ハーピー3分クッキング
―――きて
?………何だ、誰だ?
―――起きて
うるさいなぁ……まだ眠いんだから
そっとしといてくれよ。
――ねえ
「起きてってば!!」
「ぐふぅ!! な、何しやが……!」
目を開け、眼前に広がる光景に俺は言葉を
失なった。
「れ、れ、レピィ……か?」
「?当たり前でしょ。変なソラ。」
お前に言われたくねーよ。
何で裸エプロンなんだよお前。
「ホラ、早く起きてよ朝ごはん作るから。」
ああ、なるほどな。
これ夢だわ。
………………夢ならナニしてもいいよね?
「悪い悪い!ちょっと寝ぼけてたわっ!
でもレピィ、俺さ、朝ごはんよりも食べたい
ものがあってな……。」
そう言ってレピィに近づき手をワキワキさせる。
するとレピィは顔を赤らめ
「もう、昨日あんなに沢山したのに
まだ足りないの?本当にソラってば……。」
おい、何だそれ。何で既にコトが終わってんだ。
夢の中ですら良い思いが出来ねーのか俺は。
まあいいや……こっから巻き返そう。
「そ、そうなんだよ!俺の息子ってばホント
わんぱく小僧でな!!というワケで早速……」
コトに及ぼうとした俺の腕をスルリとすり抜け
「もうエッチ!まずは朝ごはんだよ!!
続きはその後でね……?」
エッッッッッッッッッロ!!!!!
コイツ本当にあのヘッポコレピィか!?
エロい気分とエロい目で見たら普段なんとも
思わない相手も5割増しで可愛く見える。
「そ、そうだな!慌てることは無いよな!
今朝のご飯は何かなー?楽しみだなー?」
そんな俺の言葉にレピィはことさら嬉しそうに
「ふっふっふー、今朝は何と!とびきり新鮮な
産みたてタマゴだよー!
これで美味しいタマゴ料理作ってあげるね!」
すると沢山の卵をカゴ一杯に持って来た。
確かにまだ暖かい、これは期待が高まる。
「おお!確かにこりゃ旨そうだな。
でもウチってニワトリとか飼ってたんだな。
どこに居んの?庭?」
するとレピィはいきなり笑いだし
「もう、ソラってば まだ寝ぼけてるの?
ニワトリなんて飼ってるワケないじゃん。」
え?
「な、何言ってんだよ。だってさっき
「産みたて」って。ニワトリじゃないなら
何のタマゴだよ。 ダチョウか?海ガメか?
ピッ○ロ大魔王か?」
俺が冗談まじりに笑って話してると
急にレピィは真顔になり
「私だよ?」
――――時が止まった。
「あ、あれぇ?聞き間違いかな?
鳥ってどんなに早くても産卵まで一週間は
かかるハズなんだけど……。」
「普通はね。でも私達ハーピーは繁殖能力が
とても高くて、交尾から六時間も経てば
タマゴを産めるんだ。一個産んだら少し休憩
しなきゃだけど。」
ほとんどピッ○ロ大魔王様じゃねえか。
「でもソラが昨日沢山がんばってくれたから
今朝までにこんなに一杯産めたんだよ
ありがとねっ!」
「そ、そっかあ……ところでレピィ、朝飯って
なんだったっけ?」
「 ? だからこのタマゴをふんだんに使った
タマゴ料理だってば!」
「…………………………。」
「ソラってば お腹空きすぎて頭が回って無いん
だね。 待ってて、まずは一品、3分で出来る
ゆでタマゴを………」
「い、いや、いい……」
「いいって…要らないの?ソラの大好物だよ?
毎日モリモリ食べてるのに……。」
毎日モリモリ食ってんの!?
こっちの世界の俺メンタル強すぎだろ!
「いや、あの、えっとな……。」
するとレピィは徐々に眼の光が無くなり
「ひょっとして、食べたくないの?」
なんだろう、とてもマズイ予感がする。
「あんなに美味しそうに食べてたのに……
私達の愛の結晶の味に飽きちゃったの?」
えげつないカニバリズム臭がするのは気のせい
だろうか。
「ねえ……私達昨日あんなに愛しあったよね?」
頭の中で空の鍋をかき回す女や血まみれの
伊○誠君がフラッシュバックするのは何故だろう
「ねえ、なんで黙ってるの?何とか言ってよ。
ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ!!ネエ、ネエ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねエ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ネえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ、ねえ!!!!!!!」
「いやああああああああああーーー!!!!!!
