復讐するは割れ目にあり
「お世話になりました。」
警官に頭を下げ、留置場を跡にする。
外に出るとすっかり暗くなっていた。
「アンタ本当にびっくりしたわよ。
宿屋で皆とお土産広げてたら、帰って来たレム
からいきなり「お兄ちゃんが逮捕されました」
だもの。 とうとうやらかしたと思ったわ。」
「………………………………。」
「ちょっと、聴いてる? そもそも引き取りに
来てあげたアタシに感謝の言葉の一つくらい
ないのかし___」
「シルフィー、カヤは宿屋に戻ってるな?」
「へ? あ、ああ……うん。戻ってるわよ。
いやそんな事よりありがとうございますを_」
俺はシルフィーを置き去りにして全速力で駆け出した。
「ちょっ!? アンタいきなりどうしたの!!
ねえってばーー!!!」
シルフィーが何か叫んでいるが、俺の頭の中は
アイツの事で一杯だった。
そもそも今回俺が留置場にぶちこまれた直接的な
原因はレムだが、きっかけを作ったのはカヤだ。
アイツがレムを面倒見てれば こんな事には
ならなかっただろう。
__復讐してやる。
そうだよ、俺の世界にはこんな言葉が
あるじゃないか。
「やられたらやり返す、◯返しだ!」
堺◯人さん、俺に力を……!!
ああ…楽しみだなあ……。
俺、1度でいいからおもいっきり
やってみたかった事があったんだよ。
ホント楽しみだなあ……。
おっと早く行かないと逃げられるかもしれん。
「逃がしちゃダメだ。逃がしちゃダメだ。
逃がしちゃダメだ。逃がしちゃダメだ。逃がし
ちゃダメだ。逃がしちゃダメだ。逃がしちゃ
ダメだ。逃がしちゃダメだ。逃がしちゃダメ
だ。 ウヒッヒッヒッヒッヒッ!!!」
俺はさらに速度を上げた。
〜〜宿屋〜〜
「ただいまーーー!!!!」
バンッ! と勢いよく宿屋の扉を開け
中に入る。
「そ、ソラッ! お帰りなさい!!
大丈夫だった?」
「お勤めご苦労様ですお兄ちゃん。」
入り口の食堂スペースに居たレピィとお勤めする原因を作った張本人に
出迎えられる。
ヤツの姿が見えないな……。
「ただいま、悪かったな心配かけて。
ところでカヤは? 部屋に居るのか?」
「えっと……、それがついさっき「何だか嫌な
予感がするから僕は別の宿屋に泊まる事に
するよ。」って言って、今部屋で荷造りされて
いる最中なの。」
なかなかの勘の鋭さだ。だが1歩遅かったな。
さて後は……。
「あのなレピィ、今シルフィーがこっちに
向かってると思うからレムを連れて合流して
どっかで先に晩飯でも食べててくれ。
あっ、これ金な。フードはそのまま被って
行けよ?」
捲し立てるように喋り二人を宿から追い出そうとする。
しかし__
「で、でもソラ……。ご飯なら わざわざ外に
行かなくても此処で食べられるよ?」
………………………。
「レピィ、俺な、せっかく外の世界に出たん
だから、お前にはもっと色んな物を見て、
色んな物を食べて欲しいんだ。どうせ昼間も
シルフィーの土産巡りに付き合って自由に動い
てなかったんだろ? もっとワガママ言って
いいんだぞ。」
「ソラ……、グスッ。うん、わかった。
ありがとね。あ、でもカヤ様が……。」
「アイツには少し話があるからさ、
それが終わったら一緒に行くよ。」
ニコリと笑いかけレピィの懸念を払う。
「そう? じゃあ先に行ってるね。後でね。」
そう言ってレピィは嬉しそうに宿屋を跡にした。
さて………。
「どうしたレム? レピィ行っちゃったぞ?
