表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/51

発声

 ライ兄との密会も終わり、その晩から魔法の特訓を始めた。ライトの魔法(灯りを照らす)を2回使ったところで、意識を失った。 2日目は3回、使えた。 1.5倍に増えて行くのかと期待したら、3日目は4回、

4日目は5回だった。 1日1回増えるだけだった。10日目にライ兄と話をして他の魔法を教えてもらう事にした。家族やメイドさんの目を盗んでそう何度も魔法は使えないので、効率のよいもの教えてもらう。

「そうだね~火ならファイャーとか水ならウオーターとか、かな? あ、でも部屋の中で火はあぶないから、水だね♪」

 ウオーターの魔法を試して見る、目の前に水の球体が浮かんでいる。

「おお、できたね~」

(ここから、どうすれば良い?)

 水の球体が、シャボン玉が割れるように割れ、ベットの上を水浸しにした・・・・

「ヴ~~(おい!)」

「あ~ぁ、お漏らししたみたいだね」

(水系は無し!土や風も被害出そうだし)

「あ、回復魔法!ヒールなら問題ないかも?」

 回復魔法、ヒールを教えてもらった。その後、メイドさんが部屋に戻ってきて。

「盛大にやりましたね~(お漏らし)」

 お漏らし、した事にされた。・・・・・・


 魔法の訓練と2足歩行、発声練習を送り返し1年がたったころ、お祖父さん(母方)がやって来た。

 母方の家系は魔法使いの由緒有る家系で、お祖父さんは大魔導師らしい。(ライ兄いわく)

「おお、この子がジークか、ワシがそなたの祖父じゃ」 抱きかかえられ高い高いされる。 

「キャハ アキヤ、キィア」笑顔で赤ん坊らしく、媚びを売る。

(良し、ダメ押しで)

「ジージ、ジージ」両手で顔に触るように手を前に出す。

「おお!判るか!ワシがジージじゃ」デレデレの顔喜んでいる。

(良し、落ちたな。)

 その後、みんな集まって自分の名を呼ばそうとする。

「マーマ」 「パーパ」

「おお!パパだよ~」

「はい♪ママですよ~」

「私達は?」

 姉達が自分の名前を言わそうとする。

「ネーネ」

「私は?」

 一人ずつ聞いてきた

(!!困った見分けがつかない!どうしよう?)

「私は?」

 こまって、周りを見る、でも、みんな目を合わせない!父は、目をそらし、ライ兄はそっぽ向いて口笛を吹く真似をしている。(音出てないぞ)

「アーネー イーネー」同時に呼ぶことにした。

「私がアー姉ね♪」

「私がイー姉ね♪」

「次は僕の番だね♪」期待に満ちた目で見ている。

「ライ兄」

「えぇぇ、違うだろ~さあ、ちゃんと呼んで♪」

(まさか、ココでラインハルト様と呼べと!)

「さあ、早く早く♪」

「ライニー・・・・」ジト目で見る。

「えぇぇ~」

「みんな、呼んでもらえたわね♪」

 母がまとめた所で一段落ついた。

(そう言えば、まだ父と祖父の名前は聞いた事無いな、後メイドさんも、取り合えず後でライ兄にでも聞いとくか。)






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