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さよなら異世界 〜精霊の鍵〜  作者: オムラムライス
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ケダモノガタリ

カヤックに健全かつ華麗に勝利をおさめた

その後__





「だから言ってんだろっ!種○けプレスは

オッサンのケツで興奮してんじゃねえっ!!

それをやられて抵抗できない!でも感じちゃう

ビクンッビクンッ!なオッサンのケツの向こう

に居る見えない女の子に興奮するんだよっ!」





「いや、言いたいことは分かるが、しかしソラ!

この絵はどう考えても、7割がオジサンのお尻

で埋め尽くされているっ!つまりこれはキミが

潜在的に男のお尻に興奮しているとしか……!」





俺は見所のあるカヤックに、生前たくさん学んだ

性の知識を余すことなく教え込んでいた。





「ハァ〜〜ッ!たくっ、お前にはまだ早かった

ようだな。俺の世界の性知識はこれから時間を

掛けてじっくり教育してやろうっ!

じゃあ次はお前の番だ。」




「わ、解っているよ、僕の作った薬が見たいん

だったね。」





そう、俺は俺の世界のエロ情報を教える代わりに

カヤックの作った怪しい薬の数々を

譲ってもらう取引をした。




「う〜〜ん、そうだね………じゃあまずは

これなんてどうかな?」




そう言われ渡された薬を俺はまじまじ見た。

見た目は普通っぽいが……。




「これはどういう効果があるんだカヤック?」




「簡単に言うと媚薬だね。男が飲めば精力絶倫、

女の子が飲めば人間だろうがモンスターだろう

が、異常に性欲が高まり孕みやすくなるよ。」






いきなりスゴいのきたっ!!!!




「それはちょっと特別でね、

プラチナムカデの体液とムーンフェニックスの

よだれが材料になっている。

このムカデの体液は通常は毒だが、

ムーンフェニックスのよだれを混ぜると

その毒が強力な催淫作用をもたらす媚薬に変化

するんだ。」




「な、なんか物騒だな…。つーか名前からして

ヤバそうなんだけど、ひょっとしてかなり貴重

な物じゃないのか?」




「まあ確かにムーンフェニックスの方は貴重だね

この鳥はその昔、巨人族の指で上半身を

吹き飛ばされても生き返った逸話があるほど

だ。でもだからこそ、それほど強い精力増加の

効果があるんだよ。」




なるほどなあ……。でもそっか、孕みやすくなるのか……。





そっかぁ……………。






「なあレピィ、ちょっといいか?」




俺は俺とカヤックを除いて離れた所で談笑してた

レピィ達の元へさりげなく歩み寄った。




「 !? どっ、どうしたのソラ!

かつてないほど気持ち悪い顔してるよっ!?」




おっといけない。

少し気持ちが顔に出てしまったか。



いかんぞソラ、心を悟られるな。

さりげなく、さりげなくだ。さあ、行くぞ。




「なっ、フヒッ、何でもないよヒヒ!

デュフフッ、ウフッ、それよりさあ?

この薬をニュフッ!の、飲んでみてくれない

かなハァッハァッ!」





「絶対イヤだよっ!!!」




「な、何でだよっ!?

大丈夫だって!ちょっと身体が火照って

気持ち良く、それはもう気持ち良くなるから、

なあ、飲んでみてくれよウヒヒへへェ!」





「いやあああーーーーっ!!!!!」





よほど俺が恐ろしく映ったのか、レピィは

一目散にシルフィーの背中に隠れてしまった。




(クソッ!一番バカで騙しやすそうな

最有力候補が!)




仕方なくターゲットを移す為、

レピィを守ろうと荒ぶるポーズで威嚇する

シルフィーに目を向けた。





「な、なあシルフィーは……」




「アタシに無理矢理にでもその怪しい薬を

飲ませようとしたら、アンタの全身にそれを

振りかけてオークの巣に放り込むわよ。」





なんて恐ろしい事を言うんだ。


万が一オークがこの薬を飲んだらと思うと

ゾッとした。



メスなら運が良くて腹上死


オスなら最悪 肛門裂傷で死に追いやられる。






「カ……カヤック……。」




「生産者の僕に飲ませようなんて

何考えてるんだい?勇者にも程があるだろう」





(くっ、くそう……!全滅か……!)




