冒険者ギルド
冒険者ギルドを探しながら、 町の中を散策した。王都だけ在って色んなお店が在るが、残念ながら、まだ開店前だった。店やギルドが開くには時間が早すぎるので、もう一回り町の中を散策する。
公園を見つけて中に入って見る、等身大の、父と母の銅像が噴水の上に建っていた。
時間を潰してギルドに向かった。
冒険者ギルドの扉を開ける。 (なんで扉が西部劇風なんだろ?)
中を見渡すと窓口が3つ受付嬢が1人だけ居た。
(他に誰も居ない、他の冒険者が居れば”子供が入ってきた”て絡んでくる、お約束が有るかと思ったが。)
「おはようございます」
「はい、おはようございます。 僕?どうしたのかな?」
「はい、冒険者に成りに来たのですが。」
「え~と、冒険者に成りたいのかな?」
「はい!」
「え~と、まだ子供だよね?」
「・・・・年齢制限が有るのですか?」
「ん~無いと言えば無いけど、お父さんやお母さんの許可はあるのかな?」
「はい。両親の許可は有ります!」(父だけだけど)
「ん~でもな~この、お仕事は、危ないよ、任せる訳にはね~」
「ん? 薬草採取とか子供の冒険者の、こずかい稼ぎ、て聞いてたのですが?」
「ああ、確かに他のギルドでは、そうだね。 だから年齢制限は、無いんだけど。」
「けど?」
「今、王都では、無いのよ、薬草採取。」
「え?」
「薬草や毒消しの材料になる草は、ラインハルト王子が今、王都で栽培していてね、安定供給されているのよ。」
(ライ兄!内政チートか)
「だから、冒険者に成ってもお仕事がね。」
「今、此処に有る冒険者の仕事て?」
「魔物退治しか無いのよ。それ以外だと護衛とか。」
(確かに子供が魔物退治に行けば返り討ちに会うだけだし、護衛は、される方だよな~)
「判りました。」
「そう、判ってくれた。」
「ハイ! では、冒険者の登録を。 お願いします!」
「はい、では・・・・・て判って無いじゃない!」
「いえ、仕事が無いのは判りましたが、折角来たんだから冒険者には、成って置こうかと。」
「ん~~ お金掛かるよ? 銀貨1枚、だいじょうぶ?」
「はい!」
根負けした受付嬢が、しぶしぶ用紙を出してくれた。
「その用紙に名前と必要事項をできるだけ、記入してください。」
「名前とか本名じゃないと駄目なの、嘘とか書いたら?」
「かまいません。が!ギルドに登録したら、すぐに、判ります。偽名で登録されている方もいますし。ただ、ギルドが、その方の本名を言う事は決してありません!」
「出来ました。」
「はい。 て!名前しか、書いてないじゃないですか!しかも、キルヒアイス、て偽名ですよね?」
(なぜ?偽名だと、バレた?)
「それは良いとして、得意武器とかは?」
「子供のうちから、剣や槍が得意とか、まだ決められないでしょ?」
「ん~ま~そうなんだけどね。 住所は?」
「秘密。 旅して回る冒険者は、どうしてるの?」
「確かに、定住してない冒険者は、多いですが。 すぐにバレますよ!」
「それでお願いします」
「では。銀貨1枚になります。」
少し怒らしてしまった 受付嬢に金貨を1枚渡す。
「!! 金貨じゃないですか!価値判ってるんですか? てか、朝っぱらから金貨出さないでください!おつりが大変なんですよ!」
「ごめんなさい。今それしかなくて。」 完全に怒らしてしまった。
「では、待っていてください。おつりを取ってきますから。」
そう言って部屋の奥にはいっていった。 部屋の奥で何かを叩いてる音がする。
「お待たせしました。こちらがおつりの銀貨99枚に成ります。」
少し落ち着いたみたいだ。
「では、ギルドの証の製作をしますね。手を出してください。」
手お差し出すと、指にチクリと針をさされた。
「イタ!」 手をひっこめる。
「あははは、もう痛くしないですから、手を出してください。証を作るのに、血が一滴、要るんです。」
だいぶ機嫌がもどったようだ。




