29話
「ラージャ、経過は?」
帰ってきてから、翌日にウィークはそうラージャに尋ねた。
「ウィーク様、ゴン様は神族級まで至る可能性がございます。」
「あいつは、2回進化してるが..裏技か」
「そうです。あれを実行致します。」
「あいつも、地獄を見るハメになるな。まぁ、許可する。ヘルは?」
「ヘル様は、皇族級止まりとなります。もう、特殊方面になってしまっていますからね。」
「まぁ、いいならその方向に頼む。それと、あいつは?」
「姫様..いまは、うちの戦闘部隊隊長でしたね。皇族級が限界です。これは、私が偏見してではなく。場合によると皇族級も難しいということです。理由は、皇族級とは一人で一騎当千する者達とも言えるわけですから。強さは、皇族級に到達します。しかし、支援が主な戦い方が一番伸びますので、将としては優秀となりますが一戦力としては、皇族級の下位となります。」
「それでいい、少なくとも皇族級となれるのなら、それと、新しい仲間だ。サタンという。こいつには、俺の能力譲渡で魔の狂宴を与えている。俺のところの役割は、サタンを戦場隊長に、そして、ラージャ、お前を俺の部隊の育成隊長にする。強さは、変わらんがな。お前らは幹部と同じ地位とする。サタンは俺が、皇族級にした。俺の部隊の奴らは、準皇族級にしておけ。」
「かしこまりました。それと、部隊の人数は、私達の部隊は増やさない方がよろしいかと。」
「少数精鋭と言ったからな。それに、俺が持ち過ぎると戦闘部隊の面目が立たないからな。そういや、姫様の名前は?」
「フィリア・ヴァル・ゾルドです。」
「フィリアね。ん〜これから、組織を立ち上げたことを王に言いに行く。そして、1年後にそれを、全ての国に伝えてくれ貰う。まぁ、俺達の組織をうざいと思って刺客を送ってきた国をまずは相手する。というより、滅ぼす。まずは、強さを証明する。という筋書きにするがどう思うよ?」
「1年後ですか。ゴン様が神族級になるのがギリギリですがよろしいですか?」
「なら、ゴンが神族級になった時に発表するかね。そう伝えておいて、貰えるか。それと、おまえに2つ目の屋敷を任せるわ。幹部で渡すのはお前だけとする。理由は、単純にお前に道場を開いてもらう。それを、収入の一つとする。子供達とくに、乞食や孤児などは、保護し教育してやれ。その後は、子供達に決めさせろ。」
「かしこまりました。サタン様を除く幹部は、2つ目の屋敷に行くことになりますが?」
「それでいい、まずは力を蓄える。半年後にサタンを連れていけ。英雄級なら、こいつが出せる。俺の部隊全員連れてけ、こっちは、こっちでダンジョンに潜り、素材を売る。それを、売りにして商売を始める。」
「それでは、もうひとつの屋敷に向かいます。それは、何処ですか?」
「王城の近くにある。こことは、王城を挟んで反対側にある。」
「ゴン様が皇族級になりましたら、こちらに送ります。」
「わかった。」
「それでは、失礼致します。」
そうして、ラージャは、部屋から出て、それぞれに伝えに向かった。
(ウィーク様も厳しいお方だ。ジェネラルで皇族級の強さを得てそれから、神族級にするとは、それこそ、先代魔王しか成し遂げていないということを知っていらっしゃるのに。)
それほど、厳しいことをゴンに課したウィークは、書類を作成し、これからについてのことをまとめていた。




