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さよなら異世界 〜精霊の鍵〜  作者: オムラムライス
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2つの丘の前では全てが許される

「エンチャントソード……?

エンチャントってルドルフ捕まえる時に

俺に風纏わせたあれか?」




正直あまり思い出したく無いが、あの時は身体が

とても軽くなって普段の何倍も早く動けた気が

していた。





「そうね、アンタがあのゴリゴリマッチョと

熱い熱いキス――」




「それ以上言ったら同じ体験をお前にもさせる

からな。俺と熱い熱いキスがしたいか?」





即座に黙ったシルフィーは慌ててエンチャント

ソードを持ち




「まあつまりよ、この剣は火や水などの属性を

剣そのものに付与できるワケ。

もちろんアタシの風もね。ただ、この剣は

魔力がご飯みたいなモノでね。長い間魔力を

吸収しないと最初みたいな鉄クズになっちゃう

ってワケよ。」





なるほどなあ……。でもこれって考えように

よってはかなり使えるんじゃないか。



魔法を撃たない魔物や何かはシルフィーの力を

借りて、精霊や魔導師系の魔物はこの剣で攻撃

魔法を吸収して倒す。




――やっと




「やっと……!この世界に来てやっと王道な

展開が……!長かった………!!」




これで勝つる!

もう何も怖くない!!





「ねえアンタ大丈夫?さっきからプルプルしてる

けど。あ、あと言い忘れてたけど――」




シルフィーが何かを言いかけたその時






「キャアアアアアアーーー!!!

魔物よ!!町の入り口に魔物が現れたわー!」





耳をつんざく悲鳴に俺とシルフィーは目を

合わせた。





「なあ、俺なんか心当たりと嫌な予感が

するんだけど。」




「奇遇ね、たぶんアタシもアンタとまったく

同じ事想像してるわ。」





絶対アイツだ!!




――


―――――


―――――――――――





町の入り口に駆け出した俺達の目の前には

案の定というか、思った通りの光景が広がって

いた。





「わああああーーん!!!!

やめてやめて!追っかけてこないでよーー!」





「待て!けしからんオッパ………ハレンチな格好を

した魔物め!!町の平和は衛兵の私が守る!!

安心しろ、殺しはしない。へへへ……今夜は

お楽しみだぜ……!」




「いやああああー!!私その顔知ってる!!

私の仲間がしょっちゅう同じ顔してるもん!」





し、失敬な!


しかしこれはマズイ。完全にレピィが犯られる

五秒前だ。





「ハァッ……まったく人間っていうのは

こんなのばっかりね。これだから好きに

なれないのよ。ホラ、行くわよ同業者。」




「ち、ちょっと待て!同業者ってどういう

意味だ!俺レピィにあんなの一回しか

してねえぞ!」





「一回やってる時点でアウトよ!!

あとでその件問い詰めるからね!

ホラ、さっさと行くわよ!」




俺とシルフィーは騒ぎを見ていた群衆を掻き分け

レピィの元へ向かった。





「「ちょぉぉぉっと待ったぁぁーー!!!」」




俺達はレピィと衛兵の間に割って入った。

さて、どう説明したモンかなあ……。





「む、何だお前達は……?」



「ソラ!シルフィー様!来てくれたんだね!!

ていうか遅いよ!」





困惑気味の衛兵と当然の主張をするレピィ。




「悪かったわね、こっちも色々あったのよ。

でもお土産はたっぷり買ってきたわ。」




「お前いつの間に買ってたんだよ?

あれか、俺が気絶してる間か?

ズルいぞ、俺だって色々見たかった。」





のほほんとした俺達の会話に痺れを切らした

衛兵が大声を挙げた。





「お前達!!!そこの魔物とはどのような

関係だ!男の方は見覚えがあるぞ、この町で

冒険者をしているモノだな!

女の方は………」





すると衛兵はシルフィーの上から下まで見て




「ハァッ………問題なし……。

下がってなさい。」




「殺すわ」




衛兵のご期待に添えずぶちギレしだした

シルフィーを慌てて止める。




「待て待て!お前が新たに騒ぎを起こして

どーする!」




「離してっ!あの、あの衛兵、明らかにアタシの

胸見て言った!!

何が問題無しなのよ!撤回しなさいよ!

わああああーーーーー!!!」





荒ぶるシルフィーをなだめて、俺は衛兵に

話しかけた。





「騒ぎを起こして悪かったな。そこのハーピーは

俺達の仲間だ。敵意は無いから安心してくれ」




「魔物が仲間だと……?とてもじゃないが信じ

られんな。そこまで言うからには何か証拠が

あるのか?」





これといって証明できるモノは何も無いのだが…

ううむ……ダメ元でやってみるか。




俺はレピィを手招きして内緒話を始めた。





(―――から――――って言え)



(――――ええ?――――ホントに―――?)






俺との会話を終了したレピィは衛兵へと

向き直り





「わたしレピィ!

わるいハーピーじゃないよ!」





……………………………………………………。





「だから何だ?そんなモノは何の証拠にも

ならない。」





「ウソつきっ!!こう言えば大丈夫って

ソラ言ったのにウソつき!!!」




「やっぱダメかぁ……お前がスライムなら

もしかしたら行けてたかもなあ。」




衛兵は証明する事のできない俺達をクロと断定

したのか剣を抜き




「やはり只の魔物とそれにたぶらかされた人間達

のようだな。町の者を斬るのは心苦しいが…」




はた迷惑な勘違いをして今にも斬りかかりそうな

衛兵に、追い詰められた俺は ある名案が

浮かんだ。





「ま、待て!証拠ならある!」




「む、ならば早く出さんか。ただし生半可な

モノでは納得せんぞ。私を含めここにいる

町人全員を納得させる証拠を示すのだ!」





「ああ、レピィこっちゃ来い来い。」




再び俺に手招きされたレピィは少し警戒しつつ

近くに立った。





「レピィ、今から俺の言うとおりにするんだ。

さっきは失敗したが今度こそ大丈夫だ。

俺を信じてくれ。」




いつになく真剣な顔をする俺の雰囲気に呑まれたのか素直に頷くレピィ。




「よし、では見せてみろ!お前達が無害であると

いう証拠を!」




衛兵の言葉に頷いた俺はレピィにささやいた。




「よし、レピィ。俺に背を向けてばんざーいって

しろ。後は俺に任せろ。」




「う、うん分かった。こう?」





シルフィーに衛兵、町人達が固唾を飲んで見守る

中、俺は全力で




「これが……、証拠だあああぁぁぁーーー!!」










ポロンッ




レピィの胸を隠していた布を剥ぎ取った。







「「「「………………………………………………」」」」





時が止まった。






そして最初に口を開いたのは

衛兵と町人の男達全員だった。








「「「「「「「問題無し!!!!」」」」」」








やったぜ。










ムラムラしたモノで作られた私達がムラムラするのは罪でも何でもない。




――オムライス





というワケで どうも、オムライスです。


毎日卑猥な妄想をしては現実の自分に絶望する

日々を送っております。




死んだら絶対に俺の思い描く理想郷に連れて

行ってもらうんだ。




その世界には俺がこっちの世界で見た漫画や

エロ漫画の女キャラで埋め尽くされた世界で


その女キャラ達と好きな時にエロい事できる

安いエロゲーみたいな毎日を過ごすんだ。





え?今どんな気分だって?


ハッハッハッ!






絶望じゃないか。

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