ビックレディ
_前回までのあらすじ_
①初レベルアップ&スキルゲット
②シルフィーとケンカして仲直りする
③ゴーレム先輩チィーッス。
マズイマズイマズイマズイマズイ!!
これはどう考えてもマズすぎる……!
__ズゥゥンッ!!!
一歩歩いただけで地響きを起こす目の前の
ゴーレムに速攻で逃げようと二人に呼び掛けよう
とした時だった。
「エアロブラストッ!!!!!」
___ズガアアァァンッ!!!
迫りくるゴーレムの顔に向かって
シルフィーが魔法をぶっぱなしやがった。
こいつ何してくれてんの?
至近距離からモロにエアロブラストを浴びた
ゴーレムは衝撃で後ろに倒れた。
「ふふん、どうソラ?アタシにかかれば
ざっとこんなものよ。階層主っていっても
余裕…あっ、ちょっ!何すんのよアンタ!
せっかく仲直りしたのにどういうつもり!?」
俺は戦力差もろくに分かってないバカな女に
掴みかかった
「どういうつもりはこっちのセリフだっ!
お前何してくれてんだ!?あんな攻撃で
ゴーレム先輩がどうにかなるとでも本気で
思ってんのか!?」
必死の形相で喋る俺にシルフィーは何故か
余裕顔だ。
「バカねぇ、ろくに戦闘経験の無いアンタは
知らないでしょうけどね、豊富なアタシには
ゴーレムの弱点なんて知り尽くしてるのよ。」
シルフィーはバカな子を悟すように
優しい顔で話を続ける。
「いい?ゴーレムっていうのはアホほど高い
物理防御の代償として魔法防御がスッカスカ
なのよ。なんなら中級魔法使いでも倒せる
くらいにね。そこにアタシみたいな超強力な
魔力の持ち主が魔法を放てば……後は言わなく
ても解るわよね?」
ドヤ顔でそう語るシルフィーに、少しだけ警戒心
が緩む。
「じゃあ今のでゴーレムは倒したのか。
何だか呆気なさすぎて現実感が無いな。」
「アンタはいちいちビビりすぎなのよ。
超強い風の精霊様が仲間に居るのよ?
もうちょっと堂々としていなさいよね。」
「ま、まあそれもそうだな…。
うっし!じゃあここら辺の魔物の素材で高く
売れそうなの回収しようぜ。
おーいっ!レピィー!もう大丈夫っぽいから
降りて来いよー。」
ゴーレムが現れてから上空に避難してた
レピィは倒れたゴーレムを気にしながら
降りてきた。
「ゴ、ゴメンねソラ……。私も一緒に闘おうと
思ったんだけど……。」
「気にすんなって、レピィも俺と同じで魔法は
使えないんだろ?
また次頑張ろうぜ。」
「う、うん分かった!とりあえず私も素材集め
頑張るねっ!」
三人で協力したので素材集めはそれほど時間が
掛からず終わった。
中々良さげな素材が沢山手に入ったので
ホクホクである。
問題は………。
「このゴーレムだよなぁ………つーかこれ
どこ剥ぎ取ればいいんだ?」
そもそも売れる売れない以前にクッソ重たそうで
持ち帰れる気がしないんだが。
「ソラ、ゴーレムはね、身体の一部は防具の素材
に使えるけど重すぎるから持ち帰るのは
無理よ。だから今回は体内にある魔石だけ
採っておきましょう。」
魔石?
「魔石って何だ?動力源みたいなモンか?」
「あながち間違いでは無いわね。魔石を採ると
ゴーレムは崩れるから。その分高く売れるし
採っといた方がいいわよ。」
「……ちなみに魔石取らなかったら
このゴーレムってどうなんの?」
「時間が立てば復活するわよ。」
………………。
「うーん、じゃあこのままにしとくか。
正直もう他のモンスター素材で袋一杯だし、
俺達の目的はあくまでも地の精霊に会うこと
だしな。わざわざ殺す必要も無いだろう。」
「アンタが言うなら別にいいけど……、これだけ
のゴーレムなら魔石も相当大きいハズだから
ちょっと惜しいわね。」
「いいんだよ。大体そんなデカくて重いもん
持てるワケない…………って、何か揺れてない?
