26話
「準備は整いましたか?」
そういい、女騎士は、屋敷に来た。それも、豪華な馬車に乗って。
「俺達は歩いて行けばいいのか?というか、そんな馬車に乗りたくない。」
あまりにも派手すぎて、俺の趣味とは違い乗りたくはなかった。
「それでは、向かいましょうか?」
「俺の話聞いて!?」
「兄様乗ってください。」
「うだうだ言ってないで乗れよ。」
「お前らはあんなの見ても何も思わんのか?」
「龍の谷のが派手なのあったしな。」
「そうだっけ?」
「兄様、竜王の持っている馬車は宝石で出来ていましたからね。」
「そうだったな。」
「ということで行こうぜ?」
「まぁいいや、んじゃ連れて行ってくれるかい。」
「それが、私の仕事ですからね。」
「んじゃ、行ってくるわ」
「行ってらっしゃいませ、旦那様、メイド長。そして、騎士団長殿」
そうしてやっと、3人は馬車に乗り王城に向って行ったという。
王城は、煌びやかで皆の目を奪うのかと思っていたが、あまりにも頑丈そうで威圧感があり、国の頑強さを表しているように思えた。
「これは、戦争仕掛けた側は攻略に苦労するだろうな。」
「兄様、壁の内側を見てください。あれは、金属それも硬さがダイヤモンドクラスでと衝撃吸収するという無茶苦茶だと言われる魔金属です。」
「あれで、魔法陣も描いているわけね。硬すぎて皇族レベルの連中にも、砕けんぞ?」
「まぁ、実力主義だと唄うだけはありますね。このままでも攻め落とすのに、数ヶ月そして、ここの兵は、基本的に準英雄レベルばかりですからね。逆に、皆殺しにされかねない。」
「おっ、着いたみたいだな。門でけぇ。」
「なぁ、ウィーク田舎モン臭いからやめとけ。」
「オッスオッス。」
「兄様、進みますよ?」
「そうだな。」
それから、進んでいくと巨大な階段があり段は百段ほどあり、振り返るととてつもなく高く、上から物を転がすだけで防衛も可能な程であった。そして、それ用に岩なども置いてあるという。がしかし、準英雄以上の強さになると岩を砕けるので、雑兵用となるらしい。この帝国では、三百を超える準英雄級と五十に近い英雄級がいるので、謀反が起こった場合は、たいへんそうと考えたが、それらは大抵がこの国の兵として働いているため少数の英雄級と準英雄級が反乱が起こっても耐えられるのだそう。他の国では英雄級は5人程度しかいない。そして、国王が皇族級という馬鹿げた戦力を誇るので戦争を仕掛けられることも他国から命令されることもないらしい。まず国民の強さも他国の2倍もある。
それから、上がって少し離れた所に重厚そうな扉があった。
「おい、あの部屋の壁と扉頭おかしいだろ。オリハルコンじゃねぇか。皇族級でも砕けねぇはずだぞ?」
「それは正解だ。ただ、皇族級の破壊特化型なら行ける。俺は無理だ。何せ、持久力特化だからな。そして、ステータスも平均的になってるからな。まぁ、俺は、1体多数の戦い向けって感じになるな。味方の中に、火力型がいれば盾になるし、守り特化なら突っ込むし、速さ特化なら、あいての動きの邪魔をするという感じだな。まぁ、持久のサポートといった戦い方にはなる。まぁ、魔の狂宴で悪魔を呼び戦わせて、呼び続けるのも手出しな。」
「ひでぇ、数の暴力。」
「そう言えば、兄様、悪魔族の強さは、どの程度なのですか?」
「ん?あぁ、悪魔族は四階級しかない」
「案外少ないのな。」
「厳密には五階級となるがな。」
「どっちだよ!」
「まぁ、四階級というのは、したから、下級、中級、上級、最上級となっている。」
「皇族級は?」
「そう、実を言うと、皇族級は、悪魔では俺しかいないんだ。だから、階級としては、認められてるのかどうかと言ったところだな。まぁ、全悪魔に命令は出来るがな。」
「それで、五階級が厳密にはという理由でしたか。ところで兄様そろそろ入らねばなりませんよ?」
「話を戻してくれてありがとうございます。ウィーク様よろしいでしょうか?」
「あぁ、いいぜ。」
そう、返事を返したらすぐに女騎士は、ノックしドアを開けた。
すると、ゴンは顔に脂汗を滲ませ、自分の武器のハンマーに手を当て、ヘルは、顔は、涼しげだが、懐に手を入れ、ナイフをすぐ出せるように待機した。俺は、それを起こした王に睨みをいれ。
