10話
「さてと、入ったのはいいが、長くね?」
そう、谷の中に入って歩くこと約2時間程掛かっていた。
「あぁ、そういや、龍の谷ってやつは、龍そのものが大きい奴もいるからかなり広く出来てるらしいな。」
「兄様そろそろ、休憩を挟むとよろしいかと。」
「そうだな、ん?何あれ?龍?」
そういい、さらに歩くこと2時間それは、近いように見えていたのだが、あまりにも巨大なため、近くにあるように見えていただけであった。因みに、時速10キロ程で移動していたので、20キロ離れたところでもはっきりと見える大きさということである。
「何者だ?そなたたちは?」
それが、初めて遭遇する。“真の龍”であった。
「あぁ、済まない。やはり近くにくるとあまりにも大きいから戸惑ってしまった。」
「そんなことは良い。そなたたちが何者かと聞いておる。」
「俺は、ウィーク・パーソン」
「私は、ヘル・パーソン。こちらのウィークのメイドを務めております。」
「お、俺は、オーガ族のゴンだ。」
「俺達も、おまえの名前聞いてなかったわ。」
「言ってないからな。」
そして、その間に、龍は何かを考えていたらしく。そして、口を開いた。
「よろしい、では、来た理由を聞こう。」
「俺は、強くなりたいから。」
「私は、自由になりましたので、兄に仕えるため。」
「俺は、ふたりの案内人だ。」
「よかろう、ウィーク、お前は、今日から教官を付ける。ヘル、お前には、ここのメイド職で、1番の家事の腕前のやつと奉仕の腕前、そして、戦闘の腕前の3人を付けよう。ゴン、そなたにも、戦闘職用の教官を付けよう。」
「すまねぇ、俺は、戦闘職じゃなくて、大工なんだ。」
「よろしい、なら、大工と戦闘職の教官を付ける。戦闘職を付ける理由は、大工の必要技巧の力を上げるためだ。」
「分かった。それで行く。」
そうして、俺たちに、それぞれ教官が着くことになった。
「ところでゴン、これからも一緒に来るのか?」
「あぁ、お前がいいと言うならついて行きたい。」
こうして、旅の同行者が増えた。




