異世界よ、これが日本だ。
「それじゃあ制限時間は2時間後。
こっちの部屋に材料や道具が揃っている、
好きに使ってくれたまえ。」
カヤックにそう言われて通された部屋には
彫刻用の木や石、そして絵画用と思われる紙が
大量にあった。
この世界では紙は貴重で、主に羊の皮で
出来た羊皮紙を使っている。
にも関わらずこんなに大量の紙があるのはコイツ
がクリエイトのスキルで産み出したんだろうか。
「ああそれと、別にこの部屋にある物で
作らないといけないワケじゃない。キミの私物
でもいいし、なんならシルフィー達の力を
借りてもいいよ。キミだってアーティファクト
のスキルくらいは持ってるだろう?」
ほんのついさっき手に入れたばっかりだけどな。
そもそもまだ一回も使って無いし、丁度いい
から試してみるか。
「さて、勝負を始める前にもう一度聞くよ?
僕と、僕の芸術的作品を侮辱した事を今から
でも謝罪するつもりはないかい?
先ほどは少し頭に血が昇ってしまったが、僕は
心が広いからね、今謝れば許してあげない
ことも__」
ごちゃごちゃぬかすエロガキに
俺は開戦の狼煙を上げた。
「自称アーティスト(笑)プッ。」
「よろしい、戦争だ!!!」
勝負開始_!!
レピィと眠っているシルフィーを連れ別室に
やって来た俺はアーティファクトのスキルを
使って色々と試すことにした。
見てろよガキンチョ……!吠え面掻かしちゃる。
__作品候補① 歌
「ア……ア〜〜♪ ン、ンン!
「西にボロンッ♪東にボロンッ♪
毎日毎日ボロンボロンッ♪」
よしっ、中々いい感じだな。」
「……ねえ、何かしらその不快な雑音は……?」
どうやら俺の美声にシルフィーが目を覚ました
ようだ。
「良い歌だろ?俺がもし国王とかになったら
国歌にしようと思ってたマイフェイバリット
ソングだ。おっと、安心しろ。サビ部分では
女性のソロパートで卑猥な歌詞をたっぷり
歌わせるつもりだ。」
「国民全員にボコボコにされたいの?
まずこの状況を説明してもらえるかしら。」
俺はシルフィーが眠っている間の経緯を
説明した。
「アンタはホント……、簡単に人の逆鱗に触れる
わね。……まあでも どのみちカヤは仲間に
しなきゃだし、遅かれ早かれか……。」
「そういう事だ。こっからはお前も協力しろよ?
試したい事が まだ沢山あるんだ。」
___作品候補② 絵画
「ちょっと!!!何よコレッ!
どうして普通に座ってただけなのに
アタシは足開いてパンツ丸見えで、白眼向いて
舌出して両手でピースしてんのよっ!?」
「お前をそのまま描いてもまな板描いてるのと
変わんねーだろうがっ!!
芸術ってのはモチーフの真の姿を映すんだよ!
ちなみにこれは「ア○顔ダブルピース」と
言って俺が居た世界では男女の営みの際、女性
は必ずこのポーズで終わらなければいけない
くらい神聖なものだ。」
「絶対ウソでしょうっ!?
アンタ、カヤと同レベルじゃないの!!」
___作品候補③ 彫刻
「………ねえソラ、私コレが何なのか解らないん
だけど。デスアメーバの最終形態?」
「何言ってるんだレピィ、お前に決まってる
だろう?」
「ウソでしょっ!?これ私っ!?
胸とお尻がもげそうな位大きいんだけど!?
それに対してくびれがあり得ない位に細いん
だけど!?これ私っ!?」
言われてみれば少しバランスが悪いかも
しれない。ボンッキュッボンどころか
ボボンッ!キュッ、ボボンッ!!!くらいになっている。おっぱいに至っては重力に負けて崩れそうだ。
「これはな、未来のお前だよ。現在のレピィの
ポテンシャルと将来の伸びしろに期待を含めた
奇跡の一品だ。」
「私将来こんな化け物になるのっ!?」
___
______
_________
「ゼエッ、ゼエッ…!ち、ちくしょうお前ら…!
文句ばっかり言いやがって…!もうすぐ時間
なのに、まだちっとも作品完成してねえじゃ
ねーか…!」
「ハァッ、ハァッ、…ア、アンタが作品に
ことごとくエロを絡めるからでしょっ…。」
「ヒィッ、ヒィッ…!ねえソラ……カヤック様は
あの立派な岩を作ったんだよね…?
