜〜♡♡♡」」」



…この、今の僕と同じくらい女子に騒がれているのが、



瀬戸(セト) 悠真(ユウマ)



僕が…3年前から、ずっと想い続けてきた相手だ。


僕は、自分の心が男だとしても、恋愛対象は同性の、男だった。

でもそれは、まぁ都合が良かった。


僕達くらいの年齢の女子は、恋愛話が絶えない。

その時に、素直に好きな人として名指し出来るのが楽だった。

いちいち、嘘をつかずにすんだから。


だけど、僕が女だった頃は、瀬戸とはなんの接点もなかった。

席は遠く、委員会も違う。


常に(積極的な)女子に囲まれている瀬戸に近付くなんて、出来るわけもなかった。



だけど、男になった今。今は…


学校の美男子TOP2として、仲の良い親友なのだ。


こんなに幸せが続いては、後が心配になるな。



「ごめんね皆、今日の放課後は潤と2人で出掛けるんだ。な?」

「う、うん」




いや、浮かれている場合でも無いんだ。

ちゃんと、確かめなくては。



今ここでの、周りや瀬戸との関係。僕の在り方を。



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