地震か?」
僅かではあるが確かに揺れている。
ダンジョンが崩れるとマズいし、少し急ぐか?
「揺れ?そんなの全然感じないわよ。」
「私もー。ソラの気のせいじゃない?」
そりゃあお前ら飛んで空に浮いてるもんなぁ………
「って、やっぱり揺れてるよコレ!
おい二人共、さっさと地の精霊の所まで
急ぐぞ!ダンジョン崩れたりしたら
出られなく……」
_グ……オ……_
「シルフィーお前、何いきなり野太い声出してん
だよ?遊んでる場合じゃないぞ。」
「アタシじゃないわよ失礼ね。
レピィったらそんな声出せたの?」
「わ、私でもないですよ!」
え、じゃあ誰?
戸惑う俺達に答えてくれたのは
「グオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
先ほどまで返事が無いただの屍だった
ゴーレム先輩だった。
「お、おいシルフィーっ!!お前あんだけ
ドヤ顔で倒したとか言ってたのにゴーレム先輩
ピンピンしてんじゃねえかっ!?
この嘘つき精霊がっ!」
「おかしいっ!おかしいわっ!?
だってあのゴーレムよ!?紙キレくらいの
魔法防御しかないあのゴーレムよ!?
アタシのエアロブラストならワンパンできる
ハズなのにっ!!」
「現にこうしてピンピンしてらっしゃる
だろうがっ!どうすんだよ!?めちゃくちゃ
荒ぶっておられるだろうが!
お詫びとして今すぐ焼きそばパン買ってこい!
パシリしてゴーレム先輩の機嫌をとれっ!」
「二人共こんな時まで何言い争ってるん
ですか!?って…」
こんな時まで醜く争う俺達に
ゴーレム先輩は腕を振り上げ渾身の力で
振り下ろそうとしていた。
「シ、シルフィーっ!もう一度エアロブラスト
撃ってくれ!効いてないとはいえ、さっきみた
いに態勢を崩すくらいはできるハズだ!
その隙に逃げるぞっ!!」
「その事なんだけど怒らないで聞いてくれる?
実はさっき撃ったエアロブラストで魔力が
尽きちゃったみたいなの。」
パーフェクトオワタ!!!
俺の冒険ここで終了っ!
神も言っている。ここで死ぬ運命だと
この一撃に全てを賭けると言わんばかりに
ゴーレム先輩は腕を振り下ろしてきた。
「グオオオオオオオオオ!!!」
「「「いやあああああああーーーー!!!」」」
もうダメだあっ!!
____待ちなさい。
どこかでそんな声が聞こえた。
それと同時にゴーレム先輩の動きがピタリと
止まった。
「グ……オ…………ノ……ノーム………サ…マ……」
ノーム?
今の声の主のことか?
疑問に思っていると
また声が響いた。
_____戻っておいで。その人達はお客様だ。
「グ………オ……………ワ……カリ……マ……シ……タ。」
そう言うとゴーレムは奥の方へと歩きだした。
「今の声……まさか……あのコ?」
響いた声はシルフィー達にも聞こえたのか
シルフィーは思案顔で呟く。
「お、おいシルフィー、さっきの声何だよ?
