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1話
ある日、ひとつの命がひっそりと亡くなった。が、やはり世界はそんなことに構わず進む。
ひとつの命の名を知るものは、その世界には少なくその世界にて縛るものがなくなり世界から外れ異なる世界へと迷い込んだ。
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(あー、ここどこだよ?)
そこは、真っ暗で何も見えない空間であり、ただ、光の筋らしきものがあるだけの空間であった。その光は、ロウソクのような灯りでありそこまで、眩しいという印象はなかった。もうすぐ出れそうと思っていたら、外からギャハギャハという、耳障りな音でしかし、何故か安心感を覚えてしまうことに違和感を感じていたら締め付けて後から押される感覚が生じて逃げるように前に進むにつれ光は明るくなり、外に出た。
そこで見た景色は、ぼやけていて、視点が合わなかったが緑のそして小柄である、生物が周りに沢山いた。後に知ることになるがそれは、自分の部族であり、仲間にもなる。“ゴブリン”という種族であった。