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情けない声出して帰った日

 便秘が酷く、消化器内科に診てもらった。レントゲンを撮った結果。そんなに大したことではなかった。


 諸々な説明をしたあと、お医者さんが笑顔で言う。


「記念に浣腸かんちょうしていきませんか?」


 と。


(記念に……?)


 浣腸ってそんなノリでする物なのか? まぁ良いやと、流れでしてみた。


 なんか……大きな浣腸が出てきた!(イチジク浣腸じゃない!?)


 それがなんとも滑稽な姿勢で。半ば四つんばい。それだけでも恥ずかしいのに、ケツに触れられる。ソフトタッチで。


「あふ!」


 看護師さんは私の情けない声をガン無視で、用事を済ませていく。一人トイレに残された私は恥ずかしくて逆に笑えてきた。


 浣腸をしてから数十秒後に来た腹痛。地獄かと思った。うずくまった。


 レントゲンでは上半身を見られ、浣腸ではケツを触られ、情けない声も聞かれ、便も見られた……。


(暫くはあのお医者さん行けない!)


 思い出しただけで赤面する。 


 この話を携帯越しですると親は「大変やったな」と言いつつも笑うのである。


 ひ、必死だったんだぞー!



食べ過ぎ厳禁

便秘になったらまた浣腸

情けない声漏らしたトイレの横に待合室の椅子

聞こえてないかな

……おいこら目線そらした奴め

聞こえてただろ!

ふんふんふんふん!

べー!


 

 あー、恥ずかしかったぁ! 初体験!

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