心当たりあるのか?」
「ソラ、奥へ行ったゴーレムを追うわよ。
たぶんその先にあのコが……カヤが居るわ。」
「地の精霊が?さっきゴーレムが言ってた
ノームってカヤックのことか?」
「ノームっていうのはアタシのシルフみたく
精霊の名称みたいなものよ。
だからあのゴーレムを追えば確実にカヤの元へ
たどり着くわ。」
「マジかよっ、もう結構先に行っちまったぞ。
急がないと見失っちまう!」
俺達は慌ててゴーレムの後を追いかけた。
すると広い道の先に見るからに人工物とおぼしき
扉が現れた。
「ここ……だよな?つーかあのゴーレム先輩を
従わせるとか、どんだけヤバいんだよ
地の精霊って。おっかないにも程があるわ。」
「マスターの悪口を言うのは感心しませんよ
お兄ちゃん。」
そう言って扉から出てきたのは
無表情な幼女だった。
茶髪の髪にクリクリお目目、そしてメイド服の
ような物を着ている、どう考えてもこの場に
似つかわしくない子供だった。
「な、なんだこのガキンチョ……。
つーか何で初対面でお兄ちゃん呼び?」
「気にしなくていいですよお兄ちゃん。
レムが好き勝手に呼んでいるだけですから。
それとも他に好きな呼び方がおありですか?
お兄様?お兄たん?にぃにぃ?
何でもござれですよお兄ちゃん。」
「俺が魅力的なのは解るが生憎シスコンでも
ロリコンでも無くてな、割烹着の似合う大人の
女性になってから出直してきなさい。」
「いやアンタ初対面の子供に何言ってるの?
というか えらく懐かれてるわね……。
そもそも何で子供がダンジョンに……」
「それは僕から答えよう」
扉の奥から女の子の声が聴こえた。
その声に反応して、レムと名乗った幼女が
重そうな鉄の扉を開き奥へと招き入れる。
通された無駄に広い部屋は一言で言うなら研究所のようだった。
その部屋の中央に1人の少女が立っている。
黒のおかっぱ頭に銀ぶちメガネ。
低い身長に不釣り合いな大きめの白衣。
ブカブカなせいで腕が袖に隠れている。
おそらくコイツが……。
「やあ、シル。久しぶりだね。
会えて嬉しいよ。」
「何百年ぶりかしらね?
アンタはちっとも変わらないわねカヤ」
やっぱりコイツが地の精霊カヤックか。
しかし僕っ子か……悪くないな……。
「キミの胸ほどじゃないよ。何百年と経つのに
ちっとも成長してないじゃないか。
暇潰しに作ったバストアップブラ着けるかい?
寄せて上げるくらいには膨らむと思うよ。」
「余計なお世話よっ!!
でもそれはそれで試してみたいから
後でこっそり貸してちょうだい。」
ようやく会えた二人目の精霊だというのに
アホな会話のせいでちっとも緊張感が出ない。
「しかしビックリしたよ。
覚えのある魔力を感じたと思ったら
まさかシルだとはね。」
「その呼び方やめてって言ってるでしょ。
お吸い物みたいじゃない。」
俺とレピィは完全に蚊帳の外だ。
あと何故かレムとかいうロリっ娘が引っついて
来てレピィの視線が痛いです。
「分かった分かった。じゃあこれからは
ルフィと呼ぶことにするよ。」
「ええ…?まあシルよりはいいかしら。」
「いいワケねえだろっ!却下だっ!!」
何故かは言えないがその名前だけは
絶対にダメだ。
いきなり会話に入った俺にカヤックは
興味深い眼で俺を見てくる。
「先ほどから気になっていたけど
やはりキミは人間なんだねえ、ほったらかしに
して悪かったね。」
俺達に向き直ったカヤックは深々と礼をした。
「改めて、僕は地の精霊ノーム。
名はカヤックだ。こんなダンジョン深くまで
大変だったろう。まずは座りたまえ。」
そう言ってイスを引くカヤックは
興味津々で俺達を見回す。
「ああ、失礼。何百年もずっとこの地下深くで
研究していたからね、人間や他の魔物の子が
珍しいんだ。気を悪くしないでくれよ。」
ニコニコしながらそう語るカヤックは
俺に引っついているレムを眺めながら
「フフ、レムがそこまで懐くとはね。
悪い人間ではないことは確かだ。」
「そりゃどうも。つーか何で俺こんなに
懐かれてんの?初対面なのにおかしくね?」
「初対面じゃないからおかしくないですよ
お兄ちゃん。」
「お兄ちゃん言うな。つーかいつまで
くっついてんだ。いい加減、離、れ、ろ!」
ぐいーっとメイド服を引っ張り
ひっぺがそうとするが、幼女とは思えない力で
俺にしがみつき全く離れようとしない。
「くっそ!この!なんつー力だ!そういや
さっきも重そうな鉄の扉を軽々開けてたな!
