西音寺尊(さいおんじたける)とみことの戯言 ~天眼石と羽飾り~
取り急ぎ、『西音寺尊とみことの戯言』の追加作を投稿いたします。
探偵事務所を営んでいる『西音寺 尊』の事務所の隣で弁護士事務所を営んでいるみことが、西音寺の事務所にやってきた。
みこと「やっほー!」
みことが部屋の中に入ると、尊は何やら机の上で手作業をしていた。
みこと「何してるのよ。」
よく見ると、『天眼石』に、天使のような『羽飾り』をつけていた。
みこと「何してんの?あんた。」
尊「あ?」
みこと「いらなくなっちゃったの?それ。」
その『天眼石』は、ずいぶん前に謎の青年から譲り受けたものだった。
尊「ちげーよ。ちょっとこうしておかないとやばそうだからな。」
そういうと尊は、『天眼石』に、白い紙を切ってセロハンテープで貼り付けたらしい、天使の羽のような『羽飾り』を付け終えた。
みこと「…何よ、それ。」
尊「あ?」
そういうと、尊は、何も言わず、みことの方を見た。そしてこう言った。
尊「たまには、推理でもしてみろよ。」
みこと「私、『弁護士』。」
尊「関係あるかよ。…これで、よし。」
みことがそう答えると、西音寺尊は、天使のような形の『羽飾り』を付けた『天眼石』を机の中にしまった。
みこと「ヒントとかないの?」
すると西音寺尊は、少し改まって、こういった。
尊「『天眼石』って言うのは、どうやら、黒と白の『瑪瑙』のことを、そう表現することがあるという話らしい。」
みこと「それで?」
尊「似たような、黒と白でできた『オニキス』という石があるらしいんだが、こっちは、『オニキス』という言葉が『爪』を意味するらしく、材質はどうか知らんが、とりあえず、『オニキス』というと、『爪』のような模様が入った石で、『天眼石』というと、『瑪瑙』らしい。」
みこと「それで?」
尊「『オニキス』はどうやらだな……あれは…『コアラ』だ。」
みこと「………。」
西音寺尊が、そこでしゃべるのを止めたため、みこともしばらく何も言わず聞いていた。
みこと「………。謎は解けたわ。」
尊「だろ?」
みこと「たまにはジュース飲みたい。」
尊「外の自販機。」
みこと「……。」
尊「冷蔵庫にそんなもん常備してねーよ。」
みこと「…私、ここに住んでないからね?」
そう言いながら、みことは、西音寺尊の事務所の外の自販機でジュースを買って戻り、しばらくくつろいで帰っていった。
今後とも、適宜、このシリーズ的な何かは書く機会があるのではないかと思われます。
ご愛読の程、よろしくお願いいたします。
さやそばらすか




