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4話

視点が主人公→ラインハルトに変わります。ご注意下さい。

また7歳位まではサクサク成長します。

 四歳になった。魔王城の魔術の本を読みまくって、今や半分程は読んだと思う。歴史書や勇者の特徴なんかの本もあって、それらは流し読みして忘れているモノも多かったりする。

 興味があったり、役に立ちそうな本は自分の部屋に持っていき、魔法を試したり、覚えたり。ミトに質問したり、ラインハルトと気晴らしに打ち合ったり、ヴァネッサを調教したり。

 まぁこの三年間は本当にそれの繰り返しだった。せっかくの異世界ライフ。冒険とかしたいんだが……。しかし私は黒の忌み子なので、外の世界に出るのは非常に拙い。まぁ、ミトラスの監視もあるので、あいつを消さないと話にならないのだが。もし、世界を回ると仮定して、魔術や魔法、補助魔法、回復魔法などなど色々読んで、試していた。魔術は魔法陣を紙に書いて発動するもの、または魔法陣を研究する事の総称。

 そして魔法は詠唱で発動するもの。補助魔法は適性がなくても魔力さえあれば扱えるもの。回復魔法はそのままで、体を回復させるのも。回復魔法には水の適性が必須だった。私はその内の魔術を全く扱う事が出来なかった。どんなに丁寧に魔法陣を形作っても発動する事が出来なかった。その代わりに魔術で扱うものを詠唱に変換して使うことは出来た。ある意味こっちの方が便利かもしれない。

 原理さえ理解出来れば無詠唱も可能なのだから。


 まぁそんなものを色々試しつつ、髪の色や目の色を変える補助魔法を作ってみた。


 で、作ったのが光の反射率を変えて、目に入る色を限定させるものだ。その発想は前世でならったプリズムとか虹の話を知っていたから出てきたもの。

 光の調節で、青にもなったり、赤になったり……。これは外に出るときに必須になってくるので、常時かける事に慣れておかなければならない。


 後必要なのは魔力の隠蔽だ。あんまり大きすぎる魔力圧は人を怯えさせる。また、魔力の放出で、ミトラスやラインハルトに位置がバレる可能性が高くなる。

 魔術によって作られた魔術道具にはないけれど、迷宮で手に入るマジックツールは種類や効果が様々あり、魔力隠蔽効果があるものもあるようだ。それを手に入れる為には迷宮に潜るか、商人から高値で買えば手に入る。しかし、迷宮を見つけ出すのも時間がかかり、潜るのにも魔法を行使したりする。その間に発見されたりしては元も子もない。ついでに、商人から買うお金もない。相当高いと本に書いてあったし。

 という訳でまた補助魔法として開発したのがそのまま魔力隠蔽。内側の魔力を集めて固めるものだ。実際試したことがあり、ラインハルトが部屋に飛んで来ていた。魔力圧が消えて驚いて見に来たらしい。

 ということでそれも難なく成功。そしてそれによって嬉しい出来事は、魔力抜きをしなくても大丈夫になったことだ。


 魔力が流れるのを制する事で、扱いが前よりももっと正確で精密なものになった。後作った補助魔法は自白術(仮)。魔術形式のものが存在したが、私には扱えないので魔法形式に変えたもの。魔法陣だとその陣に入ってもらわなければならず、警戒も生まれるだろうと思って、魔法による形のモノが作りたくなったのだ。そこで発想したのが前世であった言霊。言葉にはそれ自体に力がありうんぬん……。まぁそれで言葉に魔力を乗せて……これは結構練習した……相手に喋りかけたら、成功した。なんというか、試してみたら自白のみならず、命令も出来ることが判明した。ヴァネッサに『真面目に礼儀を教えろ』と命じたら、いつものおフザケがなくなった。

