緑茶(茶葉)に関する豆知識
お茶(茶葉)を取り寄せてみると、煎れた緑茶がなんだか青臭い……。そんな経験をしたことはありませんか?
青臭いお茶をがまんして飲んだり、あるいはその茶葉を捨ててしまう?
そんなことをするくらいなら茶葉を炒って、ほうじ茶を作りましょう。
作り方は簡単。
フライパンで茶葉を木べらなどでかき混ぜながら、香ばしい香りが立つまで炒めるだけ。
茶色くなるまで火を通さずとも、その手前くらいまで炒ると、青臭さはほとんど無くなり、ほうじ茶の香ばしい香りがする茶葉に変わります。
弱火の遠火でじっくり火を通すか。
中火でさっと火を通すか。
やり方は人によって違うようですが、一つ問題があります。
それはコンロの機能によってはフライパンが離れると自動で火が弱くなったり、あるいはフライパンを載せていてもコゲ防止の機能が働いて、弱火になってしまったりします。
茶葉をほうじる注意点は、茶葉の色が茶色くなると、すぐにコゲてしまいます。
茶色に色づく手前くらいで止める、といった感じでかき混ぜながら様子を見ましょう。油断しているとコゲます。
細かい粉状の茶葉の破片はコゲやすいので、フライパンに残った黒いカスは取り除きましょう。黒くなった茶葉は苦いだけです。
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緑茶を抽出した茶葉のかす「茶殻(茶かす)」も捨てないで活用しましょう。
しぼった茶殻をお茶のパックに入れ、それで床などを磨くと綺麗になります。カテキンには殺菌作用もあるので、水だけで拭き掃除するより効果的でしょう。
脱臭効果もあるので、靴箱などに入れておくのもいいいようです。
それよりも、茶殻には栄養が残っています。七割くらい茶殻に栄養がのこっているそうです。
茶殻にはビタミン類。ポリフェノール。葉酸など多くの栄養素があるので、それを食べるのもおすすめです。──風味は抜けている感じですが、決してまずくはありません。野菜炒めなどに混ぜてしまうといいでしょう。
ただ、見た目が悪くなる可能性があるので、茶色いタレなどを使う料理に混ぜることをおすすめします。
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【おまけ】
お茶の煎れ方は65度のお湯で、と言う人もいますが、沸騰前のお湯くらいでも問題なくおいしいです。
しかし沸騰させたお湯を使うと、茶葉がうまく浮き上がらず、急須の下に沈澱した状態になってしまいます。これではお茶が出にくくなり、お茶の風味が損なわれてしまいます。
お湯を茶葉にそそぐと、茶葉が浮き上がって、それと同時に白い泡が出ることがありませんか?
それは茶葉についた「汚れ」のせいです。
玉露の粉末などが入っているお茶でなければ、表面に浮いてきた泡は取り除くといいでしょう。
玉露の粉末は上に浮いてくるので、泡だけを取り除くのは難しいです。