お前も早く行きな。」
「いえ、レムはこのままマスターとお兄ちゃんの
話が終わるまで待ちます。」
……………………………。
俺は目線をレムに合わせるように跪き
レムの手を取り優しく包み込む。
「後で必ず駆けつけるからさ、待っててくれない
か? お姫様。」
「待ちます。永久に。」
上機嫌でレピィを追いかけるチョロゴーレムを
見送り俺は次の下準備に向かう。
「おっちゃん、ちょっといい?」
「なんだい両手に華なお客さん?」
「今この宿に泊まってるのって俺達くらい
だよな? 他に誰か居る?」
「いや、アンタらだけだよ。この後泊まりに来る
客も居ねえだろうなぁ。それがどうした?」
その言葉を聴いた俺はおっちゃんに近づき金を
握らせた。
「今から二階の部屋で俺の仲間が悲鳴を挙げると
思うけど、ただのプレイだからお構い無く。
……………な?」
「あんまり宿屋を汚すなよ? ごゆっくり。」
おっちゃんを買収し、全ての準備が整った。
これでもう邪魔は入らない。
さあ………行こうか。
二階に上がり勢いよく部屋の扉を開く。
そこには__。
「 !! や、やあソラ! 帰って来てたのかい?
大変だったみたいだね!」
ちょうど今まさに支度を終え、部屋を出ようと
するカヤと鉢合わせした。
「やあカヤ。みたいだなんて随時と他人事じゃ
ないか。それに何処に行こうと言うのかね?」
俺の言葉を受け、カヤは慌てて荷物を後ろに
隠す。
「い、いやぁ……、僕もまさか逮捕されるとは…。
あっ、こ、この荷物はね? ほらっ、やっぱり
大勢で泊まると狭いだろう? だから他の皆が
窮屈な思いをしないよう僕だけ別の宿屋で_」
ドンッ。
長いご託を抜かすカヤを ベッドに押し倒した。
「………………え?」
必然的に俺はカヤに覆い被さる形になる。
「え……ええっと? ソラ? 足でも縺れた
のかな? アハハ……。」
「……………………………。」
「そ、ソラ? 何か言ってくれないかな?」
「今日、俺にレム押し付けて何してた?」
「な、何って観光と情報収集を……ってそうだ!
実は面白い情報を入手してね、それをキミに
伝えなきゃと………!」
「それはまた後で教えてもらうよ。それよりも
お前に聞きたいことがあるんだ。」
「な、何……かな…?」
「今日は観光や情報収集で1日中歩き回ってた。
そうだな?」
「そ、そうだね!!」
「たくさん汗………掻いたよな?」
「そ、そうだ……ね………。」
「風呂………まだだよな?」
「ソウ………ダネ………。」
「「………………………………………………………………………………」」
「ソラ……? なんだろう、僕今とっても嫌な予感
がするんだけど……まさかとは思うけど僕に
無理矢理乱暴するなんてことは……。」
「安心しろ。俺は一般漫画のレ◯プシーンですら
心が痛む純情少年。胸タッチはもちろん、
無理矢理に唇や身体を奪うなんて論外だ。」
その言葉を受けカヤが幾分か警戒を解く。
「そ、そうかい! マンガ…? というのはよく
わからないけど、ソラがそんなヤツじゃない事
は僕は勿論わかっていたよ!!」
「ああ、安心しろ。だって__」
先 っ ち ょ だ け だ か ら な
俺はカヤのスカートをまくし上げた。
「えっ!!?」
そしてその純白の布に思いきり顔を埋める。
バフッ。
「んなああああああああああっ!!?」
「スウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!
ハアァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
人生の中で一番大きく呼吸をする。
「ワァッ! ワァッ!!!
うわあああああああああああああああっ!!」
カヤが発狂して暴れるが構わず続ける。
「スーハースーハー!! クンクンクンクン!!
ハスッ!ハスッ!くんかくんかくんかっ!!
ススーハーッ! コーホーコーホー!!!
ハースウゥー!ハースウゥーー!!
ハスハスハスハスハスハスハスハスハムッ!」
「あああああああああああああああ!!!
やめっ! やめっ!!
やめえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!」
ああ………いい匂いだなあ……。幸せだなあ……。
何で女の子ってこんな良い匂いするんだろう?
不思議だなあ…………。夢が叶ったなあ……。
幸せだなあ……。
「くんかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「いやあああああああああ!!!!!!」
ドンッ!!