 ただ、目から涙が溢れていて、可哀想になってやめた。どっちみち悪用されるのは非常に拙い魔法を作ってしまった。行使する時は悪人に限るね。悪人に自白させる時なんか超役に立ちそうだ。使うかは分からないが、知ってて損はないだろう。


 それと戦闘とは関係ないが自動洗浄は覚えた。やっぱり異世界には必要だよね。体が汚れたらすぐに拭えるし服の汚れも取る事も可能だ。


 防御膜、魔力隠蔽、色彩変化、自白術(仮)、自動洗浄等など様々なオリジナル魔術を作る事が出来た。これらは旅に出るときに非常に役に立つものだ。世界への旅についてはほとんど心配はなくなるだろう。これで、ミトラスより強くなり、消すことが出来れば上等だ。まだ、ミトラスとは手合わせもしていないので実力が分からないのが恐ろしい。実戦経験も、魔法を使うとなると不安材料が多い。ミトと打ち合いをしたりもしていて、色んな戦い方がある事も知ってきている。

 だから、まだ手を出すことはしない。

 それに、まだ魔法書も全部読み切っていないので、どうせなら読み切ってから出ていきたい。


 現在読んでいるのが、大賢者冒険譚。最初は流し読みしていたんだけれど、読んでいくと非常に面白かった。もともと平民の出の子供が、似つかわぬその魔力量故に苦労し、また成功を収める話だ。

 その本には無詠唱についての記述もあった。


 無詠唱というのは、それぞれの属性の王に気に入られなければすることができない。


 その記述は私に衝撃をもたらす。私は光以外の全属性無詠唱で可能だ。ちなみに、上級魔法なんて詠唱が長いので正直覚えていない。無詠唱で出来るし、楽なのだ。


 ちなみに水属性上級魔法の詠唱がこちら↓

「シャルル・ルーボン・アクウォ・キュア・ヒーラス・エポート・ボウ・トゥ・リーブ・サムワン・アインスト・グローブ・クイック・リビング・アクアストリーム」

 さらに強くしようと思えば「エスクド・エブル・インター・パーリィ・リデクション・カット・キープ・エン・クランジ・コンプレンション」や「マギィ・パワード・リムーブ・サム・エポート」

 などの詠唱が必要になってくる。


 長いので本を閉じて諦めましたよ、ええ。適性が水属性だけとかなら、なんとしてでも覚えただろうが、全属性この長さは正直しんどいんです。他の属性の詠唱と似ている詠唱部分を間違えてもダメだし。難易度が高い。戦いながら詠唱なんて出来る気がしない。絶対途中で噛んだり、止まったりする。

 おそらく、実践でも近接戦闘中なんかだと中級までが有効になるだろう。


 大賢者は、それぞれ精霊王に愛されていたという。上級魔法だってバンバン使えたのだろう。それ故の大賢者様だ。その無詠唱の事実は私にとっては非常にまずいものだ。

 何故かって……街に出て無詠唱バンバン打つと非常に目立つだろう……?しかも私自身精霊王に会ったこともないし、説明出来る自信がない。これは、今からでも中級までは覚えておかないといけないだろう。やばい。暗記あんまり得意じゃないんだよな……。

 最悪、外に行く時は剣で戦ってしまおうか?……なんかその方がいい気がしてきたよ。身体強化すれば十分戦える……はず。……ま、まぁ取り合えずまだ時間はある。四歳で悩んでてもしょうがない。

 私が無詠唱できるのは謎だが、便利なので良い事だろう。


 ……オリジナル魔法に、光以外の全属性無詠唱に身体強化多重可能。四歳でこれって……ちょっと引くわ。



 五歳になった。最近じゃラインハルトとの相手はつまらなくなってきた。

 私が速すぎて対応出来ないらしい。だから、補助魔法の影分身「オーターイーガー」を使って自分とそっくりのモノを作り出し、戦っている。あんまりやると魔王城が崩れるので、大きめの結界を張ってその中で戦っている。


