第1話 転校生が来た
初めて書くので面白くないかも知れませんが大目に見てください。
「学校行くのだるいな。」
岡崎翔大は呟いた。
夏休みが終わり、これから2学期が始まるのだ。夏休みの間は、姉の明里に無理やり部活と塾に行かされて、ゆっくり休めなかったんだ。
しかも、今日は俺の誕生日だぞ。
なんで、誕生日に始業式で校長の長い話を暑苦しい体育館でしかも、立って聞かなきゃいけないんだ。
そう思うと、頭が痛い。たったそれだけかと思うけど、校長の話は俺からすると天罰みたいなもんなんだよ。俺が通う小原中学校では、生徒はもちろん先生まで倒れることもあるから、生徒は全員、天罰と思っている。
この話を唯一止められる教頭先生は本当に神様だと思う。
そう考えていると学校の校舎が見えてきた。
すると、後ろから何かがぶつかってきて、俺は転んでしまった。
「痛!」
後ろから声が聞こえたので振り返って見ると、うちの学校と同じ制服を着た女の子がいた。
「あっ、ごめんなさい。」と言うと走って行った。
俺は2ーA組の教室に入ると早速、町田功太に
「翔大さ、さっき女子を転ばしたんだよな。」
とニヤニヤしながら、言ってきた。
「あのさ、転ばされたのは俺だぞ。」
これは、事実だから別に言ってもいいと思った。
「くそ、この情報はお前が転ばされたのか。」
事実と異なる情報を手に入れたのが悔しいのか、残念そうに席についた。そこに先生と女の子が教室に入ってきた。
「はい、みんな席について。」
毛呂真奈美先生が言った。
「それじゃ、転校生を紹介するわ。」
毛呂先生が言うと女の子が
「向花田市から来ました。山田玲奈と言います。これからよろしくお願いします。」
(あれ、どっかで見たような)
そう思ったが気のせいだと思った。
「席はあそこの空いてる席に座って。」
山田玲奈と名乗る女の子は左後ろの席にすわった。
翔大と玲奈の恋は始まったばかりです。
町田功太と毛呂先生の説明は次回にします。