勝ち目無くないかな?」
確かに…、モチーフはともかく、あの岩の精度は
まさに匠の仕事と言えるものだった。
あんなの作る奴に勝て…………………?
…………まてよ、ひょっとして…。
「おい、お前ら。ひょっとしたら俺勝てるかも
しれない。しかも圧勝で。」
「ホ、ホントにソラ!?」
「アンタまた適当言ってるんじゃないでしょう
ね?…………とりあえず聞かせてみなさいよ。」
「ああ、とりあえずシルフィー。」
「 ? 」
「パンツ脱げ。」
___
______
_________
「さて!時間だよソラ君っ!僕を納得させる
芸術的作品は仕上がったかな?」
「ああ、お前には想像もできない傑作がな。
もう一度確認するが俺の作品はシルフィー達に
協力してもらって完成した物だが、いいよな?」
「勿論だよ。キミ1人じゃ作れる物は限られる
からね。しかしそう言うって事は作品は
さしずめシルフィーをモチーフにした絵画って
ところかな?
まあとりあえず見せて御覧よ。」
完全に俺を舐めくさっているカヤックは
先手を譲って来た。
だが………
「いや、お前から先でいいぜ。」
「正気かい……?僕の圧倒的な作品を見て
戦意喪失してしまうかもしれないよ?
悪い事は言わない、キミが先で__」
「別にいいよ?俺勝つし。
おやおや?それとも俺の神作が恐くて
そっちこそ戦意喪失しちゃったんじゃない
ですかねぇ?」
__ブブチィッ!!!
そんな音がカヤックの方から聞こえた気がした。
「フ、…フフフ……全く……、キミって男は…。
仮にも精霊である僕に対してその態度…!
ほんの数百年引きこもっている間にここまで
愚かな人間が生まれたとはね……!」
「何ブツブツ言ってるんですかぁー!?
負けた時の言い訳の練習ですかぁー?
ビビっちゃったんなら今すぐ謝れば
許してあげますよヘタレアーティストさん?」
「おのれ言わせておけばっ!!
いいだろうっ、刮目するがいいっ!!
これが僕の最新傑作だっ!!」
布を被せてこんもりと膨れ上がった物を
台車に乗せてレムが運んでくる。
そしてその布を俺達の目の前で剥ぎ取った。
俺達の前に現れたそれは__
俺の隣に居たレピィだった。
間違いなくレピィだった……が、何と言うか…その
すごく……卑猥です。
肌の色まで再現した彫刻で出来たレピィは
たわわな胸を惜しげもなくはだけさせ、安産形の
お尻は、まるで本人じゃないかと思える程
柔らかそうだった。とても彫刻で出来ているとは
思えない。
そして顔は淫靡かつ悩ましげな表情をしており、
全裸の女豹ポーズで男を誘うポーズをしている。
とてつもない完成度だ。
思わず敗けを認めて、これ下さいと言ってしまい
そうになる。
「………っ!カ、カヤ……!アンタ、アタシの可愛い
妹分に何してくれてんのよ……!?」
「わーっ……スゴいこれ私ですか?
ちょっとえっちぃですけど、すごい精巧な作り
ですね。」
ちょっと所じゃないと思うがレピィは素直に
感心して、シルフィーはその大事な妹分が辱しめ
られ、ご立腹だ。
「どうだいソラ君?
僕はレピィ君を一目見た時から素晴らしい
肉体美をしていると思ってね。今回の作品の
モチーフにさせてもらったよ。」
「いや、確かにエロ…良く出来てるけどさ、
やっぱり全裸なんだな。」
「 ? 当たり前だろう?服なんて彼女の
美しい肉体を隠してしまう邪魔な物じゃ
ないか。」
思った通りだ。
これで俺の勝ちは決まったな。
「さあソラ君、キミの番だよ。
まあでも?この神の領域に足を踏み入れたとも
言える芸術的作品に、叶う物があるとは
思えないけどね。」
「フッ……、カヤックよ、やはりお前は
井の中の蛙だよ。世界の広さを教えてやろう」
「なっ…!ほ、ほほう?そこまで言うなら
見せてもらおうか?
さあっ!キミの芸術的作品をねっ!」
その言葉を受け俺はシルフィーに目配せをした。
「フッフッフ!楽しみだよ。
そこまで大口を叩くからにはさぞ…!
…………急に前に出て来てどうしたんだいシルフィー?