「おい、そろそろやめろや..俺らを、敵に回してもいいなら、おっぱじめるぞ?」
そういうと、王はさらに威圧を強くした。
「それが、返事か。«魔の狂宴»発動、来い最上級の悪魔共、この国を滅ぼせ。」
「「「この国の民を皆殺しにしても宜しいと。」」」
そうして、悪魔を五十程召喚し命じた。
「許可するが、この国の民のみだ。いけ!」
「ちょっと待てい!戯れただけじゃろうが!」
「俺は、忠告したぞ?もう止めんよ。しかも、お前、俺よりも弱いしな。威圧が10分1でも、俺には、勝てんよ。」
「あれは、50分の1だ、そろそろやめろ。」
「その程度か、ステータスの最高値は1,500,000程度だろ?」
「それがわかってるのなら主には勝てんこともわかっておろうに。」
「俺の最低値は180万、最高値は800万だぞ?」
「それが、本当なら、勝ち目は、この国には、一切ないの。」
「だから、忠告した。例外はない..」
「わかった、ならわしだけにしてくれ!」
「断る。この国では強さこそが正義なのだろ?」
「ぐっ、それに偽りはない。」
「なら、一番強い俺が一番偉い強さも測れんような奴が俺に喧嘩を売ったんだ。それも、王がな..なら、国の決定とも取れるだろ?」
「ぐっ、んん、なら何をしたら許して貰える。」
「例外はないと言ったが?」
「た、民に罪はない!」
「この国を選んでいるんだ。それが罪だ。このようなアホな王を選んだのだから。俺なら、出ていく何者にも縛られん。それほどの覚悟を出せば抜けることはできよう。してないのが悪い。」
「た、頼む。」
「ん〜。どうする?」
「俺は、ウィークに委ねるさ。」
「なら、こうしましょう。」
「お、何かあんのかヘル?」
「えぇ、そうですね。3つ契約を結びましょう。」
「な、なにを結べば良い!?」
「兄様、よろしいですか?」
「いいぜ。」
「では、1つ目は、私達に税金を取らないこと。組織全部ですよ?
そして、2つ目は、私達にこれからの税金の5パーセント程、一月に一度収めること。国の税金ですよ?
最後に、3つ目は、私達に悪を裁く執行権を寄越すこと。」
「それで、良いのか、しかし、税の5パーセント程もとるのは、」
「いや、なのであれば滅ぶことになりますよ?」
「ぐっ、わかった。全てのもう。しかし、悪の裁きは、せめて、証明となるものを出してほしい。」
「そんな、面倒なことをしたくねぇから言ってんだ。」
「み、認めよう。」
「全く父様はこんなことをするから。」
「い、いつ来た?」
「女騎士に扮してこの人達と一緒にいました。」
「なるほど、それでようやく分かった。」
「どうなされました?ウィーク様?」
「何故、姫が来るのかということだよ?強さを読むためか。」
「そうです。私は、父様..もとい、王に話しは致しておりましたよ。そしたら、強さを図りたいなどと仰りそれ求めたのですが..ほんと、なんでこんな馬鹿が王なのか。」
「まぁ、いい気分を害した。帰るぞ?これからは、てめぇが来いよ?」
そういい、帰った。何故、あの王は阿呆なことをしたのか、普通の王ならしないだろうに。
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王側
「やばいのう、マジでやらかした。威圧に耐え切るとは、まぁ、あやつの強さはしれた。あやつ1人で我が国の全戦力それも、国民全て含めてと同じ、わしでも瞬殺、側近の二人は、英雄級と言ったところか、しかも、進化はまだできそうじゃな。そして、服の技術だけでも、我が国より上、そして、壁の細かなヒビすら、見分けておったようじゃ。戦力、化学力、そして、食べ物も売るほどあるという、実際に売っておるらしいしな。組織と言うよりは、国というレベルだな、ほんとに失敗した。ゆっくりでいいから、取り戻さんと、あやつの気分をこれ以上害したらほんとに滅ぶことになる。」
そう独り言を呟き方を落としていたという。
「そこまで、思うなら、しなければ良かったのに。」
さらに、追い打ちをかける姫様だったという。




