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いのちキラキラ
言葉の供養が困難なら
カーテンを開けて!
陽の光が涙の跡を消してくれるから
キラキラしたいのちで今日を見よう
あの人もきっとそうして生きてきた
そんな気がするから
悲しい知らせを見たとき。私は悩んでしまう。『忘れるか、ずっと憶えてるか』を。忘れるという行為は、冷たく非情に感じる。
……でも、余計な憶測を語りすぎず、ありのままにその人を忘れられる気がして。
一方。憶えてるという行為は、ずっとその人の物語を忘れずに、胸の中にしまっておく大切なことだとも思う。
どちらも大切だと思う。私は、人生は一度きりだと思っている。だけど、言葉によって、人は何度も蘇るし間違った解釈もされると思っている。
一人一人の中に『大切な人』のイメージがあって。それぞれが思い出しながら生きることによって、潜在意識の中に大切な人は生き続けるのかな、なんて思う。
大切な人の目となって。生きていけたらな。