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魔石喰 “死にたくねぇ”俺の始まり  作者: 白豚
ゾルド帝国にて
38/62

38話

「さて、俺が挨拶しないと始まらないんだっけ?」


「兄様がここのトップとなってますからね。それよりも挨拶は何を?」


「あぁ、簡単に敗者に語る資格はねぇと言うだけ。」


「それは、簡単すぎませんか?」


「まぁ、負けるという可能性はあるからな。ここの王が動いたら..流石に勝てねぇよ。ツヴァイは、本来は生産職。だから、純粋な戦闘職の皇族級には、勝てない。」


「ゴン様も生産職に当たりますが?」


「あいつは、例外だ..普通は生産職は限界は英雄級なんだ。ツヴァイは、才能が戦闘にもあった。けど..ゴンは異常だよ..あいつもそれが分かったのは俺達には合流する一月前らしい。何せ、英雄級なのに、まだ余裕があった..そして、皇族級になってさえ余裕があっただから..神族級にまであがった。」


「ん?では、私は?」


「お前は、忘れたのか?」


「何をですか?」


「俺らの親は、族長より強かった。けど、まぁ、雑魚に変わりはないが祖父達の世代では皇族級がいたらしい。」


「そうでしたね。」


「まぁ、親父達は弱かったけど..」


「それより、挨拶に向かって下さい。」


「へいへい、それじゃ行きますよ?」


「おい!いつまで待たせてんだ!」


「ん?ゴンどうした?」


「お前達が来ないから貴族の奴が怒ってんぞ?」


「怒る程度ならどうでもいいだろ?」


「いや、こっちの印象に関わるから..早くしてくれ。」


「兄様、ここからは1人ですね。」


「そいや..こっからは見られる側か..」


「どうした?お前が緊張するのは珍しいな?」


「そうですね..兄様が緊張するところは初めて見ました。ゴブリンの時はよく緊張してましたが。」


「そりゃ、するだろ。動物には勝てても魔物が来たら死ぬしかなかったんだし。知能があれば別だが魔王様の部下でない限りは知能ないしな。そう考えたらゴンは魔王の配下だったのか?」


「親がな。いくぞ?ほんとに遅刻することになるぞ?」


「それは、しのびねぇな。」


「んじゃ、いこうぜ?」


進んでいき、決闘場に向かって行った。


「あぁ、ここか。」


「んじゃ、後でなウィーク。」


「兄様しっかりしてくださいね。」


「おぅ。」


────

ツヴァイ


「あぁ、ほんとに僕が戦うんだ..怖いな..もし負けたらどうしよう..ウィークさんは余裕と言ってたけど..」


ガチャッ

「ツヴァイさんそろそろ行きますよ?」


「ヘルさん?何故ここに?」


「同じ幹部が出るのですから。貴方の地位は私と同じなんですよ?」


「それは、知ってますが。」


「いいから行きましょうか..負けて兄様がどうにかしますので安心してください。」


「はぃ、頑張りまひゅ」


かんだツヴァイは、恥ずかしくなり顔を赤くし両手で顔を隠した。それを見たヘルは


「あぁ、これがショタの可愛さというものですか。まぁ、10歳になったばかりですしね。と言うより見た目は、8歳なんですよね。中性的な見た目なのに女の子のような動作をしてるせいで男の子に見えない。確か、これをおとこの娘と言うとは、兄様が言ってましたね。」


「ん?どうしたんです?ヘルさん?」


ツヴァイが上目でたずねたらヘルは、少し目を開けて、でもすぐに笑顔に戻し


「では、行きましょうか?最初の我が組織の仕事です。」


「はい!がんばりまふ!」


またもや、かみ顔を赤くするのであった。

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