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さよなら異世界 〜精霊の鍵〜  作者: オムラムライス
65/66

スロウススタート

シズクを救出し、いよいよ本題の

契約石回収に踏み込もうとした。




だが____




「どうやって取り出したもん

かなぁ。」




トンペーは巨体とはいえ、人1人が入るにはギリギリだ。


現にシズクも食べられはしたものの、喉の手前辺りで引っ掛かっていた。




「この大きな身体のどの辺に

契約石があるのかも検討つかな

いし、かといって直接体内に

入るのは……勇気要るな。」




「なによ隊長情けないわね。

男なら汚れ仕事は進んでやって

ちょうだい。」




「じゃあ既にトンペーの涎で

ベッチョベチョのお前に任せる

わ。もう汚れてるんだから2回

も3回も変わらないよな?」




「隊長ったら何でそういう事を

言うの? こういう時はそっと

ハンカチを差し出して私の好感

度を上げるチャンスなのよ?

フラグを見逃しちゃダメじゃ

ない。」




「バットエンドしか分岐点がない

女はちょっと…。」





「キミ達2人は何の話をしてる

んだ。ここは僕がやるから

下がってなよ。」





カヤはそう言うと

地面に手を置き___




「『ビルド・クエイク』」





その魔法を唱えると同時に

地面が小さく盛り上がった。




すると土くれでできた___




「カヤだっ! ちっこいカヤが

出てきた!! 」



「可愛い! 私こういうミニマム系

女の子 一度でいいから弄んで

みたかったの!」




「こらっ! キミらのオモチャに

するために出したんじゃないん

だぞ、 ポケットにネコババする

んじゃない!」





カヤがパチンと指を鳴らすと

ミニカヤ達が急に動きだした。



そしてカヤは自分の契約石を

取り出し___




「いいかい? これと似たような石

がこの生き物の中にあるから

採ってくるんだ。極力傷つけな

いようにね? よしっ、行って

おいで。」




Goサインを出されたミニカヤ達は

一斉にトンペーの口から体内に

入り込む。




しばらくして___





「おっ、出てきたぞ。」




一匹のミニカヤが青色の宝石を

抱え、トンペーの口から現れた。



シズクは それを愛おしそうに

顔に近づける。




「ああ……、私のアクアマリン…。

700年ぶりね。少し魔力が

減っているけれど、輝きは昔の

まま…………臭い!! えっ!?

何これ、とんでもなく臭いわ!



そりゃトンペーの腹ん中で熟成発酵され続けてきた年代物だからなあ。700年モノですよ、ワインですら蒸発するわ。



シズクはひとしきり悶えると

俺に向かって もじもじとしながら

契約石を差し出し_



「た、隊長……、その、こんな私

だけど…これからよろしくね?」



「お、おい…待て、仲間になって

くれるのは嬉しいけど…ちょっと

その前に身体洗ってこようか?

今お前、ヘドロナマコと同じく

らい臭いから…なっ?」



すると何故かシズクはジリジリと

近づいて来て_



「隊長、こんな私だけどこれから

よろしくねっ!! ねっ!?」



「抱きついて来ようとすんじゃ

ねえよっ!? ちょっ、来んな!

来んなっつってんだろ!!

