フン、レベル5のゴミ……以下のゴミクズめ
「いやあああああああ!!
いやあああああああああああ!!!
ヴェアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
「おっ、落ち着きなさいソラっ!
ほらっ、イイ子だからっ!!」
「ダメですっ!!言葉が通じません!!!」
ぁぁぁあああああウソだウソだウソだウソだ!!
こんなの絶対何かの間違いだ!!!
「おかしいだろぉぉぉぉ!!!なんで俺が
レベル1なんだよ! 2年間!!
俺2年間も必死にこの世界で
生きてきたのに!!!」
「シ、シルフィー様、これはいったい…?」
「理由はなんとなく分かってるけど……
さすがのアタシも予想外だわ…、1って、
レベル1って………………プフっ!」
「何笑ってんだコラァ!今の俺を笑うのは
絶対に許さねえぞ!! なあ!?魔方陣が
上手く書けてなかったとか そんなんだろ!?
認めないぞ俺は!!!」
涙と鼻水でベチョベチョの顔をシルフィー達に
向け俺は泣き叫ぶ。
「受け入れなさいソラ。残念ながら間違いなく
コレがアンタの実力よ。というか、ホントに
理由がわからないの?」
「わかるワケないだろ!
むしろこっちが聞きたいわ!!この2年間、
ずっと採取や調査のクエストを頑張ってきたん
だぞ!!それなのにレベル1ってどういう_」
「ソレよ。アンタ本当に採取や調査クエストだけ
しかやってないの? 討伐は?
もしくはその2つのクエスト中にモンスターと
闘ったりしなかったの?」
「え……、いや、だって痛いのイヤだし。
安全に経験値を稼ぎたいじゃないか。」
「…………………ああ〜……」
「どうやらレピィは分かったようね。ねえソラ、
今度は逆にこっちから質問していい?」
「な、なんだよ………。」
「なんでアンタはキノコを採ったり、モンスター
を調べたりして、力や防御力が上がると
思ったの?」
………………………!!
確かに……異世界に転生し、精霊を仲間にして
異界の扉を目指す。そんなファンタジーな
目的ですっかり思い込んでいた。
まるで「ゲームのような世界」だと。
だから採取や調査の「クエスト」を達成した事で
経験値が勝手に割り振られている。
そんな事を俺は勝手に思い込んでいた。
「アンタがどうして そう思ったのか分からない
けれど、普通 経験値を得たいのなら
モンスターを倒すものよ。」
「で、でも………そうだ!
俺 お前に勝ったじゃん!!」
「 「倒したら」って言ったでしょ。
アンタ下半身 露出してアタシを脅迫した
だけじゃない。」
そういや そうでしたね。
倒すどころか指一本触れてねえや。
「ハァ…、なんてこった。何だったんだよ
俺の2年間。マジないわー……。」
「落ち込んでても しょうがないでしょ。
別にいいじゃない、伸びしろがタップリある
ってことよ。」
「そ、そうだよソラっ!私も手伝うからさ
1から経験値稼ぎ がんばろっ!」
お前ら…………。
「そうだな、お前らの言う通りだ。
すげーショックだったけど、初心に返って
頑張るかっ!頼りにしてるぞ?」
「まあ任せなさい、でも その前にアンタ_」
「?」
「武器……どうすんのよ?」
武器は装備しないと意味がないどころか
そもそも手に入れてすら いませんでした。
思い込みってホント怖いですね。
さて、節分も終わり もうじきひな祭りですね。
え?その前に重大イベントあんだろ、
目を反らすなブタ野郎って?
ハッハッハッ!
涙が止まらないので やめてもらおうか。




