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ぼくの詩集

孤独

作者: 桜井あんじ

ぼくは さみしい

ぼくは ひどく こどく

でも 一人ぼっちなことが 寂しいんじゃない


それは 

誰がいても 何があっても 埋めること出来ぬ 寂しさだ

決して誰にも 理解されぬ 寂しさだ

生涯消えない 寂しさだ

心が 片輪の 寂しさだ


ぼくはひとり 穢れてしまい

もう二度と 決して あの人達の群に戻れない

もう二度と


穴の空いた身体を引きずり 今日もなんとか生き続ける者の

さみしさを

永久に 欠けてしまったものの

さみしさを

ただの概念でしかなくなってしまった世界に住む

さみしさを


例え愛する人が 傍にいようとも

人も羨む富や名誉を 手に入れようとも

決して決して埋められない

寂しさの 深淵を

ぼくは 覗きこむ

片輪になってしまった 心で

薄ら笑い しながら

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