8話
「なぁ、龍の谷ってさぁ、いつ着くの?」
と俺が聞いても、オーガは、息を切らしていて、話すことができない様子だった。
「兄様の、歩く速度が早すぎて、オーガ様は、全力で走っておりますよ?」
なんと、オーガの速度が遅いのに気付かず、40キロ近くもランニングぐらいの感覚で走ってしまった。
「わたしも、メイドの特性のおかげでギリギリついて行ってるだけです。」
メイドは、チート職だった。
「チートでは、ありません。戦いは向いてないのですよ?上位に近い種になってますけど、本来は奉仕するのが仕事ですから。」
「マジかよ....ってか、俺喋ってないんだけど?」
「兄様は、単純なので分かります。」
「すっすまねぇ、案内役なのに足でまといになってしまって。」
「兄様が悪いので、オーガ様のせいではございません。」
「いや、俺は、悪くねぇぞ?」
「兄様、嘘をついたものには重い罰をというのが兄様の、言葉でしたよね?命が軽い世界なんだからと言いましたよね?命が軽いからこそ、集団行動が大切なのでは?」
「何とも、申し開きのしようもございません。」
「わかれば良いのです。謝る相手がいますよね?」
「すいませんでした。オーガさん。」
「いや、いいですから。そろそろ、昼ご飯にしません?」
「いいねぇ、そうしようか。宜しく!ヘル!」
「かしこまりました。オーガ様は豪華に、兄様は、普通で」
「兄に対する言動が酷い!?」
「冗談ですよ?」
そういいながら、準備を着々と、終わらせ昼ご飯となった。
「美味そうだな。頂きます。」
「はい、どうぞ、召し上がりください。」
「いただく。」
そうして、昼ご飯を食べ休息をとった。




