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詩
【宿運】
昔。共に在った二つの魂
千の時代を越え
鬼皇哭く声に再び引き合い始める
火は右側に木を
左側には水を示していた
木によりて火の能力増大し
水は静かに姿を堕とす
運と命に別れた路は
命が途切れ、一つとなった
今、重き音をたてて鍵は開き
新たな魂を呼び起こす
【鍵】
俺の最期を決めるのも
この戦いの行く末すらも
全ての鍵を握るのは
君一人しかいないのに
魂に触れる俺にさえ
同じ景色を見せてはくれない…
それでも頬を伝うその滴は
俺に鍵を与えてくれるんだ