32話
「さてと、まずは、面接かな?俺ら4人で見る。欲しいと思われたらその部所に入ることになる。まずは、自分の名前と入りたい部署を言え。左から」
そうして、面接をして行ったがゴンが1人選んだだけで他は選ばれなかった。
「他は帰ってもよろしいです。」
「ふざけんなよ!魔物風情が!」
「そういう、性格なのは見極めていたので貴方を仲間に引き入れることはしなかったのですよ?」
「へっ、てめぇらが贔屓してそこの亜人を入れたんだろうが!」
「そこまで言うなら、そもそも諦めたらいい。まぁ、5秒待つそれまでに出なければ殺す。その許可は王から取っている。」
「てめぇらに負けるかよ!」
5人ほどが殴りかかって来たが遅い。この程度で喧嘩を売ってくるとは。
(ここの4人は皇族級すら、相手にしないような化け物連中なのにな。)
「死にたいならいいよ?」
そう、ウィークが言うとゴンが腕を振ってその風圧で5人の脳に振動を送り殺した。衝撃は軽く1トンを超えていた。
「この程度かよ。耐えたのは、合格になったやつだけ。耐えきれたら、生きて返すとウィーク達は言っていたのに。おい、合格したやつお前は、今日から俺のとこに入ってもらう。入る部隊は望み通り、庭の整備だ、それじゃ今日はおしめぇだな。」
「なら、解散するか。んじゃ、遊びに行ってくるわ。」
「兄様、付いて行ってもよろしいですか?」
「いいぜ?職場では、上下関係だろうが兄弟だからな?種族が同じじゃなくなったけど。」
「では、行きましょう!」
「ゴンは?」
「俺は、今から新人研修だ。まぁ、楽しんできな。」
「私も、部隊の訓練に向かいます。では。」
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「しかし、屋台の肉は味が素朴で上手いな。これがたまらん。」
「たまに、食べる分にしても美味しいですしね。」
そう話していると、路地裏の方が騒がしい気がしたので。
「ヘル、ちょっと行ってくるわ。」
「了解しました。兄様だけでも大丈夫でしょうし。」
ヘルは、このまま食料の買い出しに向かった。
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「てめぇが俺達のシマでスリを働いたガキか!」
「し、してない!」
「うるせぇ、糞ガキ」
男は、子供に向かい手にしていた棍棒で横殴りした。
「うぐっ..うぅ。」
「子供に容赦なしか。なら、俺もしなくていいか。」
「だ、誰だ!」
「名乗る気は無い。死ね。」
ウィークは、子供を囲んでいた男達の首を一瞬にしてはねた。
「屑の死は誰も悲しまないからな。まぁ、いたらそれもやっていることを知っていて見逃したらそいつも屑だが。こいつらは、んっ?ほぅっ。エンドレ王国のものか。それも、貴族に使えている。あそこは、黒いと聞いていたがここまでとは。なら、最初はそこかもしれんな。」
「あ、ありがとうございます。」
そういい、ぺこりと子供はお礼を言ってきた。
「何処か行く宛はある?ないなら、付いてくるか?」
「行く宛はない。けど、申し訳ないけど付いていくのも嫌。」
「そりゃそうだわ。知らない男に、それも魔物に付いてくるのはな。」
「魔物かは、関係ない。知らないから嫌というだけ。」
「なら、いいや、んじゃなまた、縁があればということで。」
「はい、それじゃ」
後にその子は化けるとはウィークも思っていなかった。