 無詠唱で影が中級の魔法をぶち込んでくる。それを回避しつつ私も中級の魔法を返す。一気に距離を詰めて影が抜刀。ギリギリで避けるが、ヒュオッっと音を立てて風魔法を乗せて来た。それに対応して土魔法で打ち消しつつ、雷魔法で威嚇。雷魔法は近くでいるだけでも感電するため、影は慌てて後方に飛ぶ。今度は私が影に切り込む番だ。後方に飛んだ影を同速度で追いかけて切り込む。

 影も剣で応戦し、キィン!と音を立てる。しばらく打ち合っていたが、私の剣が溶け出す。

 火魔法を使って熱を作り出して溶かしたようだ。ガランと剣が二つに折れて落ちた。影が追い打ちで斬りかかる。私はその動きにニヤリと笑う。

 突然影が動きを止める。いや、私が止めたのだ。補助魔法の固定「バインド」で体の自由を奪ったのだ。固定「バインド」を解くためには込めた魔力と同等の魔力を注ぎ込まなければならない。

 それはそれ、影も私と同様の魔力を持たせている。あっけなく影は固定「バインド」をといて動き出すが、そこでチェックメイト。私は影を囲うように中級魔術を周りに埋め尽くしていた。


「……えーとこれは……なんとも……すごいですね」


 その光景をミトは結界外で呆然と見ていた。戦いも終わり、ミトに向き直る。流石に今日は疲れた。大きな結界を張って、影に半分の魔力を注ぎ込み、自由に戦わせるようにした。

 その上で、身体強化し、防御膜も安全のためにかけて魔法も連発。今は魔力は乏しい。


「良かったですか?ミトさん」

「良いとか、そういう次元ではないですね」


 どういう意味だろう。もしかしてダメだったろうか?影は私の経験を活かして自由攻撃、防御をするが、機転があまり聞かない事が多い。実際に私がやったことがある動きが多く、私も読みやすい。どうしても魔力が同等といっても劣化してしまうのだ。もしかすると、魔力量の比率を変えたほうが良いだろうか。


「そんな不安な顔をしなくて良いんです。強すぎるんですよ。そりゃあもう私達じゃあ太刀打ち出来ないくらい」

「えーと、本当ですか?」

「ええ、結界も大規模で強さもあってしっかりしているのに、その上影分身「オーターイーガー」に多量に魔力を与えて自動攻撃の設定をして自身にも身体強化、さらには魔法も連発。さすが魔王様ですね」

「あ、ありがとうミトさん」


 さすが魔王様は最近のミトの口癖になってきた気がする。色んな魔法を使ってミトさんに見てもらう事が多い。その度に「さすが魔王様」というのだ。嬉しいが、これは本音なのか、世辞なのか判別しづらい。


「これは、世界征服も夢じゃないですね……」


 ミトはキラキラと目を輝かせている。お、おう……。人間の虐殺なんてしないぞ?まぁミトは私の本音なんて知らないだろうけどさ。


「魔王様ぁ!見てくださいこの服!これ着てください!」


 二人でいる所にヴァネッサがやってきた。何やら黒い服を持ってきている。

 ミトは怪訝そうな顔を向けている。


「ヴァネッサさん……あんまり露出の高い服は……」

「ヴァネッサ……魔王様に粗相ばっかりして」


 ヴァネッサはたまにこんな風に服を持ってくる時があるのだ。その服はなんというか……。SMの女王様が使うようなものだったり、ビキニだったり(素材は普通の布だが)、ほとんど紐な時もある。それを無理に私に着させようとしてくるのだ。私としても、私に好意を寄せている者に攻撃なんてしたくない。まぁ、ヴァネッサにはご褒美なのだが、タチが悪いのは、服を勧めてくるときは攻撃を避けやがるのだ。体を触ってくるヴァネッサを怪我をさせないように退けるのは至難の技だ。