ヤンデレピィーーーーー!!!!!」
絶叫と共に目を覚ますと 俺をこんな悪夢に誘った元凶がそこに居た。
「あ、やっと起きたわね。めちゃくちゃ威力抑え
たのに何で気絶すんのよ。」
俺は息切れの収まらぬ中、ユラリと立ち上がり
シルフィーに駆け出した。
「だいたいヘタレ過ぎっていうか、ちょっ!?
アンタ何すんのよっ!!やめっ!は、離しなさ
いよ!!!」
「うるっせーーー!!!お前よくもっ!このっ!
お前のせいでレピィにおぞましい属性が付与
されただろうか!!
どうしてくれんだっ!これから顔見るたんびに
トラウマ蘇るし、しばらく卵料理食えなくなる
だろーが!!!」
俺は怒りのままにシルフィーに覆い被さり
色んな箇所を揉みくちゃにする。
「何意味わかんない事言ってんのよ!
ちょっとやめっ!どこ触ってんのよアンタ!」
「どこだよっ!知らねえな!!
アバラか?背中か?まさかこんな凹凸のカケラ
も無いのが胸とか言わねえよなあっ!!」
「上等よヘタレスケベ!!
アンタから仕掛けた戦争だからね、死ぬまで
終わると思わない事よ!!!」
――――
―――――――
―――――――――――
「ハァッ、ハァッ!」
「ゼー、ゼー、」
俺達の辞書には学習と成長という言葉が
抜けているようだ。
「ハァッ、ハァッ、なん、で、いっつも
こう、ハァッ、なるんだ。」
「こっちの、ハァッ、セリ、ハァッ、フよ。
ゼー、ゼー、ていうか、ハァッ、アンタ、
負けそうに、なったら、ゼー、下半身ボロンッ
って、ハァッ、するの、ハァッ、止めなさい
よね。」
その度に指の隙間からガン見してるハレンチ精霊に言われたくない。
「フゥッ、お前さ、何で俺にエアロブラスト
ぶっぱなしたワケ?あれか?尻の怨みか?
いつまで引きずってんだよ、粘着質な女だな」
「ちっがうわよバカ!アンタに放ったんじゃ
なくて、剣に向かって撃ったのよ!」
剣?
言われてみれば身体は何とも無い。
あれ?つーかあの剣どこいった?
俺がキョロキョロしていると
察したシルフィーが俺に鞘つきの剣を投げてきた
「ハイッ、これからアンタの命を預けるモノよ
ちゃんと持ってなさいよね。」
そう言われ受け取った剣から鞘を取った俺は
言葉を失ないかけた。
「何これ…………。」
受け取った剣は気絶する前とは違い立派な
出で立ちに変化を遂げていた。
「何って武器屋でもらったものよ。」
「嘘つけぇ!!お前、コレ、完全に別モノじゃ
ねえか!さては やっぱり俺に魔法撃ったのは
尻の怨みで、この剣はまた武器屋のおっちゃん
脅して巻き上げた代物だろ!!」
どこまで堕ちれば気が済むんだコイツは!
「違うわよ!人聞きの悪いコト言わないで頂戴!
これは紛れもなくさっきのオンボロソードよ。
アタシが放ったエアロブラストの魔力を吸収
して本来の姿を取り戻したの!」
本来の姿………?
「お前………この剣のこと知ってんの?」
「知ってるも何も、昔の実力者は皆使っていた
もの。」
シルフィーは一拍置いて
「これはね、時代と共に忘れられた剣。
太古の武器「エンチャントソード」よ。」
世界中の女が皆、腋見えノースリーブになれば
いいのに。
どうも、またもやお久しぶりです。
オムライスです。
マイ○ラにハマり
ドラ○ンク○ストビル○ーズにハマり
気づけば8月も半ばです。
シンプルなモノ程、ドハマりしてしまいますね。
皆さんも是非やってみて下さい。
久々の更新ですが別に話が思いつかないワケでは
無いんです。
寧ろ先々のアイデアは沢山湧いてきてるんです
けど、いかんせん時間が足りない。
私はスマホで本編を更新してるんですけど
予測変換がことごとく卑猥な単語に変換されて
しまうのです。
エアロブラストのエを打つとエッッッッッッッッッロが最初に出るし、シルフィーのシを打つと
下の世話が最初に出るしで、えらいこっちゃです
まあ、ぼちぼち頑張るしかないですね。
え?ちなみにチって打つと何が最初に出るのか
って?
ハッハッハッ!
ご想像通りじゃないか。




