転生者達
「異世界にようこそ、転生者くん」
みんなが出て行った後、1人兄の言葉を思い出す。
(異世界?此処は日本ではないのか? てか転生ばれてる?)
部屋の中を改めて見なおす、大きなベット、ふかふかの絨毯、石材で出来た壁、豪華なシャンデリア、
(ん~異世界ポイ?てか、判断出来る物が何も無いな。転生については何でばれた?まだ喋れないのに、バレル要因は?名前選び?ん~ラインハルト・・・ライ兄、何者なんだろ?)
翌日から、姉達が沢山のぬいぐるみと共に遊びに来た。プレゼントと言ってはベビーベットの中に置いて行く。 (代わりの、ぬいぐるみ、が自分か~)しばらく姉達の“おもちゃ”にされながら、ハイハイと隠れて発声練習をする日々が続いた。
しばらくぶりに、ライ兄がプレゼントを持ってやって来た。
「やあ~、キ・・・ジーク!コレは僕からのプレゼントだよ」
(今、キル〇アイスと言おうとしたな#)ジト目で見る。
「アハハハ・・そんなことより、これは僕が作ったんだよ♪」
木で出来た小さな板に、平仮名が書かれた45枚の板。
ジーク(あぁ、確か前世でも同じようなの見たな~でも、赤ん坊には早すぎないか?)
「さあ、これを使っ・!」
行きよいよくドアが開いて、姉達が入ってきた。
「ジーク~遊びに来たよ♪」
「あ、お兄ちゃんも来てたの?」
「あ!アハハハ」
ライ兄の動きが止まってバッの悪そうな笑いをする。
「何々?お兄ちゃんからのプレゼント?」
「何これ?見たこと無い模様?絵?文字?」
「ホントだ、コレ何なの?」
ジト目でライ兄を見る。
「いや~何なんだろね~アハハハハ」
『お』と『い』を掴んでライ兄に見せる。
「??」
『あ』『と』『て』『は』『な』『そ』『う』『か』と床にならべた
「?・・・・・あ! ああ」
誤魔化し笑いをしながらライ兄が部屋を出て行き、姉達のオモチヤにされながら考えた。
(姉達は“ひらがな”を知らなかった。普通に教養が無い訳ではない。この世界では別の文字を使ってる?でも、ライ兄は平仮名をしっていた。おそらくライ兄も転生者だ。)
姉達が部屋を出て行った後しばらくして、ライ兄がもどってきた。
「やぁ、今良いかな?」
手で合図して部屋に招き入れ、両手を広げる。
「何?だっこ?」
「ヴゥ~」床の隅の積み木の方を指差す。ベビーベットからまだ一人で降りられない。
ライ兄に降ろしてもらい、積み木の前に座る。
『な』『ん』『の』『よ』『う』『か』と並べ次の『な』がもう無い事にきずいて、どうしょうか唸っていると。
「機嫌悪い? 怒ってる?」
『い』『や』 『ふ』『ん』『し』『よ』『う』 『つ』『く』『れ』『ぬ』
「いや ふんしよう? つくれぬ?」
伝わって無い事に苛立ちを覚えた。
『て』『ん』『や』『ま』『る』『な』『い』
「てんやまる?・・・てん?点!点や丸!濁点が無いのか」
『こ』『も』『し』『な』『い』
「こもしない?」
唸りながら『し』を2回叩いた。
「し?・・・じ? あぁ!こもじ、小文字が無いのか ちょっと待っててね。」
そう言って、部屋から出て行った ライ兄が息を切らせて戻ってきた。
「濁点と小文字は紙で作るよ♪」
小文字と濁点を受け取り、また文章を 作る
『も』『し』『”』『た』『り』『な』『い』
「えぇぇ? 何が足りないの?」
『な』 『か』『”』『い』『ち』『ま』『い』
「 な が1枚ね」紙で『な』を作ってもらい。
『て』 『も』『い』『ち』『ま』『い』
「 て も1枚だね」紙で『て』も作ってもらい。
『ん』 『か』『”』『に』『ま』『い』
「 ん が2枚だね、てか、何んか、疲れてきたよ」紙で『ん』を2枚作ってもらった。
(まったく、同意見だ )気力を振り絞り文章を作る
『て』『” 』 『な』『ん』『の』 『よ』『う』『か』『な』
『て』『ん』『せ』『い』『し』『ゃ』『く』『ん』
「え~と で なんの ようかな てんせいしゃくん やっと文章になったね。アレ僕も転生者だって、ばれてる?」
『あ』『ぁ』
「でも、これでやっと、お話が出来るね♪」
『た』『”』『か』『”』
「だが?」
『き』『ょ』『う』『は』 『も』『う』 『お』『わ』『り』 『つ』『か』『れ』『た』『。』




