こんにちは異世界
異世界
異なる地、異なる人々と関わり、混じり会う。
見たこともない景色 食べ物 生き物
そんな心踊る世界
そんな異世界で俺は
「いやああああ!! いやああああっ!!!!
いやあああああああぁぁぁっ!!!!!!」
森の中で運命の出会いをした野犬とランデヴー中
「アアアア!!やめろぉっ!こっち来んなこのバカ犬!
いや来ないで下さいお犬さまああああっ!!」
あの神ビルダー様に転生させられた直後_
特典も無しにこの異世界に送られた理不尽さに
泣き叫んだのがよろしくなかった。
何事かな? と見に来られたお犬様が幸運にも
俺という食いでのあるご飯をお見つけになられた
のだ。
「やめろやめろ! 俺を食ったら腹ぁ下すぜ
お犬殿!!! くっそ、何かないか何かないか!」
どこぞの青い猫型ロボットみたいに神様から
貰った袋をあさっていると__
「食料発見!! お犬様っ! 新しい餌よ!!!」
バ○子さんばりの全力投球で野犬に向かって肉の
ような何かを投げた俺は犬がそれを貪っている
間に全力で逃げた。
「ハァ…ハァ……! あ、危ねえ…! 転生直後に
またあの神様に会う所だった……!」
とゆうか あの神様危険の少ない所に転生させる
って言ってなかったか?話が違うじゃん!
「そもそも何処だ…ここ…?」
必死で森を逃げ回ったせいか全くわからない場所に出てしまった。
「ただでさえ知らない世界だってのに…。
…ん? 何か聴こえる……?」
落ち着いて耳を澄ましてみると人の声が聴こえる
急いでその方向に走ると……!
「ま、町だああぁぁっ……!! やった!」
野犬から逃げ回っている内に
町の近くまで来る事ができたらしい、なんという幸運!
「うおおおおっ!!! やったあああ!!
飯だ! 宿だ! 人だああああ!!………………?」
そこまで言ってふと気づく_
俺この世界の言葉喋れねえ。
というかそもそも
ここって何語?向こうの人が日本語喋ってくれんの?
神様は何も言ってなかったから普通に会話できるように
してくれてんのかな?
………うん、きっとそうだな!!!
俺は町に近づいて門番らしき人に元気一杯に声を
かけた。
「すいませ〜〜ん!!! ここってなんて町ですか?」
すると門番の人は笑顔で__
「☆㏍№∮ΡΞΞΧΥΣαδΟληΩΞκηΛΤλλθ?
ΛΞδ…「α…Ξ…Υδ㏍…Ξ∮ΟΥΟθΟΣΧ㏍δΞδΞ!!ΟΞΟ
㏍Ο∮ΞΥ「㏍ΧΤΟ№№Χ」∮α∮Τα」
「日本語でOK?」
ファンタジーではありますが
わりとシビアです。現実的な異世界って感じです