ガックリと肩を落としていると、不意にその肩を

誰かが掴む。





「…………………………」





そっかぁー、全滅かぁー。

いやー残念だなー。




「お兄ちゃん」



「……………………」





い、いやーホント残念だけど、やっぱり大事な

仲間にこんな危ない薬飲ませられないっていうか




「真打ち登場ですよ、お兄ちゃん。」




「子供はもう寝る時間だぞ?

寝言は寝てから言おうな。」





その後 薬を奪い捕ろうとするロリゴーレムを

なんとか振り払った。






___



______



_________




「も、もうちょいソフトなヤツはないか?」




「キミもタフだねえ、じゃあこの「惚れ薬」辺り

でどうだい?

これなら上手くいけば合意の上でいけるよ。」





「流石だ カヤえもんっ!!

早速行って来る!」




「待った待った!これにはもう1手間要るん

だよ、レム。」




カヤがパチンと指を鳴らすと

レムが飛びかかって来た。




「失礼、噛みますね。」




その宣告通り、レムは俺の指をカリッと噛んで

血をにじませた。




「で、後はその血を薬に1滴垂らして……」




「飲めば俺の顔を見たヤツが惚れるって

ワケだなっ!?じゃあ行って来る!」




「えっ!?あっ、ちょっ!」





カヤが何かを言いかけたのも聞かず

俺は再びレピィ達の元へ駆け出した。




「な、なに……ソラ……?」




先ほどの事もあってか、レピィ達は警戒態勢に

入っている。



だが今の俺なら何の問題も無い。



俺は知的でエロチックな誘い文句を

レピィとシルフィーに語りかけた。





「なあ、2人共?俺とアセロラの生えた丘の上で

オリオン座でも眺めないか?そこで3人仲良く

キスショットをしよう。その後は俺の

アンダーブレードで2人のハートを__」




「ごめんソラ、何言ってるのか

全然分かんない。」





あれ?





俺はすぐさまカヤの元に走り出した。




「おい、どういう事だっ!?

話と違うぞっ!」




「当たり前だよっ!

キミが飲んでどうするんだっ!!

惚れさせたい相手に飲ませるんだよ!」





「つーか さっきからまどろっこしいんだよ!

もっと他にねえのか!?

パンツが脱がせにくい子も簡単に股を開く

薬とか、好きな時に好きなだけおっぱい揉ませ

てくれるようになる薬とか、おごそかに行かず

ハミガキプレイやらせてくれるようになる

薬とか!!!」




「無いよっ!!

というか何だいハミガキプレイって!?」





はぁ〜っ、つっかえ!



あからさまにガッカリしていると

カヤは不貞腐れてしまった。




「な、なんだい失礼なっ!もういいよ!

他にも透明化の薬とか、装着した人の本性に

合わせて変化する下着とか色々あったけど

全部捨ててやるっ!!」





それを捨てるなんてとんでもないっ!!




「わ、悪かった!待て!早まるなっ!!

俺の世界でも真に優れた芸術家ってのは

生きてる内は中々作品を理解されないもん

だったからさ、ゴメン!」




するとアッサリ機嫌を治したカヤは




「まったく、それならそうと早く言えば

よかったんだよソラ。しょうがないね本当に

まったく。ほら、他にも寝ている時に好きな

だけ卑らしい夢を見れる機械に、レンズ越しに

映った人を下着姿で見れるメガネとか

色々あるよ!」





「すげえな、お前は何でも作れるんだなあ。」





「何でもは作れないよ、卑猥な物だけ。」









カヤはドヤ顔でそう言った。

大人になって得た物




数えきれない程のエロい物





大人になって失った物





未成年の時、レジにエロ本持っていく時の

ドキドキ感




どうも、オムライスです。





秋の匂いがしてきました。



皆さん解っていますね?




秋と言えばとにかく性欲がついてまわります。




男女がアレしてアレするスポーツの秋



お前を食べちゃうぞー!

私をた・べ・て?の食欲の秋




1日1冊エロ本を嗜む読書の秋





芸術に至ってはエロそのものが芸術の秋





私が一番好きな季節です。




え?お前は春夏秋冬常にそうだろって?


ハッハッハッ!














ご明察じゃないか。

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