ほーらっ、捕まえてごらーん?
シルフィーとの一悶着の後、俺は周りを
見渡し ある事に気づいた。
「あれ? なあ、そういや俺と一緒に居た女は
どうした? 近くに居ただろ。」
ついさっきまで一緒に居たメイが
何故か消えている。
「女の子……? いや、僕達が駆けつけた時には
そんな子は居なかったよ。
シルフィー、キミは一番に向かっていった
だろう。何か知らないかい?」
「居たわよ? でもあの子なら下半身が魚なった
と思ったら「やった! 元に戻ったッス!!」
って言って そこの湖に飛び込んで行っちゃっ
たわよ。」
カヤに渡された魔物を人間へと
変える薬の失敗作。
メイに飲ませてからシルフィーが飛び込んで
来た時間を考えると、どうやら効果は10分程度
の物らしい。
くっ………! もう少しで…、もう少しで息子が
一皮剥ける所だったのに……!!
悔しそうにする俺にカヤが
何かに気づいた様に呟く
「元に戻った……? ね、ねえソラ…、まさかとは
思うけど、僕が渡した薬を……ねえ!
何を知らん顔してるのさ、使ったんだろ!?」
「俺 今ちょっと難聴系主人公だから
聞こえない。」
「どんな言い訳!? あれはキミが危なくなった
時の為に渡した物で、メスの魔物にセクハラ
させる為にあげたんじゃな__!」
口うるさいカヤの言葉に耳を塞ぎ、俺は湖の方へ
向かった。
きっとまだメイは湖の底で俺達の様子を
伺っていると思う。
俺は湖に向かって声を張り上げた。
「メーーーーイ!!! 悪かったなーー!!
ちょっと暴走しちまったわーー!
謝るから仲直りしようぜーー!!!」
そう大声を上げた数秒後__
水面がコポコポ揺れてきた。
「おっ、来た来た。いやー、スマンかったな
メイ。ついテンション揚がっちまってな。
まあ元々はお前が挑発したせいもあるんだから
今回は痛み分けに__ブッ!?」
しようぜ。と言おうとした俺の顔面に
黒光りする何かが叩きつけられた。
そして痛いとかいう感想よりもまず__
「ヴォエッ! ウボゥエッッッ!!?
あんっじゃこりゃ!!
クッッッセェーーーッ!!!」
見るとそれは、俺が毎日トイレで産み出す
アレそっくりで__
「こ、これウン………」
いや違う! そんなワケない!!
ちょっと柔らかめの かりんとうだ!
それ以外考えられない!!
俺が最有力候補を頭の中で挙げていると_
「ヴワっ!? ソラ、それってヘドロナマコ
じゃん! えんがちょ! ソラえんがちょ!!」
鼻をつまみ猛烈にイヤそうな顔をしたレピィ達が
俺から距離を取る。
ヘドロ…ナマコ……?
俺がクエスチョンマークを浮かべていると
やはり鼻をつまんだカヤが
「そ、それは水辺なら何処でも生息してる
魔物でね……、水中の老廃物…、腐敗した生物の
死骸…、その他 水を汚くするものを餌にして
綺麗にしてくれる…、ありがたい魔物なんだ。
た、ただその汚れを一手に引き受けている分…
そ、その……。」
「尋常じゃなく臭えって事か!
おいふざけんなよ! つまりコレってウ◯コと
一緒……いや、他のも合わせて濃縮されてる分、
ウ◯コよりもタチが悪っ__!?」
そこまで言って__、
俺の耳に、水面からクスクスという笑い声が
聴こえてきた。
振り向くと__
「ウヒャッヒャッヒャッ!
ざ、ざまぁ……ハッ!」
俺と目が合ったメイは、一瞬で湖の中へと
潜った。
へぇっ…………。
そういう事するんだ……。
俺は自分も悪かったなと、しっかり反省して
ちゃんと顔を合わせて謝ろうとしたのに……、
あんな濃縮還元100%した汚物を顔面に
叩きつけるなんて……。
そういう事するんだね……。
へぇっ…………そっかぁ……。
俺は未だに遠くにいるシルフィー達に向けて
「おまえらーー! ちょっと湖の中にいる子と
大事な話するから、目と耳を塞いでいて
くれるかーー!?」
若干不思議そうな顔をしつつも
シルフィー達は素直に言う事に従ってくれる。
皆がしっかり目と耳を塞いだのを確認した
俺は__
_____カチャカチャ
_____ジィィ〜〜…… …ポロンッ
____________…… …… …… …。
「何やってんスかぁぁぁぁっーーー!!!?」
あ、出てきた。
水の中に居るコイツをどうにか
引き摺りだせないかと考え、素晴らしいアイデアを思いついた俺は早速実行しようとしたのだが_
「なっ……! 何を…! い、今いったい何を
しようとしたんスか!? ありえない事をしよ
うとしたッスよねぇ!?」
「いや、お前ってマーメイドって言うからには
水棲生物なんだよな?」
「は…? そ、そりゃそうッスけど
それが何__」
俺は相手を安心させるように
極めてニッコリと
「水温と水質変えたら出てくるかなって。」
「ゲス!!」
驚愕の表情を浮かべるメイの口に
デコピンで本日2度目の薬を放り込む。
「!? カッ…、カハッ! これって……?」
「お前が大好きな身体がアレになるお薬だよ。」
それを聞いたメイが絶望の表情に変わり、懸命に
薬を吐き出そうとする。
しかし___
「あっ、あっ、あぁ……。」
時既に遅く、瞬く間にメイの下半身が人間の
物へと変わる。
「あっ、あっ、また…………っ!?」
するとメイはいきなり溺れ出した!
