彼女がフラグを回収したら。
「ふう、ようやく地上に着いたね。
思った以上に時間が掛かってしまった。」
「「「誰のせいだっ!!!
(よっ!!!)
(ですかっ!!)」」」
本来、ダンジョンを脱出するのは1、2時間程度を予定していた。
地下深いダンジョンとはいえ、創造主である
カヤが居れば罠を回避し、楽に戻れると踏んで
いたからだ。
ところが___
〜18時間前〜
「よしっ!んじゃあサクッとトパーズの街に
戻るかっ!」
「その前に一つ良い?どうやって地上まで
戻るの? 来た道なんて覚えてないわよ。」
まあ、俺も正直その辺の事はあんまり
考えていなかった。
しかし今なら何の問題も無い。
何故なら_
「カヤが居るじゃないか。このダンジョンを
作ったコイツが居れば、罠の場所も簡単に
分かるし、地上までの最短コースだって頭に
入ってるだろ。 な、カヤ?」
そうして目を向けた彼女は
バスケの試合後かな? と思う程
大量の汗を掻いていた。
___嘘でしょ?
___そんなワケ無いよな?
___やめてよ?
頭の中で神○川が流れる。
そういうお約束は要らないと
強く願う俺の思いに答えるように、カヤは言葉を
発した。
「忘れちゃった。」
〜18時間後〜
「ご覧よソラ、太陽が、風が、木々の香りが、
人々の笑い声が聴こえるだろう?
まるで僕達を祝福してえええぇぇぇ!!?」
「オラアアアアアアアッ!!!」
舐め腐った事をほざく僕っ子に、残りの力を
全て使いアイアンクローをかましてやった。
「ぁぁぁあああっ!! 痛い痛い!!!
何をするんだソラ、気でも触れたかい!?」
「逆鱗ならとっくに触れてんだよっ!!!」
俺以外も同じ気持ちなのか、誰1人として
止めようとしない。
「太陽? 風? 木々の香り?
ああそりゃ ありがたいだろうよ!
ずっとダンジョンの中さ迷ってりゃな!!
人々の笑い声? 聴こえるだろうよ!
ズタボロで泥まみれの俺達を見てりゃあな!」
「痛い痛い痛い!!! お、落ち着きなよソラ!
なにも僕ばかり責める事はないだろう!?」
「うっ、うっ、うぶえええぇぇん……、もういや…
ダンジョンもういやあああぁぁ……。
どっちが右か左かも分かんない………、上がって
いるのか、下がっているのかも分かんない……
ずっと同じ景色………うええぇぇぇん!」
「だっ、大丈夫ですよシルフィー様!
もうお外に着きましたからっ!
途中に流れて来た風をシルフィー様が感じて
くれたおかげです、よく頑張ってくれました、
ありがとうございます!」
オパールの町でレピィのおっぱいポロンした時、
似たような絵面を見たが、あの時とは立場が
逆だ。
どっちが主人か分からないが、多目に見よう。
というかマジでシルフィー居なかったら
ヤバかった。
「そっ、それだよ! シルフィーは僕が居た階層
からも風の流れを感じてたじゃないか!
それがどうして途中からなのさ!?」
言われてみれば確かに……。
疑問に思ってると受付らしき お姉さんから
声を掛けられた。
「あの……、実は貴方達が帰ってくる数時間前
まで入り口の天井が崩れていたんです。
地下深くで強い衝撃があったみたい
なんですけど……大丈夫でした?」
強い衝撃………?
そんなものあったかな? と思い返してると
レムと目が合った。
そして思い出した。
__(まあアタシに任せときなさいな、ダンジョ
ンの中だからエアロブラストなんかの威力の強い
呪文は使えないけど、下級呪文でも余裕よ。)
__(アタシも無理ねっ!あんなデカいの
強めのエアロブラストじゃなきゃ破壊
できないわ。でもそれやるとダンジョンも
崩れちゃうから却下ねっ!)
__(居るって言ったら決まってるじゃない。
30階層の階層主、ゴーレムさんよ)
__(エアロブラストッ!!!!!)
…………………………………………(チラッ)
「うっ、うぅっ、ふぐううぅぅっ……!
もう絶対ダンジョン入らない…入らないいぃ…」
………………………………。
「さっ、そろそろ行くか皆。
今日はもうこのまま宿とって、ゆっくり休もう
明日からまた頑張りゃいいさ。」
「えっ!? も、もう宿をとるのかい?
まだ昼前だよ? 数百年ぶりに外の世界に
出たんだから、少しくらい観光を……。」
「いいんだよっ! もう今日は休むの!!
そういうのはまた明日だ、今日はなんつうか
もう、色々といたたまれないんだよっ!」
「わ、分かったよ。確かに僕も少し疲れたし、
お風呂にも入りたいからね。」
カヤを無理矢理納得させ、俺は泣きじゃくる
シルフィーに声をかけた。
「ほら、シルフィー立てるか?今日はよく
頑張ってくれたな、宿をとるから帰って
美味しいご飯食べて、温かい布団で寝よう。」
「う……うん、帰る、帰るうぅっ。
ぐすっ、ソラ今日は何か優しいね。」
さすがに追い討ちを掛ける気にはならなかった。
CHERRY TEACHER 佐倉直○は
終わらせるには実に早く、惜しい作品だった。
どうも、オムライスです。
最近寒くなってきましたね。
この季節は1人エキサイトをするには厳しいです
私の息子は狭くて暖かくて、包まれてる中なら
元気いっぱいなんですが、こう寒いとしょんぼり
気味です。
え? 相変わらず寒さを物ともしない
変態っぷりだなって?
ハッハッハッ!
オフトゥンの中に決まってるじゃないか。




