13話
「さてと、そろそろ行くか。二階のトレーニング場にな。」
「やっとかよ..てゆうかさ..食事した後にひと運動してんじゃねぇよ。なぜ、喧嘩なんか始めたんだよ..」
「ん?龍の谷は、互角と思ったら殴りかかって、そのまま、双方が満足するか、誰が止めるまでするっていう風習があんだよ。ただし、修行場においては、私闘禁止というのがあるからやっては行けないがな。それと、あくまで強くなるためだから1体1しかしてはいかんしな。」
「まぁ、いいや。んで、ここのリングは?」
「異世界のものが流れてくるんだよ。ここはな、だから、その知識を元に修行場を作成している。これは、ボクシングが元になっている。」
「まぁ、いいけどさ。誰とやんの?」
「教官とに決まっておろう。」
「護衛じゃねぇの?」
「なら、教官ではなく護衛って言うだろ?」
「確かにな。で何すんの?」
「ここでは、肉体と肉体のぶつけ合いだよ。」
「ようは」
「殴り合いだ。」
そういい、教官がリングに上がった。グローブも何もしていないので、素手でやるんだろう。
「なあ、ルールとかあんのか?」
「潰れるまでだ。」
「それは、ルールとは呼ばねぇんじゃ?」
「いいから、始めるぞ!」
そういい、殴りかかって来た。ただ、優しいのか。右の拳を振りかぶって大振りで殴って来たので、こっちは、左拳をそのまま、教官の顔を打った。
音は、ガンと龍の頑丈な体同士が当たったからなのか、金属で殴り鈍い音が出るような音がした。俺がしたのはジャブと呼ばれるボクシングの技だ。早さだけならこれがいい。ただ、ジャブみたいにすぐに引かず。そのまま、伸ばしていた事により、重い一撃に変えた。そして、そのまま、右ストレートを顔に入れて、左上段回し蹴りをして当たった瞬間に意識がとんだ。
後に、教官が血が騒いで、それに逆らわずに殴ったため俺の意識が消し飛んだらしい。
馬鹿じゃねぇの?と思うが、良くあることらしい。