海に還れこのバ_ア“ア“ア“ア“ア“

ア“ア“ア“ア“ア“アッ!!!」



「よろしくねええぇぇっー!!」




こうしてようやく三人目の精霊を

仲間にした__が、今すぐリリースして風呂に入りたい。



___


_____


________



その後、無事元の姿に戻ったトンペーをシズクの精製した回復薬で

治療し、海に帰した。



「さて…と、んじゃあシズクも仲間

になった事だし、早速次の街に

向かうか?」



「それなんだけどね隊長、悪いん

だけど 明日まで待ってもらえな

いかしら? 色々と準備とかやり

残した事があって…。」



まあ確かに精霊側からしたら急な話だもんな。



「ああ、全然いいよ。

まあそんな急ぐ旅でも無いし

なんなら準備終わるまで何泊か

しても__」



「大丈夫よ、一晩あれば充分だか

ら。明日になったら隊長達の宿

までメイと出向くから、それま

で待っててちょうだい。」



「まあ、そう言うなら……。」




俺達はシズク達と別れ、宿屋へと

向かった__



__


____


______



「あの…、シズク様?」


「なあにメイ?」


「いやあの、ウチら別に準備とか

無くないッスか?所持品とか

たいして持ってないし…。」



「…………メイ、私達が初めて会った

のって何年前だったかしら?」



「8…年くらいッスかね…。

ウチ未だにあの時を超える恐怖

に……いや、今日更新されたッス

ね……。」



「そう、もうそんなに経つのね…。

昔と違ってこの港も随分と変わ

ったわ。でももう…お別れなの

ね。」



「そっか……、愛着あるッスよね。

一晩置いたのは、思い出と感傷

に浸りたかったから……分かるッ

スよシズク様…。」



「私、この町が好きよメイ。

貴女と会えたこの町が、ここで

食べてきた沢山の女の子達が」



「はい。…………はい?」



「という訳で、思い残す事が無い

様に今からこの町に住む女の子

を幼女から老婆までフルコース

で頂きます。」



「あっ、そうッスか。じゃあウチ

おにーさん達と合流して一晩過

ごすんで ごゆっくり__」



「メイ。」



「あの……何で肩掴むんスか……?」



「前菜よろしくメイ。」



「ちょっと何言ってるか

分かんな____」



__


____


_______



翌日。



朝飯を終えた俺はシズクが来る

まで暇潰しに作ったカードゲームをシルフィーと興じていた。





「アタシのターン!「腐れゴミニ

ート」 を召喚! 特殊能力「死ん

だ魚の目」の効果により♀タイ

プモンスターは攻撃力が駄々下

がる!」




「俺のターン、伏せカードオープ

ン。「痴漢冤罪」と「逃れられ

ないカルマ」発動。眼力系能力

を持つモンスターを問答無用で

ブタ箱行きにする。」




「ああっ! アタシの主力カードが

っ!? どうしよう…このままじゃ

負けちゃう…ど、ドロー! 来た

来た…! 来たわ……!!

フフッ、悪いわねソラ、アタシ

の勝ちよ!手札から「ご都合主

義展開」発動っ!場に伏せてた

「怪しい懐中時計」と手札の

「飲み屋帰りのおじさん」

を生け贄に「時間停止おじさん」

を特殊召喚! 二日酔いにより

このターンは攻撃できないけど…

次のターンで決めるわっ!!」




「俺のターン、魔法カード

「アクシデンツッ!」発動。

「怪しい懐中時計」は動かなくな

り、おじさんを時の牢獄に閉じ

込める。 さらに手札から

「ブラチラマジカルガール」

召喚。そして伏せカードオープ

ン。「プチ同窓会」発動により

「パイスラレイダー」「非合法ロ

リ」を召喚し総攻撃、俺の勝

ち。」




「うわああああーっ!!

また負けたぁーっ!」




ちなみにこれで5戦5勝である。



「クソゲーよクソゲー!!

アンタばっかり勝ってるから

こんなのクソゲーだわ!」



「あん!? お前が暇だっつうから

俺の居た世界の大人気カード

ゲームを著作権に触れないよう

アレンジして作ってやったのに

なんだその言い草は!!」



「だってちっとも勝てないんだも

んっ!アンタ自分にばっかり

有利なカード作ってんでしょ!

じゃなきゃアタシが頑張って

組んだ「犯罪者予備軍デッキ」

がこんなに負ける訳無いもの

卑怯者!!」



「お前それペガ◯ス並みにチート

カード盛り込みまくったデッキ

だぞ!むしろなんでそれ使って

連敗してんだよポンコツデュエ

リスト!!」



「じゃあデッキチェンジよチェン

ジ! アタシがそっち使うから

アンタこっちのデッキ使って

勝ってみなさいよ、そしたら

潔く負けを認めてあげるわ!」




既に5連敗してるのにまだこんな事を言ってる時点で潔くもクソも無いと思う。



「わぁーったよ、ほら。

じゃあまたお前先行でいいぞ」



「アハハ、これで勝てる、勝てる

わ! アタシのターン、ドロー!