「ぐっ!!」
今度は俺が突き飛ばされベッドから転げ落ちて
しまった。
「き、キミってやつは! キミってやつは!!
手の施しようが無い変態だと思ってたけど
ここまでとはね! 見誤っていたよ!
レムーーーー! レピィくーーーーん!!
シルフィーーーーーーー!!」
カヤが大声で叫び出す。
「アッハッハッハ! これでキミは留置場に
逆戻りだね! 後悔するといい……よ……?」
だがレピィ達はおろか足音1つ聞こえない事に
徐々に声が小さくなる。
「アイツ等なら今頃 美味しく晩ご飯を頂いてる
頃だよ。此処じゃ無いどっかでな。」
それを聞き血の気が引くカヤ。
「はっ! で、でも今の悲鳴で少なくとも宿屋の
主人が駆けつけるよ! 残念だったねソ__」
「金を握らせて今からそういうプレイをします
って言ったから気にも留めないと思うよ。」
カヤの顔がますます絶望的になる。
そして俺は再びカヤに近づいた。
「ま、待て!! それ以上近づくなら流石の僕も
我慢の限界だよ! これでも地の精霊、
シルフィーと一緒で僕だって土の攻撃魔法が
使えるんだっ! そこから1歩でも近づいたら
強力なのをおみまいするよっ!」
「やれるものならどうぞ?」
「し、正気かい? キミと契約した事で
僕の力は何倍にもなっている。
タダじゃ済まないんだよ!?」
バカが………。
「撃てるものなら撃ってみろ。
ただそんな強力なものを放ったらこの部屋は
確実に壊れるな。となると当然弁償だ。」
「 !!! 」
「でもお前にそんな金あるか?
昼間俺に小遣いねだってたお前に?」
「くぅっ……………!!」
「魔法の使えないお前は只の小娘。
助けてくれる奴は誰も居ない。逮捕された男と
その原因のきっかけを作った女。
……………………………後はわかるな?」
「ま、待とうか……、待ってくれ……お願いだ…。
頼むよソラ、仲間じゃないか……。」
「ああ、そうだな。仲間だから留置場にぶちこま
れようが、パンツに顔突っ込もうが笑って
許せるよな。安心しろ俺達の友情は永遠だ。」
「待ってくれ! その理屈はおかしい!!
あっ! ま、待って…待って……やっ___!!!」
_____
_______
___________
「フゥッ………。」
ベッドにうつ伏せで横たわりピクピクしている
カヤを見て溜飲が下がる。
「ア、アハ……アハハ………。
汚された……。汚されちゃったよ……ボク…。」
完全にアレな言い方だが、カヤは服を着てるし
俺は童貞だ。
「カヤ、お前のなかなか良かったぞ。」
「う、うう……。」
誤解の無いよう言っておくが匂いの事である。
満足していると部屋のドアがノックされた。
「ちょっとソラー? アンタいつまでカヤと
話してるのよ? あんまりにも遅いから飛んで
きたわ。美味しそうな食堂見つけたから
早く…………。」
部屋に入って来たシルフィーは
ツヤツヤしてる俺とグッタリしてるカヤを
交互に見比べる。
「…………………アンタ何したのよ?」
「深呼吸しただけだよ。」
報告がいくつかございます。
① スマホが壊れました。
②Quickpickというアプリに保存してた
約30000枚のエ……聖なる画像及び他のデータ
も初期化により強制全消去。
③バックアップも取っておらず人生に絶望する。
④牧◯物語にハマり、癒される。
⑤名前をオムライス→オムラムライスに変える。
というワケで
どうも、オムラムライスです。
やーっ、またしても更新遅れて申し訳ありません
日々私を癒し力を与えてくれた心の支えを失い
生きる気力も失っていました。
エ……!スケ………!神聖な画像が30000枚消えると
いうことは、30000人の大量虐殺されたのと
同じなので尋常じゃないダメージでした。
ただ今は5000人程 死者蘇生したので少し回復
しました。
え? ざまぁって?
ハッハッハッ!
死体に唾を吐くのはやめてもらおうか。




