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30/34

30.過去3

投稿遅れました、日曜日も投稿しますので是非見てください!

「私も分かんないんだよね…あれ?あそこにいるのパトラ?」

「あ。本当だ。」

「おーい。パト………」


話しかけようと近付くとパトラの話し声が聞こえてきた。


「うぅ、()()お姉様に頬を打たれたの。」


パトラの頬には大きな痣があった。もちろん、リリアはやっていない。それを聞いた友達はパトラを慰めた。


「大丈夫?そのお姉さん最低じゃん。」

「ホント。パトラちゃん安心して。いつでも相談に乗るわ。」

「う、うん。ありがとう……みんなっ」


リリアは目の前で何が起こっているのかよく分からなかった。慌てて声をかけようとした。


「ねぇカク?これどういう状況か分かる?」

「まぁとにかく、リリアはそんなことやらないだろうし、パトラさんに話しかけてみたら?」

「うん…………ちょっとパトラ?それどういうこと?」

「!?」


パトラは目を丸くしたが、一瞬で演技を始めた。


「………お、お姉様…」

「この人がお姉ちゃん?」

「パトラちゃんに近付かないで!!」

「………」


パトラが大声を出すと、周りの人はなんだなんだとこちらを見る。リリアは困り切ってしまった。第一からして、やってないことをやったと言われても、意味が分からない。


「あのね、私そんなことしていないんだけど、貴方達の間違いじゃないのかしら?」

「嘘付かないでよ!!ほら!パトラちゃん泣いちゃったじゃない!!」

「はぁ………えっとパトラ?一回話しましょう?別の部屋を用意するわ。」

「ひぃ、う、うん分かった。」


◆◇◆


カクに帰ってもらい、空き部屋を用意し、リリア、パトラの二人で話すことになった。


「パトラ。落ち着いた?」

「ヒッ。う、うん。」


パトラの目には光が無く、泣き疲れたのかグッタリとしている。リリアはまず、どうしてこんなことを言ったのか聞くことにした。


「ねぇ、パトラ?その怪我はどうしたの?」

「え、えっと。分からない。」

「分からない?どういうこと?」

「………分からないの。朝起きたら、頬に痣があって、その後誰かに『リリアがやったと言いなさい』って言われたの。でも、思い出せない……………」

「そうなの、でもパトラは本当にこんな事やりたかったの?」


質問と答えを繰り返せど話の糸は絡まっていくばかりだった。


「ちがう………ごめんなさい。こんな事したくないのに、体が勝手に、動くの……お姉様、逃げて。私最近おかしいの。お姉様を叩いたりするだけじゃなくて、サリス製薬っていう所で、薬を作ってるの!お姉様の身が危険なの!!」

「なんて……酷いことを、分かったわ。でもパトラのことも心配よ。」


不可思議なことが増えていく中で、扉がノックされた。


「どうぞ。」

「パトラお嬢様、リリアお嬢様。就寝のお時間です。」

「あら。もうそんな時間?分かったわ。そろそろ寝室に戻るわ。お姉様。」

「ん?」

「私が何をいっても、信じないでね。」


~~~~~~


(どういうこと?これが過去にあったこと?パトラが誰かに……………操られてる?)


目の前をすぎていくリリアの記憶は頭の中で蘇っていく。その記憶は止まることなく、次のシーンに移る。


~~~~~~

30話到達!全然終わらなくてすいません…………

★★★★★、ブクマ、レビュー、お願いします。やる気UPになります!

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