さっきのお返しよソラ、手札か

ら「ブラチラマジカルガール」

を召喚して、さらに魔法カード

「最上位カーストの集い」を発動

するわ!これによりデッキから

「ピチビッチギャル」「雌餓鬼」

「ババロリア」「ママンミーア」

を特殊召喚!さらに追撃の魔法

カード「超高等メイク技術」で

全モンスターの攻撃力を3倍に!

アッハッハ!もうアタシの勝ちが

決定したわね〜。」




初手から最強の布陣を展開した

シルフィーはご満悦で調子に乗る



「アタシは優しいから今なら

サレンダーする事を許してあげ

るわよ? ほぅら、ほぅ〜ら?

ねえねえ今どんな気持ちぃ?」




よしっ、面倒くせえから もうわざと負けてやろうかと思ったけど

計画変更だ。



「俺のターン、ドロー。手札から

「産廃革命」発動」



「……………えっ?」



「手札の「腐れゴミニート」

「オヤノスネカジリュウ」

「悪魔の六つ子」を生け贄に

「怠惰魔神ベルフェゴール」を

特殊召喚。」



「えっ、えっ? まってまって!?

タイムッ!!」




「特殊効果「明日からも本気出さ

ない」発動。相手の場のモンスタ

ー全てを強制的にブタ箱に引きこ

もらせる。さらにベルフェゴール

を生け贄に「絶倫派遣おじさん」

を召喚。」



「ねぇっ!待ってってばぁー!」



「特殊効果「派遣の下品格」

発動。相手のブタ箱に強制転移

し、♀タイプモンスターを全滅

させる。俺の勝ち。」




「うわあああぁーっ!あああああ

あぁぁーーっ!!

こんなのクソゲェェーっ!!」



「雑魚がよっ!格下のデッキ使っ

てやってこれか!今どんな気持

ちだ言ってみろやコラァッ!」



「うわあああぁーっ!

だって、だってぇ……うぅ?」



「ほらシルフィー、これ飲んで。

ソラも、ゲームでそんなに興奮

しないんだよ。」




泣きじゃくるシルフィーにカヤがホットミルクを差し出す__



「うぅっ……あんがと。」



「熱いから気をつけるんだよ?

それにしてもシズクは遅いね。

こっちから迎えに行くかい?」



「うーん…、でも待っててって言わ

れたからなぁ。行き違いになっ

てもなんだし、もうちょい待っ

みようぜ。」



「フー、フー、ズズ……、ふぅっ。

ねえソラ、もう一戦やらない?

勝敗はもういいけど

「アタシのターン!ドロー!」

って言うのがなんだか癖に

なってきたの。」




気持ちはすごくよく分かる。



誘いに乗ってデッキをシャッフル

していると部屋の扉が勢い良く

開かれた。




「お待たせ隊長!!」




入ってきたのは小脇に何かを抱え

妙に艶々したシズクだった。



「おう、おはようさん。

やり残した事は終わったのか?

俺等も支度済んでるから何時で

も行けるけ……なあ、そのデカい

荷物なに? 干物?」




時折ピクピクと動いているそれは

なんだか見覚えがある気がする。




「隊長ったらなんて事言うの?

メイに決まってるじゃない。」




「別れてから一晩しか経ってねえ

のに何があったんだよっ!?」






やあやあ皆さん、昨日はどうも!



そういえば3日前のアレ、一月前のアレが

関係してましたよ。いやーまさか半年前のアレが伏線になっていたとは驚きですよねぇっ!



アッハッハ!

アァーーッハッハッハ!!

ウワアァーーッハッハッハッハ!!!








すみませんでしたあぁぁーーっ!!!



というわけで1年ぶりですね。

どうも、オムラムライスです!



まぁー、仕事と積みゲー消化してたら

あっという間に1年過ぎましたよ。

おかしくない? 時の流れの速さが老後のそれ

なんだけど。



あ、言い忘れておりました。

明けましておめでとうございます。

本年もこんなゴミをどうぞよろしくお願いします



今年はねー、もうちょっと物語を

進めたいですね(定期)



今年こそはね!(そそり立つフラグ)


頑張りますよ私は!(すごく…大きいです…。)




さて、では私は某狩りゲーの体験版を

してくるので失礼します(あまりにも早いフラグ

回収、俺じゃなくても見逃しちゃうね。)

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