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少しずつ大きくな〜れ  作者: tsumemoto
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日の丸

 ある日の朝、何かじっとりと濡れているものを感じ、女神様は目を覚ましました。


女神様はハッと驚いて、布団を見てみました。


そこには大きな日の丸が描かれていました。


女神様はクスッと笑いました。


女神様のそばで寝ていた天使の仕業でした。


天使は気持ちよさそうに寝ていました。


「こら〜、起きなさ〜い」


女神様は笑顔で天使を起こしました。


天使は起きて、あたりを見渡した。


すると、天使はあることに気がついた。


それは布団に大きな日の丸が広がっているということだ。


女神様は笑いながら鼻をつまみました。


「あ〜、くちゃ〜い」


天使はとても落ち込んでいました。


女神様はそんな天使を優しく抱きしめ、励ました。


「気にしないで。大丈夫」



 女神様は私を呼びました。


私は後片付けを手伝いました。


「たーちゃん、いっぱいでたね」


「あーたん」


「大丈夫、大丈夫。じゃあ、脱ぎ脱ぎしようか」


私はおむつを脱がしました。


「おっ、たーちゃんも日の丸かいたんだ」


「いのまりゅ?」


「そう、いのまりゅ!ほら、見てごらん!」


私は天使を抱きかかえ、上から絵画を見せました。


「あー、いのまりゅ、いのまりゅ!あーたん、いのまりゅ」


天使は手を叩いたり、私のほっぺたをつねったりして、大喜びでした。


「よかったね、たーちゃん!」


「まぁま、あーたん。いのまりゅ!」


「たーちゃん、上手にかけたね。あーたんより上手だよ。特にこことかきれいな円になってる」


天使はきれいな日の丸を見て、楽しんだ。



 私は天使をお風呂に連れて行きました。


「お風呂できれいきれい」


「アカリが頑張ってくれるおかげですごく助かる」


我が家の天使は私のほっぺたで遊んだり、耳たぶを引っ張ったり、甘噛みしたりして、いろいろなイタズラをします。


私はそんな天使が大好きです。


なぜなら、とても可愛いからです。


さらに、その天使にはもっと可愛い所があります。


それはお風呂に入るとおしっこをしてしまう所です。


「こら〜、ち〜したでしょ〜?」


天使は笑ってごまかしました。


「もう〜」


「ちっち、やった」


そんな天使を見て、私も思わず笑顔になりました。


そして、今日は大の方もしてしまいました。


「あっ、ちっちだけじゃなくて、うんこもでてる!」


てんやわんやで大騒ぎです。


日の丸のように温かくて微笑ましい光景が広がっていました。


その様子を女神様は笑顔で見ていました。


ほんと、二人ともすごく可愛いなぁ。


少しずつ大きくな〜れ。

 



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