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67:我、ちょっとだけ世界情勢を学ぶ。


 訳も分からず気付けば毛玉の姿でこの世に生を受けて。

 妙なの(ルシェル=ルュスト)に目を付けられて。

 必死にもがきながらどうにかこうにか日々を過ごして。

 挙句、こんな見た目そのままの名前と人聞きの悪さ極まりない不名誉な称号を押し付けられた哀れな我っ!!


 …同情するなら蜂蜜をひと口分けてくれてもいいんじゃよ?(チラッ


 (微塵も同情の余地がありませんのでお断りします。 と、言いますか自身が進呈した品を平然と強請ってくるとかどれだけ面の皮がぶ厚いんです?)


 いやん、なんだかほっぺたつままれるような感触ががが。 …ってどうやってんのそれ?

 なんか割と本気でほっぺた(つね)られてるような感覚が~って痛い痛い、抓って捻りあげられたみたいに痛いよっ?!!


 (秘密です。

  それよりも先程から気になっているんですが、もしかしてマスター本気で忘れていません?)


 痛みは治まってきたけどまだ抓られてる感覚があるます、もうやめてくだしあ……って何を?


 (今現在、この世界で他者のステータスを閲覧できるのはマスターだけだという事です。

  名前がー、称号がー、と言っていますが自分から明かさない限り他者からは把握されないのですよ?

  万が一ステータスボードに触れる事になったとしても "欺ク者" でいくらでも誤魔化しが効きますし)


 …そう言えば以前そんな事仰ってましたね。

 なんで我、忘れてたんだろ。 いやまぁほんとは分かってるんだけどね、単に現実から目を背けてただけだって。

 厄いってレベルじゃないもん、現実さん。


 (戦わないと、現実と)


 ワンラウンドどころか秒殺間違いないんでヤです、勝ち筋見えないもん。

 我が無様に打ちのめされるのが見たいとルカは申しやがられますかっ!


 (それ、割といつもの事では?)


 否定できないけど酷くないっ!?

 我は悪くないもん、このぼでーが貧弱過ぎるのが悪いんだもんっ!!


 (マスター以外の、例えばそれなりに知恵の回る輩がその体の主であったなら今頃もっとまし…、と言いますか真っ当な生き方ができていたと思いますよ?

  純粋な殲滅能力だけで言えば世界全体で見ても上位ですし)


 争いとかやーなのです、のんびりぐだぐだ生きたっていいじゃない毛玉だもの。

 と、言いますかですね? ぶっちゃけ必要に駆られない限り他の生き物をコロコロとかしたくなかとです。

 痛いのも怖いのもやーなのに他人にはしますとかふつーに駄目でしょ?


 (…まぁ、マスターがそれでいいのであればいいんですけどね)


 それよかさっきのルカの発言で疑問が芽生えたのですが、自分のステータスが見れないならこの世界の人って称号複数手に入れた時とかどーやって把握したり切り替えたりするのん?


 (以前にも説明した記憶がありますが、ステータスボードは触れた対象のステータスを表記したステータスプレートというアイテムを生み出します。

  ただ、このプレートは触った瞬間のステータスしか表記されませんのでレベルアップなどで成長した際はステータスボードを用いて情報を更新する必要があります)


 …あ~、そいえばすてゐたすぼぉどとかぷれゑとの説明は聞いたような覚えがあるよーなないよーな。

 けどすてゐたすぼぉどってシステムが造り出した神具とかなんとか言ってなかったっけ、そんな代物誰も彼もが利用できるものなん?


 (ミラ法国が、というよりも国主であり神属であるミラ=フォールンが量産していますよ?

  尤も、管理はミラ法国側にありそれ以外の国の人間は利用する際に金銭を要求されますが)


 あらまぁ不便、ってゆーかそれって非常によろしくないんじゃござーませんこと?

 ステータスってゆーとっても大事なものの管理を一国が全権握ってるってそれ一般的に支配って言いませぬ?


 (言いますね、実際にミラ=フォールンはステータスボードとプレートによってこの大陸を支配していますし)


 駄目じゃん。

 あ、でも盗むことに成功すればワンチャン?


 (支配者がその支配の源になんの対策も施さないと思いますか?

  ちなみに遺跡などから発掘された、もしくはされていたものに関しても神の力の欠片、だのとほざいて強制徴収を行っていますね。 断った国はすべて滅ぼされました)


 詰んでるじゃん。

 てゆっかそんな好き勝手して他の神属からフルボッコにされたりしないのん?


 (この大陸に神属は三体しかいません、他の神属は既に別の地へ移り住んでいますから。

  そして、その三体の内ミラ=フォールンを除く二体は人がどうなろうと知った事ではない、というスタンスですので)


 終わってるね、この大陸……ん、大陸?

 はて、何か忘れてるような気が。 まぁ思い出せないならそう大したことじゃないんだろうけども。

 む~ん、それにしてもただ称号の変更方法について聞いただけなのに詰んでる世界情勢とかゆー知りたくなかった情報を知る羽目になるとは。

 我、この先生きていくのがとっても不安になったとです。


 (仮に世界情勢が安定していたとしてもどの道ラビが生きた優良素材なのは変わりませんから大差ないのでは?)


 その通りですねこんちくせうっ!!!


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