 補助魔法の念話「テレパス」でミトを呼びつけて、その度にミトがヴァネッサを叱りつけているのだ。私もこうセクハラを繰り返されるとげんなりしてしまう。ツッコミもおろそかにしてしまうのも仕方ないと思う。

 その服への無駄な熱情を捨てて欲しい。


「ち、違うわ!今日はまともなの!」


 ヴァネッサは慌てて首と手を振って否定する。まとも、って……。いつもはまともじゃないと自覚はあったのか。まぁ確かに現在ヴァネッサが手にしている服は布の量が多い。

 多いってだけでは油断はできないのがヴァネッサの恐ろしい所。以前も布の多いモノで安心して服を着ると、局部だけ透けた素材の布を使っていたのだ。広げて見ただけでは白い布で、体温で透明になる植物の液を染み込ませていたようだった。そんな植物があることにも驚きだが。あれは怒ったよ。


「じゃあちょっと私に見せて」


 ミトが手を出して催促する。ミトもヴァネッサの言葉なんて信用していないらしい。そりゃそうだ。ヴァネッサは大人しくミトに服を渡す。


「……あれ、これは」


 ミトは驚いた顔をしている。また特殊な服なのだろうか。


「魔王様……この服は大丈夫みたいですよ。むしろ、魔王様にピッタリ似合いそうです」

「ええ!!」


 驚愕した。ヴァネッサが持ってくる服をミトが了承するなんて!なにか魔術的なものでミトを操っているのでは!私は疑念に思いつつ服をみる。可愛らしいゴスロリ風の黒いふく。某ドールの水○燈を彷彿とさせるものだった。

しかも、私はこういう服を着たことがないので抵抗を感じてしまう。それに、透明になる布の存在もあるので、ちょっと、いや、かなり緊張してしまう。しかし、ミトとヴァネッサが何故か期待の眼差しで見てくる。


「こういうの、いいですね。魔王様いつもズボンをはいていますし」

「そうよ!社交場ではこういうのを着てダンスしなくちゃいけないわ!着てみてぇ!」


 最近はダンスの講習もヴァネッサから受けていた。いつ使うのかまるで意味がわからないが、取り合えず覚えている。その時もいつもズボンでやっていた。今まで何も言われなかったし、気にしていなかったのだが。

 二人共私にスカートをはいて欲しいようだった。


「女性はスカートと相場が決まっているのです」

「そうなのぉ。男でもないのにズボンばっかりなんだもん!下品よ!」


 確かにミトの方はいつも足首まであるスカートだった。しかし、ヴァネッサに下品と言われるのは我慢がならない。全裸で講師しようとしたヤツのセリフじゃないわ。しかし、対戦なんかではズボンの方が動きやすいんだけどな。

 ああ、しかも最近じゃ髪も伸びてきて邪魔だった。二人が頑なに切ることを止めてきているので、今のところ切ってはいないのだが……。生前は常にショートカットだったから違和感があるわ。


「ああ、ついでにヴァネッサ魔王様の髪を結ってよ」

「ええ!もっちろんよぉ!」


 なんか私が考えている間に話が進められている。だめだ、いつも味方になってくれているミトまで敵になってしまってはどうしようもない。私は諦めることにした。まともな服なんだし……大丈夫。だよね?



……ラインハルト視点……


 魔王様決戦(?)の時から二年ほどになった。魔王様が魔王城に来てから四年ほど。来た当時は一歳ほどだったので魔王様は現在五歳ほどか。魔王様を思い切り切ったが、結局魔王様に傷一つ付けることは出来なかった。あの後殺されると思っていたが、そんな事もなかった。魔王様の心の広さで命拾いした。というか、俺の強さでは殺しても生かしておいてもそれほど気にならない程度なのかもしれない。

