34:我、いつの間にかぱわーあっぷ?
神の謎思考について首を傾げること暫く。
よく考えたら神って駄女神のご同類なんだから理解しようとすること自体が無駄なんじゃ、と思い至り時間を無駄にした自分が情けなくて泣きたくなってくる。
泣きませんけどね、我強い子ですから。
それにほら、もしかしたらこの世界じゃ鱗が防具扱いなのかもしれないし。
鱗生やしてる生物はどれだけの量の防具を装備している扱いなのかっていう疑問はポイしましょう、ポイ。
きっと体中の鱗を全部合わせて竜鱗とか蛇鱗とかっていう防具なんだよ、きっと。
我の毛だって毟って収納してみればほら、この通り………。
『ALL』 『食べ物』 『防具』 『素材』(NEW) 『大事なもの』 『収納』
…はい、この話題やめ。
次行ってみましょう、次。
の、前に久々に謎ボードさんかもーん。
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名前:『 』
種族:ラビ(♀) 《ヴォーパルバニー》
状態:正常
称号:なし
Lv :11 (+10up)
HP :22/22 (+17up) 《35/35 (+25up)》
MP :3/3 (+2up) 《920/920 (+420up)》
筋力 :1 《2》
耐久 :1 《2》
敏捷 :8 (+3up) 《1,740 (+540up)》
魔力 :1 《666 (+254up)》
幸運 :5 (+2up) 《6,122 (+4,122up)》
【スキル】
逃げ足
エアジャンプ
《魔眼》
《言語自動翻訳》 (NEW)
【魔術】
《空間魔法》
【固有技能】
ラビ・ソバット?
《欺ク者》
《見定メル者》
《首刈リ兎》
【神授】
《道化神の加護》
《始祖神の加護》
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・ ・ ・ ・ ・ ・ はい?
両前足でお目々ごしごし。
ぎゅっと瞼を閉じて一拍の後、まばたきぱちぱち。
深呼吸すーはー。
よし、落ち着いた。
それでは皆さん、ご一緒に。
なんかレベル上がってるーーーっ!!?!?
混乱する事暫く。
現実逃避にラビ・ソバット改の鍛錬をする事暫く。
喉が渇くも水が見当たらず、仕方なく窓辺に飾られた花瓶の水を舐めてひと息。
「戦わなくちゃ、現実と。」
謎空間でルカに言われたその一言が脳内でエンドレスリピート再生されてやがられますしそろそろ現実と向き直りましょう。
ではでは、謎ボードさんかもーん。
あ、できれば我には意味ないし "欺ク者" の偽装表記はなしでおねがいしまふ。
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名前:『 』
種族:ヴォーパルバニー(♀)
状態:正常
称号:なし
Lv :11 (+10up)
HP :35/35 (+25up)
MP :920/920 (+420up)
筋力 :2
耐久 :2
敏捷 :1,740 (+540up)
魔力 :666 (+254up)
幸運 :6,122 (+4,122up)
【スキル】
逃げ足
エアジャンプ
魔眼
言語自動翻訳 (NEW)
【魔術】
空間魔法
【固有技能】
ラビ・ソバット?
ラビ・ソバット改 (NEW)
欺ク者
見定メル者
首刈リ兎
【神授】
道化神の加護
始祖神の加護
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お願いしたらどうにかなるものなのね、謎ボードさん。
そしてなんかスキルが生えた。
ラビ・ソバ改は自称から正式にスキル扱いされたっぽいね、ひゃっはー。
…いやいや、気にするところそこじゃないから。
思い出してみよう、我復活から三日後に謎ボードさんを呼んだ時はレベル1だった、それは間違いない。
つまりあれから今までの間にレベルが上がるような行動を我はとったという訳で。
魔物倒した記憶とか、ないよね?
と、なるとこの世界でのレベルアップはイコール敵を倒すだけでなく他にも方法がある?
いや、でも他に我がとった行動って確か……。
・ ・ ・ ・ ・ ・ あ゛。
よく考えたら我、根っこゴーレムと戦ってるわ。
おまけに1ダメージとはいえ根っこゴーレムに攻撃してダメージも負わせてる。
で、その後逃げ回った我を追ってきた根っこゴーレムはミヅチさんと遭遇、交戦状態に入ってた訳で。
……もしかして、我ってば根っこゴーレムをミヅチさんに押し付けて処理させといて経験値だけ横から掠め取っちゃった?
いやいや、落ち着くんだ我。
トドメを刺さなくても攻撃さえすれば共闘ボーナスで経験値が貰えるとかそんなゲームみたいな設定ある筈ないジャナイデスカ。
他に何か経験値を手に入れる条件を我が気付かない内に満たしてたんだよ、多分きっとおそらくめいびー。
うんうん、そうに違いない。
よし、問題解決。 さっさと忘れて次行こう次。
{言語自動翻訳:
本来は存在しないシステム外スキル。
システム内に登録されたあらゆる言語を理解、認識する事ができる。
所持者の発言、表記した言語も自動的に翻訳される。}
ほむ?
なんとな~くニュアンスは分かるけど実際どんなものかイマイチ分からなかったこのスキル、詳しく調べたら更に分からなくなりましたよ?
システム内に登録された言語を云々は多分そのままこの世界の言葉はすべて理解できちゃうですよ~って意味だと思われる。
その後の自動的に翻訳って具体的にどゆコト?
システム内に登録されたあらゆる言語を~、っていう文面から察するにこの世界には複数の言語があるっぽい。 ……んだけれども。
自動的に翻訳ってその多数の言語のうちのどれに翻訳されるん?
まさか相手によって見える・聞こえる言語が違うとかいうとんでも翻訳とか?
……むぅ、これ以上説明が出ないっぽいから分かんない。
これも後でルカに質問しよう、その為にはご機嫌直してもらわなくちゃだから甘味とか女の子が好きそうなもの探して貢がなきゃだけど。
{ラビ・ソバット改:
対象に固定1ダメージ、幽体にも有効
高確率で状態異常:脳震盪を付与する。}
改になってもダメージは変わりませんでした、ぐすん。
まぁ脳を揺らすためにピンポイントを狙う点以外はただ蹴ってるだけだし仕方ないか。
ところで脳の有無ってどう判断すればいいんでせう?
幽霊とかには当然無いとして、スライムとか精霊とかに脳ってあるんだろうか……?
む~、編み出しといてなんだけどこのスキルが日の目を見ることはあんまりなさそうだね。
さて、確認した結果言語翻訳さんが予想以上に優秀で文章の翻訳もできるっぽいので予定通り監視の目がないこの隙を最大限活用して知識ゲットに励むとしますか。
とりあえず書庫っぽい場所を探して本を閲覧、使えそうだったり役に立ちそうなものがあれば収納しちゃいましょう。
最低でも周辺の地図くらいは欲しいです、おうちに帰るためにも。
ステータスとかの細かい部分は身動き取れない状況でも確認できるし後回しで。
さてさて、それではお城探検と行きましょうかっ!
……書庫っぽいものを探す途中で厨房を見つけちゃったらお邪魔してもイイヨネ?




