7:我、神様と出会う
金色に輝く小型の桃を食べたらスキルが生えた。
うん、自分で言ってて意味不明である。 美人さんや説明ぷりーず。
「へぇ、良かったね。 魔眼は結構なレアスキルだよ」
あれ? 無視?
もしもし美人さんや、無視はよろしくないよ?
それとももしかして聞こえなかったのかな?
我の心を読んでるって言ってたけど心の声って声量とかあるのかな?
よく分からないし連呼してみよう。
説明説明説明説明説明ぷりーず説明説明説明説明説明s……。
「五月蠅い」
平手で卓上に押し潰された。 むぎゅ~。
暴れてみる。 が、駄目。
今更ながらだけど我、生まれたてのせいか非常にちっこい。
端的に言うとこの美人さんの掌の内に収まる。 下手しなくてもハムスター位のサイズなんじゃなかろうか。
結果、平手でむぎゅ~されたら全身押さえ付けられる訳で。
へるぷみーっ!
「ちゃんと聞こえてるよ、だから連呼しなくていい」
だったら無視しないで欲しい。 あとこの平手も退けて欲しい、切実に。
「人に聞く前にまず自分で調べる努力をするべきだと思うよ、キミは」
調べるってどうやって?
「…鑑定スキル、持ってるよね?」
・ ・ ・ ・ ・ あっ。
で、謎ボードさんを呼び出してスキル名に注目してみた訳だけど――
{魔眼:
瞳の色を自在に変化させることができる。}
これが結構なレアスキル?
産廃スキルの間違いでなく?
と、いうかこんなスキルでどうしろと?
「単純にキミが弱いだけだよ、魔眼は使用者の能力に応じて成長するスキルだからね」
つまり今後我が強くなればこの産廃も使えるスキルに?
「視線に状態異常を乗せる程度はちょっと成長すればすぐに出来るようになると思うよ」
それ、程度言わない。 凶悪極まりないの間違い。
「魔眼の性能から考えたらその程度、にしかならないんだよ」
……我、更にトンデモ生命体化した?
「更に、って……。 ああ、そういえばキミ、今代のヴォーパルバニーだったっけ?」
!!!??
謎ボードさん情報によれば我、というかヴォーパルバニー種は固有技能の "欺ク者" のお陰で一人を除きその存在を知られていない筈。
なのにこの美人さんは我をヴォーパルバニー種だと言い当てた。
と、いうかヴォーパルバニー種そのものを知っていた。
「今代」 なんていう言い方をした以上間違いない。
さて、それでは問題です。
そんな我の正体を言い当てた美人さんは一体どなた様でしょう?
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名前:ルシェル=ルュスト
種族:神
状態:正常
称号:道化神
Lv :unknown
HP :unknown
MP :unknown
筋力 :unknown
耐久 :unknown
敏捷 :unknown
魔力 :unknown
幸運 :unknown
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oh....。