人間のクラスメイト
早速3話も登校します。
誤字脱字があるかもですが
ご了承ください
まさか俺の担任が姉貴だったとは・・・
投げキッスをされたが華麗にスルーする。
一気に重くなった足を引きずりながら、姉貴の元へと向かう。
「おはよ!ハ・ル・キ♪」
「何で姉貴がここにいるのさぁ」
「去年お父様に連れてこられたのよ。けど、ここってすっごく楽しいのよ♪」
俺の曇った顔とは正反対に姉貴は満面の笑みである。
オヤジのやつだいぶ俺に隠し事しているなぁと
思いながら姉貴の話を聞く。
「まぁ一応自己紹介しておくわね。2年B組 担任の クロード=フィリスよ」
「知ってます・・・」ジト目
「なぁにぃ~全然乗り気じゃないのねぇ~」
「ハルキが来るって聞いて、すっごく楽しみにしてたんだからね」
綺麗な整った顔を膨らませて少し怒っているようだ。
メイド長、といい、姉貴といい、他にも色々と教えられてないことが
多そうだな・・・オヤジのやつ絶対楽しんでるよ。
と考えていると
パチンっ
おでこに軽い痛みが走る。
どうやら姉貴がデコピンをしてきたみたいだ。
「いたッ!」
「もう、なに考え込んでるのよぉl」
「今からせっかく教室へ案内しようかなぁ~って思ってたのにぃ」
「ごめん、ごめん、まだ俺の知らないことかなりあるだろうなぁーって考えてて」
「そりゃあるわよ!」
きっぱり断言された。いやだなぁ~
徐々に知っていくんだろうが、嫌な予感しかしない。
このまま姉貴に教室まで案内してもらうとするか
「姉貴教室まで案内お願い」
「おっ!いいわよぉ~、ついてらっしゃい」
他の先生方にも一礼しながら、職員室を抜ける
ガラガラ
戸を閉め、廊下を歩き始める
「1年見ない間にハルキったら、男前になったわねぇ~」
「何だよ急に、全然かわってねぇ~よ」
姉貴のフィリスとは約一年間あっていなかったのだ。
たぶん理由は人間界に来ていたからなのだろう。
「ハルキ絶対もてると思うわ」
「いいよ、俺そんなの興味ねぇーし」赤面
「あら、かわいい、お姉さんいじめたくなっちゃう♪」
「フーッ♪」
耳元に息を吹きかけられる。
全身に鳥肌が立ち、力が抜ける
ちょっと気持ちよかったのは内緒だ。
「や、や、や、やめろよ~」
「反応がピュアでかわいいんだからぁ」
「あんまりこういうことは学園ではしないでくれよな」
「学園じゃなければいいんだぁ」ニヤリッ
「そういうことじゃなくて~~」
教室に着くまで、散々姉貴に遊ばれたのであった。
俺の教室は2回にあるらしい。
『2年B組』と書かれた札の戸を姉貴が開ける
俺は姉貴が紹介するまで廊下で待っていなさいとのことだ
「おはよう♪みんなぁ~」
学生一同
「おはようございま~~す」
「今日もお美しい!」
「綺麗過ぎるぅううううう」
「いつ見ても綺麗よねぇ~」
教室内に奇声と呼ばれてもおかしくない
声が響き渡っていた
男子も女子奇声をあげていた。
「・・・姉貴すごい人気だなぁ」
いつもこうなのか?と思いながら
姉貴に紹介されるのを待っている。
「ありがとみんな♪」
「けどちょっと静かにしてほしいかなぁ~」
その一言でみんながいっせいに静かになる
オッそろそろ俺の紹介がくるのか・・・
ドキがムネムネしてきたぁ~
「今日はみんなに重大なお知らせがあるのよ」
「このクラスに転校生がきまぁ~す」
教室がまたざわめき立っていた。
ヒソヒソ声で、女かなぁ、男かなぁ
ってな定番な声が聞こえてくる。
「早速紹介しちゃおうかなぁ」
「ハルキ入ってらっしゃい」
姉貴に呼ばれたので教室の戸をあけて入る。
ガラッ
男子生徒
「なんだあのイケメン野郎は!!」
「ま、ま、まぁ俺のほうがイケメンだが・・・」
「外国の人のなのかな?」
「ウホッ!いい男!」
女子生徒
「ピギャ~~~~~」
「かっこ・・・いい」
「ぜ、全然タイプじゃないんだからねっ」
「フィリス先生は渡さないんだからぁあああ」
なんか散々な言われようだ
姉貴の朝の挨拶の時のような奇声に包まれていた
「はいはい!静かに!」
姉貴がみんなを静まらせる。
姉貴が目線で、自己紹介してといってきた。
(ただし、鬼族のことは内緒ね♪)とのことだ
「はじめまして、今日から2年B組に編入することになりました」
「クロード=ハルキです」
教室が一瞬静寂に包まれた。
姉貴の一言でまた奇声に包まれることになる。
「私の弟よ、みんな仲良くしてね♪」
学生一同
「フィリス先生の弟かぁあ」
「通りでイケテルメンズなわけだ」
「よかったぁ~フィリス先生を盗られずにすむなぁ」
「ってことは学園長の息子ってことか」
「イケメンでお金持ち・・・爆発決定ね!!」
またもや散々なことを言われているような気がする。
そんなこんなで俺の自己紹介が終わった。
落ち着いた後、姉貴が俺の席を指定してきた。
一番後ろの窓際の席を指定してきた。
「あそこが、ハルキの席よ」
「了解」
小声で姉貴につぶやく
「このクラス元気ありすぎだろ・・・」
「ね!楽しいでしょ」
「・・・・」ガックシ
満面の笑みを向けてくるが、俺の顔は苦笑いになっていると思う
早速席につくために、教室を歩き始める。
みんなの視線が熱いが気にしないでおこう。
席に着いたところで、隣の席の男子が声をかけてきた。
「今日からよろしくな!俺の名前は、相馬慶介だ」
「あぁ、こちらこそよろしく」緊張中
「まぁわからないことは俺に聞いてくれ」
「あ、あぁありがとう」
慶介は、緊張してるのかぁってな感じでクスクス笑っていた。
すっごい気さくな感じの奴だった。
まぁ頼りにさせてもらいますか。
「おしゃべりはHRが終わってからにしてねぇ~」
「はぁ~~~い」
慶介は幸せそうな顔をして姉貴の注意をうけていた。
「それじゃ出席をとるわねぇ~」
姉貴が出席をとり始めた。
いろんな奴の名前が出てきたが緊張のあまり
全然覚えられなかった。
「これでよしっと!これで全員ね」
「今日は何も伝えることないので」
「HRはこれで終わります」
「あと、私の弟いじめちゃ、だ・め・だ・ぞ♪」
またもクラスが奇声に包まれた後、
委員長らしき人の号令で俺の初HRは終わりを迎えた。
最後の一言は余計だ!と思いながら、赤面する俺であった。
しかし、俺に休息の時はこないのである。
HRが終わった瞬間に、みんなの視線が一気に俺に集中し
ギラギラ眼を輝かせながら近づいてくる。
その刹那、一斉に飛び掛ってくるクラスメイト達であった
心の叫び「ぎゃぁあああああああああああ」
怒涛のような質問攻めに混乱しまくりな俺であった。
俺の初登校はまだまだ先が長そうだ
人間のクラスメイト!終わり
次回>>お昼休みは学食へ
読んでいただきありがとうございます。
クラスメイトをいっぱい紹介する予定が
色々書いていくうちに1人しか紹介できなかったorz
次回から書いていこうと思います。