『抗』『希望の星』
『抗』
僕は僕の人生を生きる、ある時そう決意した。
それでも尚、自分を欺き続けている。
他人というものは、嫌に効力を持つものだ。
水が低所へと流れるように、
人間の意思も穏便へと流れるものなのだろうか。
そんな自然の法則に抗うことは、正しいことなのだろうか。
水のような僕の思考は、
今日も流れ、流される。
『希望の星』
時折、なんの希望もないと悟る時がある。
自分には何もない、と。
しかしそれはただの幻痛であって、希望というものは思わぬところで輝いている。
まるで星のように。
困難に囚われている時は、視野が狭くなってしまうんだ。
だから今、困難の渦に巻き込まれている人へ贈る。
下ばかり向いていないで、上を見てごらん。
きっと星は輝いてるよ。