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ネット社会

 私はネットが嫌いだ。

 みんなだってそうじゃないかな?

 さいきんのSNSってやつ? あれだよあれ!

 既読にしてしまったら、返事をしないと「無視した」と罵られ、仲間はずれにされてしまう。みんなだってただスタンプを押すだけなのに、あれで会話していると言えるのだろうか?

 また、自分がどれだけ馬鹿な事ができるかと無意味な争いを繰り広げ、終いには警察沙汰になってしまう事だってある。たった一枚の写真のせいで警察にお世話になるなんて、本当に馬鹿馬鹿しい。

 あと、出会い系? あれだって納得いかない。

 未成年の性の乱れってやつを助長しているようにしか思えない。実際に、年に何件かは事件として騒がれているだろう?

 どうかな。これだけ言えば、私がネットが嫌いな理由がわかってもらえたと思う。

 何度でも言おう。

 私は、ネットが嫌いだ!

 

 

「よし、できたっと」

 私は出来上がった文章を、ネットに公開した。

 ネットが嫌いだという内容を人々に訴えようとしても、こうやってネットに頼らざるを得ない。

 仮に、私が街中でネットがどれだけ危険かを訴えたって、誰も耳を貸してはくれない。それどころか、まるで危ないものを見るかのような視線を私に投げかけてくるだろう。

 この世の中は、本当に理不尽にできていると思う。

 ネット社会の危険を訴えるために、ネットを利用する。

 矛盾しているようだが、この方法が一番多くの人に訴えを聞いてもらえるのも事実なのだ。

 

 ……だから私は、ネットが嫌いなんだ。 

 

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