55話
「すまんな4人とも..デートの邪魔とデートができなくなって。」
「いいぜ?俺は、シルと歩けるだけでいいんだからよ」
「私は..コキュートスが..いても..いなくても..いい」
「えぇ!嘘だと言ってくれ!」
「嘘..だよ?」
「あぁ、もう可愛いなぁ!」
「いちゃついてんじゃねぇ..いや、いちゃついていいぞ?この後から忙しすぎて一緒にいる事しかできないだろうから。それとコキュートス?」
「なんだ?」
「そろそろ、最後の進化出来るか?」
「あぁ、後1レベルだけだな」
「他のは?」
「5だぜ?多くても。」
「これで準創造神級が21になれるか。多いな、加護のおかげか?」
「そうですね..あぁ、それと1つある作戦を開始しても宜しいかと。」
「そうだな..しかし、それをすると俺が組織にかかわれなくなるいいか?」
「はい、大丈夫です。」
「なら、サタンお前はついてこい、ラージャ..ごめんな?育成を任せる。幹部を少なくとも神級に出来れば創造神級にしてくれ。」
「「了解!」」
そうして、ウィーク達は動き出した。
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勇者達
「さて、私が貴方達の修行を行います。」
「「「「はい!」」」」
「ところで一条は?」
「あの子なら..死ぬより苦しんでますよ?」
「なぜ?」
「魔物に変革してますから。」
「どういうこと?」
「実はですね..この世界において人間とは、文化を築く生物です。魔の者が文化力において人間に劣るのは、人間そのものが文化を築く事に特化している為です。」
「ほぅ、それで魔の者が野蛮人に見えるわけか。」
「そして、亜人とは1つの事に特化した種族になります。」
「まぁ、文化は人より少し遅れてるけど1つのことだけなら人は勝てないからな。」
「そして、魔族や魔物は戦闘のみに特化しています。弱ければ数を揃いやすく。しかし、進化をする事により強くなっていく。最初は弱くても、2回の進化で人間を遥かに超え3回目で魔王よりも強くなる。という感じになります。これがこの世界においての心理。うちの戦闘部門が魔物が多いのはこの理由です。勇者は強くなっても神級が限界であり。限界突破は、最初から持っているためレベル限界の今はもうこれ以上は強くなれない状態なんです。」
「だから魔物になるのか?」
「そうです。しかし、体ごと変えるため激痛が酷く者によっては自殺します。」
「マジか!止めに行ってくる!」
「いまは、ダメです。あの人の信念を信じてください。体の変革中に触ると失敗しますから。」
「..俺達は何をすれば..」
「貴方達は、この世界に来る時に邪神から加護を貰っています。」
「「「「「なっ!邪神だと!」」」」」
「そうです..しかし、まだ放置致します。兄様がこの世界の秘密を探りに行きましたので。」
「そうか、けど邪神の加護ならとった方がいいのでは?」
「それすら、まだ判断がつきません。すいません。しかし、今からやってもらうのはそれぞれに適した職に付いてもらいます。」
「いいのか?俺達のステータスは結構高いけど。」
「準神級でしょう?」
「全員そうです。」
「幹部は、皇族級を超えればなれるとありますが。これは、対人間にしてあるんですよね。人間は、努力しても皇族級になれるかどうかですから。皇族級が沢山いるからと言うだけで組織が強く見えます。その為にしてあるんですよ。」
「そうですか。でも準神級の強さはあっても困らないのでは?」
「兄様が..兄様の部隊のみですが..少なくとも準創造神級、兄様は創造神級です。この部隊でどうにもならない時はほんとにどうにもできません。」
「..なら、俺達はもう気を張り続ける必要は..」
「ないです。しかし、強くなりたいのでしたら、変革か限界突破の入手のどちらかをしてもらいますが。」
「いいのか?ほんとに..」
「くどいですね。この組織に入った以上貴方達は家族です。家族を縛り付ける阿呆では、ないですからね。ここでは幹部をお父さんお母さんぐらいに思ってもいいですから。失敗を叱りはしても次に繋げれるように努力さえすれば誰も責めません。では、好きに回って好きなようにしなさい。では、解散。」
「そうか..」
そうして、勇者の一行も自分の人生に向かって動き出した。




