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さよなら異世界 〜精霊の鍵〜  作者: オムラムライス
23/66

忘れた頃にやってくる。

拝啓




お祖父様、お婆様。


いかがお過ごしですか。


そちらはもうすぐ雪が降る頃でしょうか。


風邪など引いていませんか?


畑仕事も無理はせず、夫婦仲良くいつまでも


健やかに過ごす事を こちらの世界で願う


今日この頃、一つご報告があります。



先日 私はこちらの世界でファーストキッスを

済ませました。












男とですが。






_


__


____




「「ヴォエエエエエエエエエェェェェ!!!!」」




ーファーストキスはレモンの味ー




誰だそんな事を言ったのは。




鼻腔をくすぐる煙草と口臭の匂い。


生暖かく ヌルッとした唇の感触。


心がキュンキュンするワケもなく尋常じゃない

鳥肌が止めどなく溢れる。





俺の知ってるレモンと類似点が一つも無い。





「いやあああああああああああ!!!!」



「ぐああああああああああああ!!!」




何でだ!?


何でこうなった!!?



元々は契約石を手に入れるため、町長の

娘のエンダーに付きまとうストーカーをシバき

挙げる。



たったそれだけの簡単なミッションだった

ハズだ!




それなのに何故そのストーカー相手に

大人の階段を登っている!?




それもこれも全て____




「いやーゴメンゴメン。まさかアタシの

エンチャントがあんなに効くとは

思わなかったわ。まあ、大したケガも無いし

ストーカーも逃がさず済んだし、結果オーライ

よね って…ちょっ、いや!

何すんのよアンタ!」





俺は全力でシルフィーに覆い被さった。




「テメーこのクソ精霊がっ!

よくもっ、よくも俺のファーストキスを

こんな形で散らしやがったな!


何が大したケガも無いだ!絶命一歩手前の

大ヤケドじゃねーか!!

責任とって口直しさせろ!この際 割烹着じゃ

無いとか、胸が小さいとかは目を瞑って

やるから!」




「アンタ今なんつった!?

たかだか男とキスしたくらいでギャアギャア

五月蝿いのよ!


ちょっ、離しなさいよ変態!強姦魔!」




こいつ!



「言うに事欠いて「たかだか」!?

たかだかって言ったかコンニャロー!!

俺が20年近く大事に大事に守ってきた

ファーストキスをどんな形で奪ったと

思ってんだ! 返せ!


ドラ○もんでもスタ○ドでもDメ○ルでも

なんでも使って俺を綺麗だった頃に戻せ!」




「ちょっと何言ってるか分かんないわ。

てゆーか20年も経ってるならとっくに

賞味期限切れて腐敗臭すら漂ってるでしょ!

逆に感謝して欲しいわね!

ほらっ!言ってごらんなさい

ありがとうございますシルフィー様って!」




「ぁ、あの…。」




「もう絶対に許さねえぞコノヤロー!

賞味期限切れだぁ?

俺のは熟成期間って言うんだよ!

腐敗臭どころか芳醇な香りがプンプン

して歩いただけで周りのメスが失禁するわ!」




「あ、あの!」





「「何!?」」



振り向くとエンダーさんが困惑気味に




「す、ストーカーの人また逃げだしそう

なんですけど。」




「「!」」




「ッチ!余計な事を。」



フードを深く被っているせいで男の顔は見えない



「テメエ…俺のファーストキスを奪っといて

ヤリ逃げかよ……!

ストーカーの件と言い、つくづくクズ野郎

だな。」



「全くね。救いようが無いとは

正にこの事よ。ちゃんと責任とって

残りの童貞ももらってあげなさいよ。」




こいつとは後でキッチリ話をつける必要が

あるな。




「けっ!さっきから何言ってやがる。

そもそもテメエらからぶつかって来たん

だろうが?

それにストーカー? たまたま同じ道を歩いて

ただけだぜ。変な言いがかりは よしてほしい

ねぇ。」




この期に及んですっとぼけるとかマジかコイツ。


まあそれなら こっちにも考えがある。



「そっか、人違いだったか。

いやそりゃすまなかったな。よし、エンダー、

いったん宿屋に戻ろうか。」




_ピク。



ストーカーの体が動揺したのを俺は見逃さなかった。




「お、オイ、まあ俺はストーカーでもなんでも

ないけどよ、その女の人とお前は一体どういう

関係だ?」



「どういう関係も何も 俺とエンダーはお互いの

カラダのホクロの数まで知りつくしてる関係

ですが何か?」




「「「なっ!?」」」




俺以外の全員が絶句する。


てゆうか女二人はこちらに合わせて欲しい。



「うううううウソぶっこいてんじゃねえよ、

お前とエンダーさんが?

見栄を張るのも程々にしとけよ!」




「別に見栄なんてこれっぽっちも張ってないぜ?

何なら正確な場所も言おうか?

右足の太ももの付け根にあるし これでも

納得いかないならスリーサイズも言おうか。

上から 95:58:89ってところか。」




「ヒッ! う、嘘。なんで…!」





そんな顔しないでほしい。

シルフィーに至っては虫を見る目でドン引き

である。




ちなみにホクロの位置はシルフィーと3Pリンチ

で踏みつけられた時にチラッと見えただけだし、

スリーサイズは日頃から通行人の女性の胸やお尻

を見ている内に自然に解るようになっただけだ。




「これで分かったかな?

じゃあ俺達もこれで失礼するよ。

これから宿屋で濃密な夜を過ごして

明日からの「本当の」ストーカー探しに向けて

英気を養わなきゃならんのでね。」




さっ、行こう…と エンダーとシルフィーを連れて行こうとすると





「待ちやがれソラ!

テメエぶっ殺してやる!!」




そう言ってそのストーカーは掴みかかってきた。



_俺の名前を呼んで









「何怒ってんだよ?



そんなに気に食わないか?



「荷物持ち」すら満足に出来ない

「貧弱冒険者」の俺が」



「!」



その言葉にビクッとした男は後ずさりした。

と、同時に風でフードがめくれる。



そうして見えた顔は












「よう、ルドルフ。」








いやーどうもどうも

お久しぶりですね。




すっかり更新が止まっていました。



3、4カ月ぶりですかね。



ホント申し訳ございません。




まあでも、何事も充電期間というものがあります




ワインやお肉の熟成しかり



HU○TER×HU○TERしかり



オ○禁しかり




何事も少し間を置くことで気づく新しい発見が

あると思います。



これを期にもう一度最初から読んだりするのも

アリではないでしょうか。



ぼちぼち暑くて寝苦しい夜が増えてくると

思います。


そんな時にこの小説を読めば

いつの間にか心地良い眠りについてる

事でしょう!





え?そもそもお前誰だったっけ?



ハッハッハッ!











イジメはやめてもらおうか。




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