19話
「さあ、着いたぜ!どこに作るかは後だ!拠点はな。」
「兄様、その前に帝国に近づいて大丈夫かどうかを確かめるのが先決かと。」
「そうだぜ!オラァ!!」
「あぁ、そ、うぉ!?何すんだクラァ!!」
「てめぇが、俺だけしか乗ってないからって揺らしまくったんだろうが!!」
「んだと、あれで頑張った方なんだぞ!」
「あぁ、それは、すまん。」
「揺らすのを」
「てめぇ、やっぱ許さねぇ!」
「いい加減にしてください!」
「ぐっ、だがよヘルの姉ちゃんよ。」
「違います。兄様、きちんとやったことに対して、謝らない限り、私達の料理を食べることを禁止致します。」
「ぐっ、いや、本当は!」
「本当もクソもありません。1度あなたは、揺らしたと言った。それに対する責任を取りなさい!」
「すいませんでした!」
「おぉ、ウィークが謝ることを覚えた!マジかよ。ヘルの姉ちゃんすげぇなぁ!」
「おちょくってんのか!」
「兄様の自業自得でしょ!」
そういい合い。無駄に時間が過ぎていったという。
「さてと、ここに登録したらいいんだっけ?」
「そうですよ?ここに登録することにより、帝国のランキングにのり、市民権を得れます。まあ、市民権は、拒否できますが。しかし、それを得るためには、試験を合格する必要があります。まぁ、戦闘能力をはかる試験だそうなので合格はできるでしょう。」
そういいながら、歩いているといかにもというスキンヘッドで左目に傷があるごついやつが近づいてきて。
「おい、姉ちゃん?そんな簡単に市民権を得れねぇから試験と呼ばれてんだぜ?受かる確率は、その年のだいたいの1割もいないぐらいなんだぜ?簡単なわけがねぇだろ?」
「あなたは、得ているのかしら?」
「いや、市民権はねぇよ?おれは、今年が始めてだ。」
「ないなら、言わないでください。ある方に言われるのならまぁ、納得はしますが何も無い人に言われるのは腹が立ちますから。」
「それは、すまねぇが、あまりに気を緩めすぎて失敗したら可哀想だから言っただけだよ?」
(なに、このおっさんすげぇいいひとじゃん)
(そだな、ウィーク、フォローしてやれば?)
(そうしようか。)
「なぁ、おっさん?ありがとな俺達を心配いして、注意してくれて、忠告どおり気を引き締めていくな?」
「おう、分かればいいんだ!んじゃ、また、会えればいいな!」
「んじゃな、おっさん!」
そういい、へんなおっさんとの邂逅は終わった。