 これでも、人間が経営している冒険者ギルドの中ではAランクなんだがな……。


 冒険者ギルドとは、魔物討伐等の依頼を出し、成功報酬を支払う仕組みになっている。冒険者ギルドではS~Fまでランクがある。人それぞれの実力に見合ったランクを付けられる。そのランクと同じか、一つ上のランクの依頼を受けることが出来る。Sが一番難易度が高く、Fが一番簡単で、安い報酬になる。Fだと、ほとんど魔物と戦わず、山菜とか薬草を採ったりするのが基本だ。一つランクが上のモノを受注して成功を収めると、それだけ上のランクにも行きやすい。

 だが、上位の依頼になってくると、上級の魔物が出てきたり、難しくなる。

 そこで一人だと討伐が難しいので、五人組のパーティーを組むことができる。

 俺も、何度も組んだことがある。だが、即時パーティーだとそれほど連携も取れないものばかりだった。正直何回死にかけたか……。気の合うものと出会うまでは苦労させられた。そういえば家族は元気だろうか?

 どのみちミトラスの監視があるので行けないが。


 魔王様は最近本当に強くなった。前から十分に強かったが、今ならミトラスにも勝てるほどだった。ミトラスの事は正直魔王様に殺してもらいたいが、魔王様はミトラスに懐いてしまっている。世界が終焉を迎えるのも近いかもしれない。俺では何もする事が出来ない。

 ただ、見ている事だけ……。


「あ、ラインハルト。どうです?この愛らしい姿」


 歩いていると、魔王様、ミト、ヴァネッサがおり、ヴァネッサが自慢げに話しかけてきた。言っている意味が分からず、首を傾げてしまう。


「もう!魔王様ですわ。見てください」


 そう言われて視線を下に下ろすと。とても可愛らしい少女がそこにいた。黒色の貴族風のドレスを着込み、黒い髪を上に結い上げている。そしてどこか恥ずかしそうに頬を染めていた。……そういえば魔王様は女性だった。男らしい口調にズボンを履いて、力強く剣を振り回し、素早く動き回り、自由自在に魔法を操っていたので、最近ちょっと女性である事を忘れていた。


「……とてもお可愛らしいです。魔王様」

「う、でもこれ動きにくくて」


 褒めると、顔をさらに赤くさせていた。可愛らしくて思わず世界を終わらせる実力を持っている事を忘れそうになる。こうやってしていたら、本当に可愛い人間の女の子だ。普通に人間に育てられ、成長していたらあるいは……。……いや、過ぎた事は仕方がない。


「ヴァネッサが持ってきたんです。珍しい事に」

「これをヴァネッサが?本当に珍しいな」

「もう、そんなに褒めないでくださいまし」


 褒めてないだろう、どう考えても。しかしまともな服をヴァネッサが持ってくるとは意外だった。ミトとヴァネッサは本当に魔王様が大好きだ。魔王様もまた、二人の事を信頼しているようだった。ヴァネッサが魔王様に失礼を働いても、魔王様は嫌がりつつも傷つけたりはしない。魔王様はとても穏やかで優しい子供だ。それは四年も共に過ごし分かってきた。

 しかし、それは私たち身内に対してだからかもしれない。

 人間の事をどう思っているかは分からない。ミトラスの話をずっと聞いているのだ。憎んでいるのかもしれない。それはとても悲しかった。


「この格好で戦えるかな……」


 と、なにやら物騒な事を思案している。魔王様は戦闘狂なのかもしれない。

 毎日のように庭で訓練をしているし、人間とは思えない戦い方をしている。

 しかし、その服は戦闘向きではない。オススメは出来ない。


「あらぁそれだとパンツがみえちゃいますよぉ?まぁ私としては嬉しいですけど」

「あ……そうだアレ使えば出来るかも」


 ヴァネッサの言葉を無視して、魔王様はなにやら思いついたようだった。



 それから、魔王様は戦闘の時にたまにスカートを履いていた。が、不思議な不可視のものに阻まれパンツなどは見えなかった。……何をやったんですか?魔王様。

色彩変化の魔法でスカートの中に暗闇を作り出しています。

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