「ガボッ!? た、助けておにーさん!!」
そっか。そういや一回目は陸の上で飲ませたん
だっけ。
二回目とはいえ、慣れない人間の身体だ。
人魚の時とは泳ぎ方も異なるだろう。
「待ってろメイ、すぐ助ける!!」
先程まで争っていたとはいえ、命が懸かった
この状況で見捨てるほど、俺は腐ってはいない。
懸命にメイへと手を伸ばす。
「お、おにーさ__!」
だが俺を警戒していたせいか、陸からメイの居る
場所まで数cmほど届かない。
くっ! 後少しなのに…!
何か……何かないのか…!?
……………………おっと、こんな所に。
__俺は心優しき童貞紳士。
__たとえどんな状況でも女の子を見捨てない。
「メイ! これに掴まれ!!」
「お、おにーさん!!______!?」
そうしてメイが掴んだモノは_
先程俺の顔面に叩きつけたヘドロナマコだった。
やあ。
………………ごめーーーーーんっ!!!
またやっちゃったあああああっ!!
あれから3ヶ月、皆様如何お過ごしだった
でしょうか?
私ですか? 私はですね。
病んでおりました。
といっても別に仕事や人間関係で
病んでたんじゃないんです。
ゲームで病んでおりましたです。
あっ、あっ、待って。帰らないで!
画面閉じようとしないで!!
説明させて!
えっとですね。
2月の後半辺りに、いつも行っているゲーム屋
さんに行ったんですよ。
〜2月某日〜
オム「フンフフ〜ン♪ 家にまだクリアしてない
ゲームあるけど、つい来ちゃう〜♪」
テキトーに見て回る。
オム「おっ、セール品か。こういうのって
掘り出し物が無いか、つい見ちゃうん
だよなー。」
その中に3本セットでまとめられている
あるゲームに目が止まる。
オム「Vitaのソフトか…。ダンガン◯ンパ…。
女の子可愛いな…。1.2リロード、v3、
3つもシリーズ出てんのか、こっちは
絶対絶望少女……番外編かな?
これで2000円か……。推理物ってあんま
やった事無かったっけ。気分変えに
買っとくか。」
※ここからはネタバレを含みます。
〜その夜〜
オム「Vita使うの久しぶりだなあ。
んじゃまずは1.2リロードを……」
舞◯「苗◯君の助手をやります!」
オム「完っ全に俺に惚れてますね。わかります」
〜数分後〜
テケテンテンテンテン…………アアアアアアーー!!
(死体発見BGM、超怖い)
オム「いやああああーっ!!舞◯ちゃーん!!」
一目惚れしたメインヒロインっぽい子
いきなり刺殺される。
オム「くっ! ひ、酷すぎる…! うわああーっ!
慰めて不◯咲ちゃ__!」
テケテンテンテンテン…………アアアアアアーー!!
2章被害者。撲殺され縛り挙げられる。
そして だが、男だ。
オム「 !? 」
まだだ_! まだ一番のお気に入り
セ◯スちゃんが__!!
セ「ビチグソがぁっ!」←3章犯人
オム「!!?」
その後なんとかゲームクリア。真犯人に驚愕
しつつも2へ。
オム「2も可愛い子が多いなぁ……。
……信じてるからね、スパイクチ◯ンソフト」
〜ゲーム開始数時間後〜
テケテンテンテンテン…………アアアアアアーー!!
オム「◯昼ちゃぁぁぁぁぁんっ!!?」
〜3章〜
テケテンテンテンテン…………アアアアアアーー!!
オム「うわあああああああーーっ!!
澪◯ちゃんがぁぁぁっ! 俺の性癖ド真ん
中の子がぁっ!! いやああああーっ!
西◯寺ちゃんまで!?
いやああああああああーっ!!
何処のどいつだ! 絶対許さんぞ!!
今すぐ処け__」
罪「許して! 許して!! 許して!!!」
↑3章犯人
全シリーズの中で一番好きな女の子
オム「 !!? 」
〜4章〜
オム「オクタゴンって何だよ!? これの何処が
八角形だバカにしやがって!
ハムスター達の名前? 暗黒破壊神四天王
だろ? あれ、違うっ!?」
精神ガリガリに削られつつも
なんとかゲームクリア。
オム「ぶっ、V3は……V3だけは大丈夫なハズ…
おっ、主人公女の子か。新しいパターン
だな。主人公は最後まで残って当たり前
だから安心してプレイできるな。」
〜1章処刑シーン〜
オム「赤◯ちゃぁぁぁぁぁーーっん!!?
なんでぇぇぇぇーーーっ!!?」
主人公交代のお知らせ。
オム「だっ、大丈夫だ…! 落ち着け…!!
今までのパターンを考えろ……!
1の朝◯奈ちゃん、2の終◯ちゃん、
褐色巨乳は生き残ってきたじゃないか…!
そう、大丈夫だ。そうだろアン◯ーちゃ_」
テケテンテンテンテン…………アアアアアアーー!!
オム「いやああああーっ!
いやああああああああああああーっ!!
アン◯ーちゃぁぁぁぁぁっん!!
分かってたけどいやあああああーっ!」
と、このように、この数ヶ月でとんでもない量の
トラウマが増えました。
ねえ……スパイクチュ◯ソフトさん……。
どうしてこういう事するの?
酷すぎるよ……。
という事で少々 絶望しておりました。
今はSwitchでドラゴンズド◯マをプレイしつつ
ゴブリンをモノ◯マに見立ててぶち殺しまくる
くらいには回復しました。
この3ヶ月、私のチキンライスハートにより
更新が止まってしまったこと
心よりお詫び申し上げます。
明日からまた頑張るので、しょうがねえなあー!
なヤレヤレ系主人公の皆様は
引き続きよろしくお願いいたします。
では。