改造手術でも受けてんのかこのガキンチョ!」
「レムとお兄ちゃんは前世からの固い縁で
結ばれているんです。もう離れませんよ
お兄ちゃん。」
無表情で淡々と舐めたことをほざく幼女に
若干の恐怖を感じてくる。
「何が固い縁だっ!会って一時間も経ってねえ
だろうがっ!!
離せっ!離せこのっ!!」
「愛は時間を超越するんですよお兄ちゃん」
「やめろぉっ!!俺を犯罪者にするつもりかっ!
今のご時世、お前みたいなのはめちゃくちゃ
マズいんだよっ!事案になっちゃうから
離しやがれクソガキッ!!!」
危ない事を立て続けに喋る幼女をなんとか
ひっぺがし、部屋の拓けた場所に放り投げた。
「この短時間で俺を性犯罪者一歩手前まで
追い詰めやがって!少し折檻してやるっ!!」
デコピンの構えをとる俺に
カヤックが声を掛けてきた。
「ソラ君と言ったっけ?止めておいた方が
賢明だよ?キミじゃその子に勝てない。」
どんだけザコ扱いされてんだ。
こんな ちんちくりんに勝てないとか
ありえないだろ。
「少し火遊びが過ぎたなっ!
俺の溢れるフェロモンにメロメロになるのは
しょうがないが、大人になってから
また来い!」
そう叫び俺は幼女にデコピンをおみまいする為
走り出した。
「DVですね。これも良き妻になる為
受けて立ちますお兄ちゃん。」
「誰か通訳をしてくれっ!!コイツが何を
言ってるのかさっぱり解らないっ!!」
攻撃をされかけたレムは
どこかで見たことのあるポーズを構え
「変身」
そう呟き、レムの身体が光った次の瞬間
___ゴシャアアアアア!!!
地響きと共に現れたのは
先ほどまで対面していたゴーレム先輩だった。
幼女だと思ったらゴーレムだった。
何を言ってるのかさっぱりわからないと
思うが、俺も全くわからない。
「サ………ア……オ……ニイ……チャ……ン……、
イ……ツデ……モ……ドウ……ゾ……。」
「たった今ロリに目覚めたよ。
おいでレムちゃん。お兄ちゃんがナデナデして
あげよう。」
俺の言葉を聞いたレムはすぐさま幼女に戻り
俺の足元まで駆け込んできた。
「お兄ちゃんはやっぱり優しいですね。
倒れたレムにトドメを刺さなかった時から
分かっていましたよ。」
ようやく懐かれた理由が分かった。
AVで一番興奮するシーンは
ディープキスするところ
どうも、オムライスです。
ようやく二人目の精霊です。
更新遅くてすいません。
最近は同人誌やエロ漫画が豊富でとっても
幸せです。
高○さん、ちんち○亭さん、ナック○カーブさん
愚者枢○院さん、ピジ○さん、FAKE○さん、
黒○獣さん、モグ○ンさん、たま○ろーさん、
エレクト○わるさん、おと○ちさん、武田○光
さん、モチ○ラビーさん、水○敬さん、も○料理
さん、朝○さん、他多数の方々、いつも本当に
お世話になっております。
え?偏りすぎだろって?
ハッハッハッ!
お好みじゃないか。




