サブレサブタイトルマッチ
4行目から既に矛盾してるお(^ω^)先に予防線張っとくお(^ω^)タイトル「矛盾だらけ」でも良かったお(^ω^)
ハーレムの作り方!
まず、この世からリア充を消し去りましょう。
だってハーレムって、大抵モテない童貞の奴が作ってるじゃん(偏見)
この世に、モテるやつと気がきくイケメンと金持ちと賢い人間がいる限り、俺みたいなやつは一生ハーレムなんてつくれっこない。どんなに不細工でも金さえ持ってりゃ勝ちじゃん。
でも俺は金すらない。
ニートだし。
親に甘えてるし。
童貞だし。
…いや、童貞が悪いっていうわけじゃなくてさ、もちろん童貞は何も悪くない。
悪くないけどなんだかなあ。
人の3大欲求だっけ?性欲って。あれ、違った?
とにかく違くても違わなくてもさ、他のほとんどの人間が経験してきたことを俺が経験できないっていうのはなんだか損した気分。
だからハーレムを作って童貞を捨てたい。
別にハーレムじゃなくてもいいんだけど。
でもさ、可愛い女の子達が俺を巡って争っている様子をはたからニコニコで見るってのも良くない?理想だよ。こんな俺にも美少女、美女だらけのハーレムがつくれるんだったらやってみたいよ。
異世界に行けばそれが簡単にできるらしいよ。
異世界って縛りがすごいんだから。
って誰かが言ってた。
主人公は異世界で最強じゃないとウケないし(偏見)、物語サクサク進まないとウケないし(偏見)、文学的なまだるっこしい文章じゃウケないし(偏見)、そんな縛りでガチガチに固められた世界で、使い古されたサビだらけのレールに乗ってハーレムを築こう。
それが安全道だ。
そんなわけで俺はハーレムを築くことにした。
いきなり異世界にいたりする。
使い古されたレールに乗ってきて、わざわざ使い古された展開をいちいち書くってのも面倒じゃないか。
俺の横にはすげえ可愛い女の子がいて、異世界でレベル998として召喚された俺を頼りに一緒に冒険したいらしい。
その子は相当可愛くて、俺と同じく異世界に召喚されてきた子なのだが、最初のパートナー決めの時、なぜか共に冒険をするパートナーが見つからず、後から異世界に召喚されてきた俺を見つけて頼りにしようと思ったらしい。
これは完全に俺の推測だが、この子はおそらく可愛すぎたのだ。
かわいすぎて、誰も近寄れなかったのだ。
きっとそうなのである。
余り物には福がある、である。正に。
「あの…お名前は、なんて言うんですか」
その子は俺のことを上目遣いで見上げてくる。
「俺?俺は、理亜留 充寺津 さ」
「はい?」
俺が得意げに名乗ったというのに、この可愛い子は、若干引き気味の表情で顔に汗マークをつけながら返答に困惑している。
俺は何か変なことを言っただろうか。
これは俺が小学生の時から考え続けてきたペンネーム、
「りある じゅうじつ」
と読む。
恐ろしく格好いいネーミングだ。
ちなみに俺の本名は、田中太郎である。
「あの…その名前、呼びにくいので、りあるさんと呼んでもいいですか?」
だってさ。
女の子はさっきから何故か、俺も服の袖にしがみついて俺に密着している。
新手のハニートラップというわけでもなく、ただ天然の天然から来た天然な動作らしい。
いやあ、可愛い。
この子がハーレムの筆頭かしら。
そういうことにしよう。
直視しただけで目がくらむような美少女といきなりパートナーになれた。
あ、パートナーつっても、もちろん夫婦関係のことじゃない。
ただ冒険のパートナーってだけだ。
でもこの子はきっと、俺にぞっこんになる。
だってそれが異世界ハーレムだから。
読んでくれてありがとうず
カレーはうまいんじゃ〜^