今は僕とソラの勝負の最中なんだから話は
後に__」
「何言ってんだカヤックそれが俺の作品だよ。」
「……………………は?」
「だからシルフィーが俺の作品だって
言ってんの。」
「ち、ちょっと待ってくれ……。
確かにシルフィーは美少女だか芸術的と呼ぶ
には、いささか胸が足りない気が……。」
「はっ倒すわよ。」
「キミにはガッカリだよソラ君…。
作品が作れなかったんなら素直に負けを認めれ
ばいいだろう?こんなその場しのぎの言い訳を
出されても侮辱でしかないよ……!」
「落ち着けよ、誰もこれで終わりなんて言って
ないぜ?俺の作品はここからだ。」
「__何を言って………?」
「シルフィーっ!!」
俺が大声で呼ぶとシルフィーはおずおずと
動きだした。
「う、うう………。ホントにやるの……?」
「当たり前だろ?今さら何怖じ気づいてんだ。」
「くぅっ……!ア、アンタ覚えてなさいよ…!
一個貸しだからね?」
シルフィーはそう言うと着ているワンピースの
裾をつまみ徐々にたくし上げた。
「シ、シルフィー…?何をやって__」
「ねえカヤ、この中……どうなってると
思う?」
「!?」
カヤックは性別こそ女だが、その心の中には
確実にオスが住み着いている。
だからこそ、溢れんばかりの創造力で
あのようなエロいレピィを作ることができたの
だろう。
しかしながらコイツの中のオスは小学生レベルと
言ってもいい。
丸出しのチ○コや一糸纏わぬレピィを作り上げた
のがその証拠。
「隠す」という発想がまるで無い。
そうつまり__
「チラリズムだああああぁぁぁっ!!!!」
俺の魂の叫びも耳に届かないのか、カヤックは
食い入るようにシルフィーの下半身に
目を向けている。
「シ、シルフィー…!そ、そのワンピースの中は
下着を着けているんだろう……?
そうなんだろう?ま、まさか……!」
「さあ、どうかしらね……?
ただ、さっきソラにパンツを脱げって
言われたわ。アタシがそれを了承したかどうか
は黙秘するけれど……。」
「なっ!?何だって……!!
くっ!何だこれは、シルフィーは確実に下着を
着けているだろう、しかし!ひょっとしたら
履いてないかもしれない……!
そのスカートの中がどうなっているのか
気になってしょうがない………!!」
「そう、それがチラリズムだ。
お前みたいにモロ出しで作品を見せるという
性的アプローチよりも
「見えそうで見えない」 「ひょっとして自分
の想像と違うのでは……?」という
淡い色気の先にある無限の可能性に、「隠す」
という行為に興奮するんだっ!!」
「そ、そんな……こんな……、こんな世界が…!」
「数百年間引きこもってたお前が知らないのは
もちろん、地上の人間達も性に対して
まだそれほど関心は無いだろう。
だが俺が居た日本という国は「種○けプレス」
や「ア○顔ダブルピース」などの構図。
「お掃除フ○ラ」や「まん○り返し」などの
淫語、果ては「童貞を○すセーター」などの
民族衣装を作りだすほど日々進化している。
お前ら異世界エロは遅れてるんだよっ!」
「…………………負けたよ、僕の完敗だ。」
こうして俺は、偉大な先人達が作り上げた
アーティファクトによってカヤックに勝利した。
どうも、最近腹筋女子にハマっている
オムライスです。
皆さんは暇な時間の潰しかたはどのように
していられるでしょうか?
良ければ私が普段やっている方法をお教えしたい
と思います。
まずどこでもいいです。
女性の身体の部位を想像して下さい。
そしてその部位についてひたすら考えるのです。
何故おっぱいは神が与えたもうた奇跡なのか、
理想のお尻に一番似合う下着は何なのか。
そういう事でいいんです。
私だったら、何故腹筋女子はエロく見えるのか?
→女性の身体に男性のような腹筋というアンバランスな身体が淫靡をかもし出しているのか→あれ
?じゃあ俺って男もいけるのか?→ひょっとした
ら俺は潜在的○モなのか?→アッーーー♂!!
となりますね。
そうした事を考えてると時間はあっという間に
過ぎています。
ちょっとした時間でもいいんです。
寝る前でも、お風呂に入ってる時でも、トイレで
神に祈るポーズで踏ん張ってる時でも。
気づけば時間は過ぎ去り
夢の中に誘われ、お風呂ではのぼせ上がり、
トイレではケツを拭くのも忘れているでしょう。
皆さん是非とも試してみて下さい。
え?結局お前はホ○なのかって?
ハッハッハッ!
アーーーーーーーーーーーッ♂!!!!!!!!




